
Canterbury
Diamond Head
1983
今週も”週刊ほんとにもうヘヴィメタって何なのサ”の時間がやってましりました。
担当はワーキングプアの山です。
特集は、ほぼ一月ぶり、前回は6月20日に出現したダイアモンド・ヘッド。今回は83年の3rdアルバム、
その名も
カンタベリー
カンタベリーといやあ、そりゃもうグレイとピンクの美しい場所で変拍子のプログレ天使達がキャラヴァン隊になってるとこだでや。

何でまたNWOBHMの伝説バンド、デーヤモンドヘッドがー。出身地を改めて調べてみました。イングランドのStourbridge。さー何て読むんだ。ストアブリッジかな。確かに南だ。カンタベリー。

↑ここらしいっす
76年に結成、81年に自主制作盤でデビュー後、これだけのバンドをほっとくわきゃあねえ。声がかかりました英国MCA。大メジャーだ。早速
アルバム「Borrowed Time」製作リリース。それが82年10月。最高位24位。当時何がヒットしてたかとゆうとカルチャー・クラブ「ドユウ・リアリ・ホント・ハートミー」、バウハウス「ジギースターダスト」、テイアーズ・フォー・フィアーズ、マリ・ウイルソンと悶える人は悶え狂っちゃう強力ラインナップす。あ、それと何故かビートルズ「ラブ・ミー・ドゥ」。
こんな中、アルバムで24位まで到達したんだから相当なものだと思うのですけど、MCAさん満足しなかったらしく、もっと売れるもの作れって圧力かかったらしい。作れって言ってもねえ。突進リフ番長青春暗黒まっしぐらなDHにそれ言われても。
バンド内、多分揉めに揉めたようで、ベースさんとドラムスさんが退団してしまいました。
残るはヴォーカルのシーン・ハリス氏、そしてギターのブライアン・タトラー氏の二人に。


曲作りの中心人物達のみ残る。けっこうあるパターン。だけんどもメタル・バンドでこうなるのはあまり聞きません。
この形態でこの当時で思い出すのがアソシエイツ。実際佇まいが似てる。このカンタベリーでは。

↑出てたのかー!1st
アルバム・チャート最高位32位。83年9月。
ちなみにこの月のシングル・チャートベスト10は
1 UB40 Red Red Wine
2 Culture Club Karma Chameleon
3 Peabo Bryson & Roberta Flack Tonight I Celebrate My Love
4 Genesis Mama
5 Madness Wings Of A Dove
6 Paul Young Come Back And Stay
7 Rod Stewart What Am I Gonna Do
8 Ryan Paris Dolce Vita
9 Modern Romance Walking In The Rain
10 Big Country Chance
メタルのメの字もねえよ。一段落かえNWOBHM。なことは無いかと思うんだが、前後に確かに無いよ、メタルバンド。
な中、32位だったら相当なものだと思うのですが、これでクビになったか、それとも力尽きたか、バンドは一旦解散してしまったそうです。
復活はその後、メタリカによるおかげの時。
その憂愁の美「カンタベリー」。
あっと驚く夏の大変身盤。
びっくりしたなもう。1曲目「メイキン・ミュージック」からギターの音が歪んでいません。ディストーション抜きのメタル・バンドってあるのかえ。さらに何とも軽やか。あれほど怨念満点の人たちがどうしたんだ。しかもファンク風味。
2曲目、シングルとなった「アウト・オブ・フェイズ」はさらに軽やかで、生ギターで歌い始め、モノクローム・セットかー。ネオアコかー。
好きじゃないかワシ。

しかし多分これをもって当時のメタル・ファンは多分メジャーで売らんがために日和った、軟弱になった、はては魂を売ったとスズメがキュンキュン(伝染んです)鳴いたと想像します。
だけんどもよう、こちとらその頃はニュー・ウエイブ人だったんで、そなこと幸いにしてあまりこだわり無し。
ジャンル抜きで良ければいいじゃないか。形ではねえぞ。
実際、先に進み、さらに繰り返し聴くほどに、
来る。
何ら変わらぬ、青春悶え突進音楽。
変拍子ばんばん、哀愁のメロ健在。何も大げさにしなくてもこの音を出せる境地に到達したか。
スリリングだー。3曲目キングメーカー。
5曲目トゥ・ザ・デヴィルになるともう正体隠すことも出来ず、あのダイアモンド・ヘッド24カラットに。
B面となる6曲目からはさらに悶え増大。ギターの影にU2有り。
真似したと言っちゃえば身もフタもないよ。逆にあれだけビッグになる可能性もボタンがうまくかかってたら有ったかも。
それだけのバンド、音楽です。
ただ、変拍子かーー。どうしてもやっちゃうからなあ。あまりヒット曲で変拍子は聴いたことねえ。プログレと認知されれば別だけど。
ジャンルの壁って思ったより厚い。思い込みも伴う。
8.はそのU2色が一番濃い「アイ・ニード・ユア・ラブ」。何故ヒットしなかったのだろう。MCAの責任です。きっぱり。
なのに裏ジャケで、そのMCAの担当者にに感謝の言葉載せてる。直接担当の方は相当努力されたのだろうかと。わからんちんは上だな。いつの時代も。
さてラストはタイトル曲
カンタベリー。
ピアノの調べに載せて、ちょっとクイーン思い出す美曲バラードです。
何を歌っているのだろう。
♪
祝福され立っている我 彼は恐怖の中
失望をどうぞ
抜かれた4本の刀、王に誓う
彼らは意思を共にし
殉教、死ぬために
おお、風となり殉教、身を現れ 血と共に
カンタベリーで おお カンタベリーにて
彼女は己を悪としながらも決着を選ぶ
古きカンタベリーを破壊する疫病のように
その証人となっておくれ
ここに鳴るコード、そは歴史を作り出す
おーミステリー
彼らは言う「ヤツを打ちのめせ」
「やつを打ちのめすのだ」
彼の闘争はすみやかにフランスまで波及し 誰の心に響いたのであろうか
カンタベリーの人々を苦難に陥れるために
霊妙な大聖堂
そなたの声 そはカンタベリーの声
つづく
♪
後半はミドル・シャッフルでハードに転換します。古代史メタル!
あまり意味はわからんが(^0^)。
80’sに売れそうも無いことだけはわかったりして。
んでもハマったのだ。確かだ。
(山)2006.7.27
ろっくすダイアモンド・ヘッドのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考(92年の日本盤CD中古があります、しかも安い、アマゾン)
試聴はアンソロジー盤で
この頃のダイアモンド・ヘッドの動画は無かったー(T_T)
The English translation page : here.
ラベル:ヘヴィメタ


