2006年07月25日

Your Mama Won't Like Me / Suzi Quatro 1975

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Your Mama Won't Like Me
Suzi Quatro
1975



夏の大変身大会〜〜〜。ばふ。
スージー甘金さん・・じゃなくて
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スージー・クワトロさんの
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1975年問題作

ママのファンキー・ロックンロール

アルバム第3弾。表題曲は完璧シングルね。
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そのシングルしか知らず、長いことアルバム聴きたくてその出現を待ってました。
出たーーー。
と思ったらCDでも出てたのねえ。しかも次のと2in1てか。半分中古LPで買っちゃったじゃないか。残りは・・・意地で待つか。コックニー・レベルのやさしくスマイルのカバー聴きてー。
取り乱してしまいました。
何が問題作かとゆうと、日本盤シングルのコピー文に書いて有ります。
「ロックンロールの君もファンキーなあなたもこれにはビックリ!アイドル・スージー嬢がぶっ放す強烈な大ファンキー・ナンバー!!!」
まさしくビックリマーク3つのビックリ。75年ですからグラムは終焉を迎えてます。その時グラムの女王スージーさんはどうしたか。
ギターの温厚レン・ターキーさんと日本髪&着物で結婚式。ああ、幸せ。
とばかりも言っておられず鬼の人生RAKありゃ苦もありゃレーベル、RAKレーベルの鬼社長ミッキー・モスト氏から
働けーっ!
んなこと言ったってグラム終わっちゃいましたわどうしましょ、と毎度お世話になりますニッキー・チン&マイク・チャップマン馬鹿歌作り神様二人と相談しました。
「そりゃも、時代はファンキーだろ、ふぁんきふぁんき」
「えー、マジっすか?」
「マジす」
とばかりに作りました。
ジャケット製作担当にはこの話、伝わっておりません。思いっきり従来通りのイメージで製作。
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やられたのは日本のファン英国のファン、で、東芝EMI。
「わー、スウジーだー。きゃんざきゃんキャンキャンキャン。」と聴いてみたら
「マジすか。レコード間違って入ってませんか?」
いやー、まさか全編ファンクだとは思いませんでした、私も。
1曲目の「もちょっとチュウしたいよちょビット」から、クラビネット鳴り響き、くわくわくわくわ、けこーってニワトリ・ファンキーリフのギター、高らかに鳴るブラスです。このブラス隊は英国の誇るファンキー集団ゴンザレスからの出張隊だ。
ここだけの話すが、リズム・セクション他も、このゴンザレス隊がやってるかと思い。
だって、いきなしロックンロール・グラムやってたバンドの連中が、こんなファンク出来るかー。
しかも馬鹿ウマ。
ギターだけは夫ターキーさんに弾かせてあげて。じゃなきゃ歌わんとクアトロさん言ったでしょうからきっとターキーさん。
すげーのはチャップマン=チンの二人だな。いきなし作風180度変えても変わらぬキャッチー大名曲を続々と。
で、すげーのはスージー=ターキー夫婦。大活躍です。A面2曲B面4曲作って、これがまー、チニチャプと混ざって違和感無し。
そりゃま一日の長はあちらにありますけんど、愛の力てばえらいこっちゃ。
歌もはまってます。もともとソウル・シティ、デトロイトの方だもんな。今回はシャウトのみならず引きも充分、歌の人思う存分。

3曲目「パラライズド」は、これがリトル・フィート!!。まいった。こんなんやられたら。
4曲目「プリズナー・オブ・ユア・イマジネーション」は超低重心ファンクから10ccへはたまたリンジー・ディ・ポール嬢へ。
それで
ママのファンキー・ロックンロール
に突入。
日本盤LPには、あまりにも焦った東芝さん解説付いておらず。わかりません出来ませんと誰からも断られたか。
しかし訳はスージーさんと言ったらこの方、落流 鳥さん(いまだに読み方わからず)が担当してます。
私はこの方の訳には到底勝てません。すんません天才の転載させてもらいます。怒んないでね。
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袖もないよ あたいの服
襟もとなんて胸の上よ
あたい、行く先々で見つめられちゃうの

ジーンズだって身体にピッタリ
一晩中でも遊んじゃう
あたいを愛の戯れの相手にすれば
あなたはきっと”あたいは最高”と気付くはずよ

だっていまのあたいの勝手気ままなお仕事は
いい、愛の戯れ、売って歩くこと

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おかげで遊びまわるのそのうちに、あたいのこの名も
ずい分と悪くいわれてるよう、でもいいの
いまはそんなことは忘れて、たまらないのよ
あなたのその刺激、もっともっと欲しいのよ

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家に行こうなんていい出したらイヤ
あたいがあなたのお母さんにどうして
一体どうして気に入られるはずがあって
イヤよ、イヤよ、家には連れていかないで

つづく
えー、言っておきますけどこれはチニチャプさんが作った曲す。担当のバンド連中が離れていくのも頷ける鬼恥ずかしい歌詞。さらに拍車をかける鳥さんの訳ったら。各所文字上部に強調・・・(点)ルビ付、「愛の戯れ」の上には「チェックチュ」ってふってあるよ。
後半嫁姑問題に突入します。いきなし。
ファンクだからなあ。スケベはいたしかたなしか。
名曲だけど全英最高位31位。みんなびっくりしてるうちに時が経っちゃった。
75年つうたらビー・ジーズのジャイブ・トーキンの年ですから。アメリカで大プロモートしたら爆発したんじゃないかー。
シングルだけでなくアルバム丸ごと。
イメージ付いてるし、ファンクがまだ苦手だったイギリスでコケちゃったてのはまことに惜しいよ。早過ぎたよ。

チニチャプさんもこれだけでファンクはあかんと、コロっとウエストコースト・サウンドにまたまた変身しちゃう。
そんなー、途中でなげられてもって後半B面は夫婦で頑張った感有り。メロウにもファンク・ブルースも挑戦。
唯一のカバー「フィーバー」はボビー・ブランド氏レイ・チャールズ氏はてはフリップ&イーノまでやってるR&Bの名曲。それをばプチ・スティーリー・ダンで迫ります。
ラストの「マイケル」だけはこれまた謎のワルツ・トラッド。自分達で作っておきながら、さすがにトラッドだけは我慢出来ーんと狂気のシャウトするスージーさん。
狭間に生まれた奇跡の名盤だ。
今こそ聴かんでいざいざー。

(山)2006.7.25

ろっくすクワトロさんのページ

でかいジャケのページ


入手先参考(US盤、アマゾン)


試聴はこちらで(べすと、同)

試聴はこちらで(1曲目が入ってるべすと、同)

クワトロさんグラムから苦闘の人生動画集

Can The Can

48 Crash

Too Big

If You Can't Give Me Love

She's In Love With You

Suzi Quatro and Chriss Norman (from Smokie) - Stumblin in

Devilgate Drive 1991

ROCK FUJIYAMA - April 10, 2006 Episode #2



The English translation page : here.

posted by 山 at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | グラム・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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