
LIVE 1979
加納秀人
1979/6/21
外道後の加納秀人さん。
外道後の化膿と発音だけだと地獄の沙汰でございますが、未知との遭遇なのだ。
当時は外道自体、胡散くせぇなあとよく尻もしないのに色眼鏡真っ黒で見ておった上に、
解散後ソロを出したと雑誌で知り、
その記事だけでフュージョンみたいになったと読み、
何だよ大人って結局
みたいに聞きもしないのに色眼鏡の上書きして、
まったく若いってのは未熟ゆえの知ったかぶりはひどいもんだ。
思い出しても赤面。
そのアカヅラを払拭すべく、
運良く出会ったこのCDを迷わず購入す。むろん中古だよ。

さてもその真実や如何に?
香り@ / 外道 / GEDOO
http://youtu.be/VWthxDU_YEY
安いとは言え、ウチにとっては馬券8枚の値段だに、中身うげげだったらどうしよう
ハラキリもんだな、レーザー光をPC内で落とすにドッキドッキもんであります。
ブツは1979年の6月21日(水)に、2枚のスタジオ作を出した後の東京は久保講堂にてのライヴ音源。
私にとっては渋谷陽一、水を客にかけられて退治されるのパンク・フィルムコンサートの場所です。
今はもう無いの?もしかして。

1.光に向って
いかにも秘蔵音源な秘密の音質で幕開け。
いわゆるロウファイながらバランスはバッチリなんで問題ありません。
むしろ我にとっては臨場感抜群で望むところ。
曲はインスト、ファンキイ・チューン。サックス鳴り響き16ビート。
かと言って、誰がフュージョン?クロスオーバー?って。
この手のサウンドなら何であれそう書けば簡単だもんな。
例えばラリー・カールトンらりかるさんのほぼ同時期ルーム335アルバムとはまるで感触異なるものなので
そこだけは言っといてもらわんと
レビュー記事にて外形のみ端的表現で伝えられると阿呆バカ素直な少年は道踏み外します。
ラジオで運良く出会えるようなもんじゃないんだからさ。
2.ファンタジック・モーニング
なんちゅうタイトルだ。”うっげっげっげ、げげげげゲドー!”って歌っていた方とはとても思えん。
そう思われてレッテル貼られるののがウンザリで、すっかり解脱した音楽を目指されたのだろうが。
しかして同じ方で同じドス声で、同じ塩辛ギター音で、朗々と爽やかファンキーなんだから
黒聖マーヴィン・ゲイ氏の”What's Goin' On”クリソツの導入部続けて、
スティーリー・ダンをバックにモーターヘッド、レミーちゃんが歌ってるみたいです。
そこまで書くと大袈裟だ。
が
戸惑うは確かで、しおらしい拍手会場と共に、すっかり礼儀正しい曲紹介で・・・
3.イエロー・モンキー
びっくりやで。
外道時代にやっていた
外道 - イエローモンキー(ON MBS)
http://youtu.be/Z38BNlWLPPE
が
加納秀人(GEDO) / イエロー・モンキー Yellow Monkey (1978 Version)
http://youtu.be/uSQ4b7oOpUM
になります。違う曲。それほど違う気持ちでソロに挑んだ証明か。
もともとどっかピンク・フロイドなのが
このライヴ・ヴァージョンではよりピンク・フロイドしてます。ウィーピングなハープは・・・
おお、やっぱ、妹尾隆一郎さんなのか!泣いてるとてつもなく。
そしてやっぱオシャレとは無縁の新宿地下下水臭を嗅いで
ここで既に大勝。買って良かったこのCD。
4.銀河にかける愛
またこのタイトルも・・・。愛だと。
ものすごい爽やかな歌詞で。
出所後保護観察中、歌唱歌制限中、それでも音楽するにはここまでの中、
蠢くウジ虫・・・
とかうがち過ぎだろうが、ねえ、戸惑うなって言われても無理よ。
熱演だし一応拍手の中、
5.明日に向かって
それでもどうしょもなく惹きつけられるのは、感触が、太陽にほえろ!だから。
ショーケン、ジーパン時代の。
あのファンキーはどう聴いてもフュージョンなんかじゃ無いのと同様。
6.VIVA!カリフォルニア
人がせっかくそう感じてるのに、窮地に追い込むこの〜〜。
どの口で、♪ヴィヴァア〜カリフォルニア〜〜♪って唄いますか。
おまけに会場からは手拍子の予感までする。チューブじゃないんだから。
誰がここまで加納さんを追い込んだ。
加納さんが叶さん姉妹になったくらいえらいこっちゃで
それでも声もギターも同じ人。
逆に思えば
それまでの所業を踏まえてこれをこうやるのは凄い勇気だと思う。

7.フィーリン・ファイン
さらに今度は「英語」の歌詞で、♪気持いいなあ、お日様の下を歩くって♪ってって。
恨み深過ぎ。
外道のファンはもちろん会場におられたでしょうけど、
これはもう嫌がらせの域。
さすがのジョン・ライドン氏もここまでの外道はしなかった。
8.愛と歌がある限り(ラ・ラ)
一転、アコースティック・セットです。
どこかキャット・スティーブンス氏を思い出す非フォーク・フォーク。
堅気に必死になろうとしているその筋の方か、
それともこれが根か、
それとも双方同居か、
白サザエさんと黒サザエさんがおりますように、同時におるのがこの世の真実でそれを赤裸々です。
9.メロディ
加納秀人 (Hideto Kano, GEDO) / メロディ MELODY (1979)
http://youtu.be/kTHPZGIvUYs
ライブも終盤に向かい、壇上壇下の誤解も最高潮の域?の中、平気の平左で唄いギタアを弾く兄さん。
その空気を引き裂く様子は、顔&音&サウンド、時に無茶苦茶非一致の人、ロビン・トロワーおじさん思い出す。
あの方もジミヘン学校の方、加納さんもストラト・ジミヘン学校の方と思い、
聖邪の境をいとも簡単に突破すはその血統ゆえか。
後半のギター・ソロでついにその姿が顕に・・・
その正体とは、

10.龍神〜空に舞う
GEDO 外道 / Ryujin 龍神 〜空に舞う (1976 version)
http://youtu.be/1s9Zh3LT7II
から
加納秀人 (Hideto Kano, GEDO) / 龍神 〜空に舞う Ryujin (1979 Version)
http://youtu.be/MVXN0Qt1pKw
へ。
そしてこのライブのヴァージョンに。
まさにタイトルは物語る虚空のインスト。
自己トランサーが、その勝手を徹底的にカタをつけるプログレッシブです。
眼前に赤い舌を出し、赤い炎を吐き、蠢く巨大ドラゴンの姿が現れる。
冗談じゃなく。
レスラー登場の入場曲にキャプテン・ネモなみにピッタシがが
ただしこりゃブルーザー・ブロディ級の怪物じゃないといかん。
マッチョ・ドラゴンさんですと家庭的過ぎます。
この
ラストのこのあまりの壮絶に
会場におったファン全員は、また、このCDを前にしとる見も知らずに縁を持った方々
含む俺
は
それまでの因縁をすべて水に流し
思わず共に
アンコール!アンコオオル!の手拍子しちまったであり
そしたらアンコールは
VIVA!カリフォルニア
だったりして。
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(山)2011.5.30
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LIVE 1979

ろっくす特製でかい画像ページ也。
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