2006年06月27日

The Dells Vs. the Dramatics /The Dells / the Dramatics 1974

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The Dells Vs. the Dramatics
The Dells / the Dramatics
1974


*ガンガンゴンゴンぎゅわーんの音楽の威力たるや凄まじく。HでMやHでRなロックなんすが。たまに他の音楽聴こうかなあなんて、かけ始めても結局がんがんごんごん欲しくなって、かけ替えたりして。
人生ヘビメタさんになっても不思議じゃ無いな。
な中で、針を上げることがどうしても出来ず、しかも震えが走るほど・・・いいっ・・・いいっ・・・てのはこりゃ相当なもんです。はい。
それがこの
デルズ対ドラマティックス。
がんがんとは対極の音だわ。
まずはこのジャケット。ソウル棚で見つけたら、まほさんがこれは絶対買っていいって申してくれました。ジャケ絵担当山上たつひこ氏ではありません。この絵から想像するに音はオイニー炸裂、10人の黒い人がくんずほぐれつ油ぎっしゅなソウル展開と思わば・・・
よく見るとみんなニコニコしてます。
白い歯っていいな。スイートでハッピーでラブリーな歌がテンコ盛りなのだ。
いわゆるノーザン・ソウルってやつです。
アメリカ北の地方のソウル。その中でもモータウンやフィラデルフィア・ソウルとはまた別の。
おもろいことにメタル本場のイギリスで絶大な人気あります。秘密結社とかあるんじゃないかってくらい奥の曲がいきなしチャートインしちゃったりするとゆう。ただし両方のファンはけっして交わること無いだろうけど。
ここは日本なんで交わっちゃうこと可能。
洋楽の中でも最も洋楽な音楽かもしれませぬ。
そして、十代の頃だったら絶対聴かなかったろうな。
ソウル・トレインが放送されていたことがありました。ミッドナイト・スペシャルと交互にJUNとROPEの提供で。
ロック中心のMNSと比べてソウル列車は濃い濃い。黒味が。当たり前だ。エルトンやボイちゃん出て来ないかなーとかロック野郎は待ってたりして。そしたら良く出てくるのが黒いコーラス・グループの皆さん達。
5人とか6人とか大人数で、どう見てもおじさん、かっこわるう。歌ってる人を真ん中にバックでは微妙に揃って無い一緒のフリ付けでスローモーション気味にくるりんぱくるりんぱと踊りながら歌うのよ。かっこいー。
と今思い出して思えるのはこっちも親父になったからかいのう。嬉しいような悲しいような。

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デルズはシカゴのグループ。結成は何と1952年。
ドラマチックスはデトロイトのグループ。結成は1962年。若手だ。
共に5人組。共にくるりんぱ。
只でさえ人数いるのによりによって共演させようとしたのは誰だ。ドン・デイビス氏とゆう北のソウルの正にドンなプロデューサーさんがおります。この盤でもほとんど仕切ってるそのご支配様が張本人か。
どうやって打ち合わせしたのか、その10人が誰が誰だかわからないほどごく自然に歌いコーラスする。
その音は皆さん既にきっと御馴染みです。
ホール&オーツやトッド・ラングレンちゃん達、ボイちゃんのヤング・アメリカンなどのホワイト・ソウル群でたっぷし聴いてるやつ。
だからご安心を。
ジャケ買いしましょう。
いかん。CDではジャケが差し替えられてる。
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何故だ。んならばかでかく貼りますんでそれ眺めながらどうぞ
押しは強くありません。さわさわっと。柔らかく入って来て最後には、おおおお、となる。
「君が好きだったのは僕だったってことだったらなあ」なんてバラードなんか。これ1曲でご飯3杯いけます。
どんなに毎日が厳しく、貧乏どん底だったとしても、年一回一念発起、友達に服借りてバチっと決めて、恋人通し夫婦通しで行く憧れの街一番のクラブなレストラン。
そこでこんなん、やってたら。もう最高。
音楽って玉をみんなで入れる。好みを選ばず最初からラブなプロのソウルだ。
録音はデトロイトのユナイテッド・サウンド・システム、そして南のマッスル・シュールズ。
名も出さぬバック・ミュージシャン達のワンダホルな演奏にもおひねり出したい。


(山)2006.6.27

でかいジャケットのページ

入手先参考(試聴可能です、アマゾン)

デルズ&ドラマティックス動画集

The Dells

The Dramatics - Me & Mrs Jones

The Dramatics - Me Myself & I

The English translation page : here.
posted by 山 at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ソウル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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