
↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。
労働者(ザ・ワーカー)
フィッシャーZ
1979/5/26
個別の話はまた別として、
どんな類の音楽が好き?
と訊かれたら貴方はどう答えるでしょうか?
私はこんなんです。
こんなんってどんな?って、
大げさじゃ無くて、ちょっと切なくて、ポップなメロディで、なんかかわゆいの。
マイケルジャクソンでは無くなってジャクソン5では有ったもの。
ちょと違うか。
自分自身、ちいとも偉くなったことなど無いので、偉くないのに惹かれるんかと。
ここに極付けの一曲があります。

労働者(ザ・ワーカー)
The Worker
フィッシャーZ
Fischer-Z
いかにも300円で中古LPが売ってそうな名前のバンドすが
結成は1976年。英国はロンドンのブルンネル大学の学友で結成されました。
パンクの時代の中、ライブハウス行脚を経て、1979年にUAと契約成功。
アルバム

Word Salad
でデビュー、そこからのシングルでございます。
1979年5月26日に英国チャート58位で初登場、
以後59-53-62位。
最高位53位。
と実にちんまりとしたヒットで。
もちろん米日じゃ、誰それ状態。

しかしてこれが・・・
実にかわゆい歌なんです。

基本はホワイトレゲエ。甲高い声で歌われる哀愁のメロ。
そうです、あのポリスと同じ。
ご丁寧なことにヴォーカルのジョン・ワッツ君の声質てばスティング氏にクリソツで。
これははたまた偶然か、それとも成功を目の当たりにしてのパクリ?
結構毛だらけです、二番煎じでも。
より哀愁度高まる。
ポリスより戦闘的ではございません。
なら、このちょっと前にチャートを駆け上がって行った”ロクサーヌ”より大ヒットしそうなもんすけど、
問題はルックスかな。
ポリスもルックスに問題有りとか当初は言われたそうすが、
こちらはもう・・・
ワッツくん、どう見てもダッサださ。禁断の前髪揃い切りまことちゃんカット。
クールな風情も演出出来んくらいボッコちゃんで、一生懸命さがダサさをさらに煽ります。
世にこうゆうのをB級バンドと称します。
何か嫌いだけど。そうゆう選別遺棄卑下呼称って。
しかし彼らに関しては他に何か呼べるか。
誇りを以て、別に誇ってないか、
愛情を以て、愛情はそりゃたくさん。

http://www.youtube.com/watch?v=dVipn_xlAho
♪
ムカつくような電車での通勤
いつだって同じ
窓の外を眺めてる
中流、そして中流の成功
おーおーおー
なんて時間の無駄だ
5つ目の駅まで睡眠続行
降りる準備をせねば

ウォータールー駅
69年製のフォード・カプリを買った

車検を通らなかった

なんて時間の無駄なんだ
労働者
労働者
労働者
労働者
いつも出掛けに妻にキスをする
しゅっちゅう疑問に感じる
”朝7時に?”
思えよ
そいつは気持ちを切り替える時間だ
別に妙なことじゃないだろ
なんて時間の無駄だ
労働者
労働者
労働者
労働者
鍵盤ソロ
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
労働者
♪
Fischer Z - The Worker tv
http://www.youtube.com/watch?v=XkYF4x7V9lE

何と切なく身につまされる歌でしょう。
こっちまで車内パニック発作を起こしそうですの思い切り通勤地獄唄。
この1週間後にはスクイーズの”アップ・ザ・ジャンクション”が50位で初登場して、
瞬く間にチャート駆け上がり国民歌になります。
あちらはド貧乏な若い恋人たち、一日11時間働いて週に一回しか風呂に入れず、
週に二千円しか貯金が出来ず、TVしか娯楽が無く、
出産のためにそのTVも売り払い、
ついに男は疲れ果てて酒と競馬一攫千金の日常になり、
女は男に愛想をつかして、兵隊とくっつく、命と引換えになれる公務員たる兵隊と、
残された野郎の嘆き歌。

1979年。
英国病の果て、インフレと不況の二重苦、固定化された沈滞に誰も彼もがうんざりやる気を失っていたとゆう。
問題は、やたらと国有化、やたらと強い労働組合のせいでの国際競争力低下だと
鉄の女、サッチャーが首相で登場。
これより大自由化の鉄槌をぶん回す。
市場開放、民営化、外資の参入自由化、
果たしてこれより15年連続の景気拡大に成功。
しかして同時に徹底的に格差は拡大。
金が第一、有能な医者やら学者やら海外へ出て行き、
移民の大量発生。より安価な労働力として。
夢の国に来たはずがこき使われるはたまらない、テロは増大す。
この国土に愛情より憎しみのみ。
用が無くなりゃ、利用価値が無くなりゃ外資はとっとと退散し。
誰のための景気回復ぞ。
どこぞで聞いたような話です。
日本にヒトラーありきならアイツだろうよのコネズミ首相が得意顔で真似して
21世紀をこんなんしたことだ。
企業が良くなり”さえ”すれば、皆の生活も楽になるの欺瞞。
先の文の「金が第一〜」からの部分が、まさかこの国の未来となるか。
ましてや天災。
それでもイギリスは産油国、それで何とかもってる部分もあるが、
うちらの国には何がござろう。
今は放射線だけ?
江戸時代に金を掘り尽くし、それを全部外国に持って行かれなければ
世界有数の産金国だったが。
私は、原発推進の為、
調査開発を邪魔された、邪魔されている海中のメタンハイドレートが一発逆転の鍵となると思う。
とにかく
石油にしろ天然ガスにしろ、言わば勝手に湧いて来て富を産み出してくれるもの、
そうゆうのが無ければどうにも持ちこたえられないのが金金資本主義てか。
オコボレを貧乏人も多少はありつけるほどの富。
まともな世の中つうのは、何主義とかどうでもよく、
普通に働き口が有り、普通に働けて、普通に給料もらい、普通に暮らせることで、
それがそんなに贅沢なこと言っておるのか?
こんなことを思わざるを得なくて、
自分がかつて夢中になった、人生を変えた、
英国チャートを今再び垣間見、こうゆう歌に出会って
今を見てます。
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(山)2011.4.21
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Word Salad
Highlights 1979 to 2004

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料(英版)
English Version
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"Fischer-z The Worker lyrics"
The hated journey on the train.
Always been the same.
Looking out windows.
Second class and second best.
What a waste of time.
Sleep for five stops in a row.
Prepare yourself to go.
Waterloo station.
Bought a '69 Capri.
failed the M.O.T..
What a waste of time.
The Worker, the worker.
The worker, the worker.
Always kiss the wife goodbye.
Often wonder why.
At seven in the morning ?.
Think it's time for a change.
Wouldn't that be strange.
What a waste of time.
The worker, the worker,
The worker, the worker.
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