2006年05月17日
What? Heavy Metal Part 5-1 Stars / Hear 'n Aid 1985
What? Heavy Metal Part 5-1
ヘビメタとは何だ その五-1
Stars / Hear 'n Aid 1985
*ウイア・スターーーーズ♪
シリーズ「ヘビメタとは何だ」、その第5弾はこの鋼鉄野郎勢揃いの曲&アルバムで。
80年代に怒涛の様に巻き起こったチャリティ・ソング・ブーム。ブームって言っちゃなんすが。アフリカ問題を何とか出来ないかと数々のミュージシャンが蜂起いたしました。一番最初はーーーー、そりゃもう、
ポップ・グループだで。
79年「最後の警告Y」そして特に2ndの80年「ハウ・マッチ・ロンガー」アルバム
で思いっ切り直接ダイレクトに叫んだ。音も丸ごと。痛いんだから痛い音でって、当然の帰結で行うもあまりに痛すぎて孤高の戦いで爆沈。ぐげー、聴いてくれないよー。今に始まったことじゃ無し。西洋と関わったその日から毟り取られて取られまくった人類の故郷アフリカ。自由と愛と抵抗の音楽ロックがあれほど黒い音楽に源持ちながら何故か他山の石でありました。そして5年後、確か最初は「サン・シティ」じゃ無かったかな。
リトル・スティーブン氏が音頭を取った。スペシャルズも「ネルソン・マンデーラ」でもう我慢出来んと提起した南アフリカ問題。サン・シティでは初めて複数の音楽人が共同で一言申そうと。「あんたら無茶苦茶迫害してやがる側のお楽しみ殿堂サン・シティじゃぜってーに演奏なんかしてやるもんか。」って主張に納得しまくり。それでこそロック・ミュージシャンだと快哉を叫んだよ。フィルムがまたキツくて最高。特に出演歴のある連中の名前入りなんてそうは出来んことだぜ。自分も痛まなければ本当の運動なんかやれんわ。
そして次が、かの「バンド・エイド」かな。
ポップ・グループが極感の北風、サン・シティも北風とすりゃ、こちらはお日様ポカポカ、マントを脱がせるためには暖かくしなけりゃ。
Do They Know It's Christmas音頭取りは、ブームタウン・ラッツのクロックワーク男ボブ・ゲルドフ氏。79年のアイ・ドント・ライク・マンデイズの記憶も消えかかったころ登場。うんあの曲にしてこの行動、なるほどと納得も、あなたにそんな人望あったのかーとちとびっくりした思いあり。実に手作りつうか、そのビデオを見て曲を聴いて真摯なる気持ちでの行いだったと思います。参加したミュージシャンの顔付きを見ても。そりゃクリスマスって、あれだ西洋の概念にしか他ならず。しかし自分達が最初に気付かなけりゃどうしょもないだろうと言う事だろうと。こうした責任は俺たちにあると。
一度火が付くとそれは劫火の様に燃え上がり、コンサート「ライブ・エイド」にまで発展。
祭になってしまうとそれは終わってしまうもの。それでいいのかこれがやりたかったことかとゲルドフ氏、何より疑問を求め続けたのは尊敬しなければあかんと思う。してその成果が記憶に新しき
昨年のバンド・エイド20の今再び「Do They Know It's Christmas」、
続く「ライブ8」。
個人的にはまずバンドエイド20のビデオ見て顔ぶれがわかんない人が多いのが悲しかったりして。「ライブ8」は、うーむ、これがあなたのやりたかったことですかと訊きたい気持ちになり。また祭になった。そもそもアフリカ問題と祭が一致するのであろうかって疑問が。そして音楽で楽しむって行為と今正に飢餓と病で苦しんでいる人たちの姿と、画面に映し出されるその姿の直後ノリノリで楽しむ。言いようの無いやるせない気持ちに。やっていることの動機は全く正しく、お前はそれじゃ何をしてるのかと自問するとますます苦悶し、私はどうしたらいいのかとなってしまいました。この難しい気持ちつうか感情、皆さんはいかがでしたでしょうか。難しいことは抜きにして、楽しくて役に立てればそれでいいじゃんって風にはどうしても思えなかったんす。
そして問題はそれ以前のバンド・エイドに続く
「ウィ・アー・ザ・ワールド」/USA FOR AMERICAだ。はっきり申してわたしゃむかついた。「俺たちが世界だ/アフリカのために帝国アメリカが何とかしてやるぜ」って読んじゃったよ。イギリス人め、お前らばっかそんな美味しいええかっこさせてたまるものかって風に取った。非難覚悟でございます。そう感じたからもうしゃあない。依頼されれば目的が目的だけに異論あれども断ることは出来んだろってのも。だいたいあんたらアメリカが元凶だろがーーーってのも。それやる前にそう感じたならリムジン乗って無いで、てめえで黙って寄付しろやってのも。それ出て貴方達は何か失うものがあるのかってのも。好きなミュージシャンの姿をそこに見た時、悲しかったよ。一生懸命やってればやってるほど。兄貴。あまりにアメリカなその楽天さが、罪はねえんだろうけど、その無垢さが無神経に感じた次第。ちがうのか?。俺がバカタレなのか。
そしてその流れの最後に現れたのが
この本題の「スターズ/ヒアアン・エイド」
音頭取りは何と”ザ・獣”ロニー・ジェイムス・ディオ氏。その実現のために、ぐわ、USA FOR AMERICAのオーガナイザー、ケン・クレイガン氏の力を借りたとゆう。時は1985年5月。結集したは件のイベントにちいとも誘って貰えなかった鋼鉄軍団に皆さん達。
と前フリだけでお時間が来てしもうた。はたして、その所業、いかなるものに思えたかは明日に続く。
(山)2006.5.17
ろっくすヘビメタとは何だのページメニュー
でかいジャケのページ
The English translation page : here.
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック