2006年05月24日

Tokyo Tapes / Scorpions 1978

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Tokyo Tapes
Scorpions
1978


*”センキュー。
ハロー こんばんわ (こんばんわー)
ナイス・トゥ・シーユー ホヘハヒホトゥナイト
アイ・オンリー・ゲット・フィーリング・トゥゲザあ
お元気ですかあっ(キャーー)
スバラシー (パチパチパチパチ)”

1曲目オールナイト・ロング終了後のマイネちゃんと観客さんとのやりとりです。
時は1978年4月24、27日の東京。場所は日本最高のロッキン・ホール中野サンプラザ0-0-0-aaa0csc-1ba4.jpg
主役は蠍団の皆様方です。
70’sのスコーピオンズ、わたしゃ確かに聞いたはずだがON年45にして再会、こんなに感動するとは思いもよりませんでした。ヘヴィもヘヴィ、朝に聴き夕に聴き、仕事中に聴き、大音量で聴き、小音量で聴きそのたんびにウルウルうりうり。大体仕事中は音楽を聴きません。何故なら聴いちゃって仕事にならんから。でもこいつは本気で聴いて頭バッキンするもよし、流してその空気を連れて来てくれるのでさえ嬉しくてたまらん。その空気で仕事も気持ちもはかどるぜよ。
何たって丁寧語MCです。メタルさんが「こんばんわ&ですかー?」だもん。ラッシャー木村、田園コロシアムでの伝説の「こんばんわ」事件に匹敵する0-0-0-aaa0csc-kimura.jpg。そして木村さんがとおおってもいい人であるようにスコーピオンズの皆さんも紛れも無くとおってもいい人達だ。確信いたす。何なら自宅に招いて、まほさんの自慢のニラギョーザ振舞ってもいいっすよ。マイネちゃんの額にピタって貼ったりして。
歓談したひ。
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こんなに喜びに溢れ、暖かさに溢れ、優しさに溢れたライブ盤はありません。
やってることは普通のハードロックです。超絶テクも無ければ、限界超えた刹那も無し。
しかし極上のメロディ、鉄壁のチームワーク。練りに練れらたお互いの心つなりじゃ無きゃ出来ん演奏。己の力量も知り尽くした上での最上のロック。
当時のミュージック・マガジンがたまたま有って、レコード・レビューみたんすが、これがまた気が無い。B級の連中がそれなりの演奏をしとるとかなんとか。書いた評論家さんよ、今また聴いてごらんよ。
その当たり前のロックがこの2006年これほど嬉しく、貴重なものか。
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達人は腹八部目で人を斬る。キルユーなのだ。
入るか入らぬか踏み絵があります。
オーラス前の曲、
「コージョーのツキ」
そう荒城の月
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けっして世界的に大スタア・バンドで無かった蠍団が、熱狂的に向かえてくれた人々、日本の民に向けての精一杯の誠意ソング。その選曲センスたるや、荒城の月。タイトル表記も漢字で。「サクラサクラ」でも「スキヤキ」でも無ければ。
何のひねりも無く、まんまでスコーピオンズ世界です。試聴なさるとしたらまずはそこから。OKでしたら丸ごと心の名盤入りとなります。
俺がそうだったからって言う訳じゃねえけど、今更でも何でも構わん。
むしろ今こそ必要な音楽だと思います。メタルでもハードでも関係無し。
そこにいたかった。またそこにおった聴衆の皆さんにも共にこの盤を作ってくれたことに感謝。
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リトル・フィート「ウエイティング・フォー・コロンブス」と並ぶ我が家お宝ライブ盤になっちゃたよ。
武士道とは死ぬことなりと申しますが、ひるがえせば、いかに生きるかってこと。その後28年を見据えてその若さで既にロックで生きることを会得した蠍団、益々ハマってしもた。
うちに来てください。私も自慢のニックロウ麺ふるまいますから。

※ジャケ・インナーがまた楽しいっす。敢えて全部貼りませんから、入手のあかつきにお手にとって是非お楽しみ下さい。
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(山)2006.5.24

ろっくす蠍団のページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(日本盤CD、アマゾン)

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試聴はこちらで(US盤、同)

70’sのスコーピオンズ動画

夢の共演UFOとスコーピオンズ、そして神さまもーのドクタードクター動画



The English translation page : here.

posted by 山 at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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