
Red
King Crimson
1974/11
*「”油断してもらいまショー”にようこそ。
私が司会のパンプアップ・ヒトシ君です。

今日のゲストはキング・コリムゾンのロバート・フリペ博士。新作の”レッド”について大いに油断して語ってもらいましょう。
ようこそロバートさん。」

黙って会釈するフリペ博士。
「えー、このショーのことはご存知でしょうか。大いに油断してもらう為にインタビューの前に催眠術かけさせていただきますが・・よろしいでしょうか?」
「私は常にロバートで有り、そしてロバートで有ります。何が起ころうともロバートで有りますから。何なりとどうぞ。」
「おお、それは素晴らしい。おーいOKが出たぞー」
みすたーマリク登場。

「それではスーパー催眠術行きます。ほーらほらほら、眠くなって来た。私がパンと手を叩いたらそりゃも、とことん油断してしまいます。また手を叩いたら元に戻るんだよ。
はい。パンッ。」
見た目変わらぬフリペさん。
「それではお訊きいたします。まず新作の”レッド”について。このレッドとはいったい何を表しているのでしょうか?」
「ぎゃはは。レッドかい。レッドつうたらこれに決まってるじゃーん。」

懐から出すサンテリー・レッド。
ぐびぐび。
「うめー。これに限るねえ。ツマミ出せ。さきいかかチーズたら。」
「ははは、ご冗談を。本当のとこ教えて下さいよ。裏ジャケにほらメーターの写真・・・」

「ぎゃはは。冗談だ。本当はこれ・・・
レッド・スネークかまーん」

「だからメーターの振り切っている・・・」
「ぎゃはははははは。本当はこれーーーー

レッド良しだ。なんつって。わっはっははははは。」
「駄目だこりゃ。それでは順番に曲についてお尋ねします。最初のタイトル曲”レッド”はインストですね。」
「歌入ってるように聴こえるーー。ぎゃはは。レッドの意味はねー、レッド・ツェペリンのレド。ボクさー、ハードロック好きなの。メタルも。」
「それは、それは。意外な。プレグレさんじゃ無かったんですか?」
「そうそこ問題は。それでショーバイしてっからねー。色々工夫したんよこれでも。でもさでもさ、最初の3秒でつかみはOKでしょ?
メタル・ハード最初の3秒で決まる法則。」
「はい、それはもう。あのイントロはどうやって作ったんですか?」
「あ、あれ。忘れました。とんと。でもさでもさ、イカしてるでしょ。元ネタあるんだよ、全体的に。」
「え、本当ですか。教えてくださいよ。」
「うーん、どっしよかなー。ええいバラしちゃえ。この曲はねえ、フランク・ザッパ様のホット・ラッツ1曲目桃のレガリアの暗黒版でっす。

「そう言われればそのような。」
「でしょでしょ。でね、ビルのぶるフォードちゃんには、山鹿流の陣太鼓とでんでん太鼓聞かせてそうゆう風にやってねって。僕日本大好きやで。」
「なるほど。」
「で、わざと奥歯にモノが挟まったみたいに叩いてねって。イライラしてるみたいで素敵でっしょ。」
「はいな。」
「で、適当なとこで溜めます。ぐーんと引き付けて、またどっかーん。俺って天才。」
「はいはい。」
「でさでさ、この曲に元ネタあるの知ってる?」
「さっきザッパさんって。」
「違うよーー。これはねえ、ゴジラ。ほらゴジラを倒しに地球防衛軍が行くとこあるでしょ。あの時の音楽。イフクベ先生ばんざい。」

「そうなんですか。」
「でさでさ、最後にイントロに戻って〆るの。ああ、完璧だ。俺って天才。」
「はいはい。あ、そろそろベースと歌のジョン上戸さんが来られる頃ですね。おーいマリク。」
マリク登場。

「はい。それでは一旦元に戻って貰いましょう。はい、パンっ。」
「私はいかなる時でもロバートである。って、何か変なこと言いましたか?」
「はい、もう充分に。堪能させていただきました。
それでは上戸さんが来られるまでお知らせをどーぞ。」
(山)2006.5.30
ろっくすキングクリムゾンのページ(次回リニュウアル予定)
でかいジャケットのページ
入手先参考(日本盤神ジャケ、アマゾン)
US盤(同)
試聴はこちらで(同)
えー、レッドの動画は有りませんので鳴り物師大活躍の太陽と戦慄ちゃん
The English translation page : here.