
They shoot horses don't they
Racing Cars
1977/2
*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
ゼイ・シュート・ホーセズ・ドント・ゼイ
レーシング・カーズ
1977年2月2週に全英TOP40チャートに33位で初登場、最高位14位にまで上がったヒットです。
このとほほな名前を持ちましたバンド、正体はと言えば、ほとんど知らないつう。あはは。唯一のあれは鍵盤で80’sにニック・ロウちゃんのバンドやデイブ・エドマンズ氏、ストレイ・キャッツ、ドクター・フィールグッドと数多の活躍をしたGeraint Watkinsさん(正確にはどう読むのかー)が在籍したバンドです。音楽、人脈共々、てこたあパブ・ロックか。
とにもかくにもこの曲
「やつらが馬を撃った、やつらなのか」
タイトルだけだとデスなメタルみたいだけんど、これがとめどなく透き通る名メロディの名曲で。
ちょうどグラム後、さらにベイ・シティ・ローラーズ後、パンク爆発前夜に英国チャートではその隙間を縫って咲く蓮華草のように、地味地味な方々がチャートをそっとにぎわした時がありました。サザーランド・ブラザース&クイーヴァー、ギャラガー&ライル、リバプール・エクスプレス、そしてこのレーシング・カーズ。何かこの時しか無いみたいな感じで。
ヒットしたって言っても、何となくそっと上がってそっと去って行く。
こっちから掴まないと消えていきそうです。掴んでも淡雪みたいにとけてしまいそうで。
何よりも、歌詞が気になって。馬好きだから(^0^)。
CDも奇跡的に出てますので機会が有りましたらいかがでしょうか。

♪
さあ、行こう くるくるお部屋を一周
この時を共に
ここに僕らは座って
こんな感じで
ともかくも
この時
説明なんか出来ないです
でも、僕らは最後までここにいるでしょう
とにもかくにも
この時間
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
回転木馬
キチガイじみた願い
貴方が落ちていく時はいつも
とても長い時間に感じる
まるでマラソンのように
舞踏会の貴婦人
説明なんか出来ないです
でも、僕らは最後までここにいるでしょう
とにもかくにも
この時間
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
彼らは馬達を撃つのでしょうか、ほんとに
♪
やばい(^_^;)。意味が掴めないよー。
想像するに・・・英国、米国では競馬で故障した馬を、苦しませないようにすぐ銃で射殺してしまいます。馬って足を重度に骨折すると生きていくことが出来ないため。
子馬の時から世話に世話した厩務員さんが、その馬を前に過ごす時間のことを歌っているのでしょうか?
They Shoot Horses Don't They
ホーセズってしたのは、共にいる目の前の馬と特定することがとても出来なかったためか。
そう考えて聴くと、このとめどなく哀しい曲調も納得出来て、たまらない気持ちになります。
映画とかでその場面を見て、しょうがないことかもしれないけど、あまりに残酷で悲しいと思ったけど・・・
やっぱりあちらの方も同じなんだなって。
割り切ろうとしてもどうにも割り切れないこと。
歌うしか。
(山)2006.6.10
試聴はこちらで(ライブUS盤、アマゾン)
The English translation page : here.
ありがとうございます。
そうなんですか。面白そう。
つうか悲惨そう。凄そう。
CSとかでやればいいなあ。