↑何故か不機嫌
The First Cut Is the Deepest
Rod Stewart
1977/2
本日の「完璧なシングル」は
ザ・ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト
さびしき丘
/ロッド・スチュワート
↑何故か不機嫌
1977年4月4週に米TOP40で38位で初登場、最高位は22位だった名曲です。
アルバムは米国上第2弾「ナイト・オン・ザ・タウン」から。前作シングルが1曲目の「今夜きめよう」、で次が2曲目のこれですから・・・アルバム買えよ。あはは。恐るべきグレーテストヒッツ状態。英国ではもっと恐ろしいことに何と前作「アトランティック・クロッシング」からの”I Don't Want To Talk About It”とのリャン面Aサイドで4月に1位を獲得しました。ロッドは我が国のものじゃ。ヤンキーの真似してたまるもんかいてなブリテン気質丸出しだ。
とゆうのもこの曲、イギリス人にとって思い出がたっぷし詰まっていると思われ。作は名曲つづれ織り職人のキャット・スティーブンスさん。
1967年作。ご本人ではシングル・カットしておらず(多分)、PPアーノルドとゆうお腹が悪そうなお名前の女性ブラック歌手さんが同年5月に歌って最高位18位獲得してます。
この方、アイク&ティナ・ターナーのバックで腰フリフリ重労働ダンス&バックコーラス担当のアイケッツにおった方で、ストーンズのミックさんに見初められ、「ロンドンに来ないかい、ベイビー」。イミディエイトからこのシングル出しの大ヒット。でも翌年の「Angel Of The Morning」でヒット打ち止め。話が違うやんけー。って怒ったか。でもさ、名前はそのヒット以上に知れ渡った模様です。怒ってません。
PPさんのヴァージョンは、アレンジはキャット氏ヴァージョンのまんま、歌もまんま、しかし歌唱はそりゃもう黒く、ソウルに大変身だぜ。
それも無理なし。キャットさんのは呪いの呪縛かかってるからなあ。猫印の。己の歌にするには濃い血でぶっ飛ばすしかねえぜ。
さて時は1ディケイド経ちまして、
今度は我がロッドちゃんがその呪いを解きに行きます。
カバー名人のロッドさん。イントロから変えました。テンポもスローに。そして天才だ。わーーー天才だ。メロディも変えた。
むしろこっちが主メロディだったのでは無いかってくらい微妙ながら素敵に。
録音はアルバム中この曲だけ南のマッスル・シュールズで。ドラムス、ロジャー・ホーキンス&ベース、デビッド・フッド&鍵盤バリー・ベケット各氏マッスル・ショールズ・リズム・セクション。「そこに座りなさい。ありがーたいお話いたします。」みたいな印象的ギター・ソロは誰が弾いてるのでしょう。スティーヴ・クロッパーさんのスタイルじゃ無さそうだし、ジョー・ウォルシュ兄さんのでも、エド・デイヴィス氏かな。音色が前作でピート・カーさんが編み出したあのダブリング音なのでわからん。
そこがまたすげーところだ。
この英国丸出しの歌を英国丸出しロッドさんがアメリカ最奥部南部で録音し、世界の歌にした。同時期にボブ・シーガー親分の「ナイト・ムーブス」が上位で先行してヒット中。同じくバックのシルバー・ブレット・バンドはこの時実態はマッスル・シュールズ連の人達。しかもピート・カー氏はそちらにいる。英米シャガレ声選手権となりました。比べてみると味の違いがよーくわかります。
剥がしても剥がしきれない英国ロッド・スチュワート氏だ。ただし立ち振る舞いはこの頃、アメリカン。
あ、さて
問題は歌詞でございます。
The First Cut Is the Deepest
とはいったい。「最初の一太刀が一番深手」では時代劇になってしまうぞ。好きだけど(^0^)。相当それはもう手練(てだれ)のものと見た。
拝一刀くらいの(斬馬刀胴太抜装備)。人斬り朝右門かも(鬼包丁装備)。
↑とっても不機嫌。あ、同じだ
♪
僕はハート丸ごと君に上げちゃうよ
でもそれをバラバラにしやがった奴がいる
そして君は俺の持ってるもの全てを奪い去ってしまった
でももし君がもう一度僕に愛して欲しいと望むなら
ベイビー、僕はそうする
でも僕は知ってる
最初の一撃が深過ぎた
ベイビー、アイ・ノウ
最初の一撃が深過ぎた
でもラッキーなことに 君は苦しんでいる
君は僕を愛してしまう時は もう最悪の状態だよ
↑ああ、不機嫌
まだそばにいてくれないかい
泣き出した時に涙を乾かすのを手助けしてくれるだけでいい
でも僕も確かに 君に何かを与えたいと思う
だってもし君がもう一度僕に愛して欲しいと望むなら
ベイビー、僕はそうする
でも僕は知ってる
最初の一撃が深過ぎた
ベイビー、アイ・ノウ
最初の一撃が深過ぎた
でもラッキーなことに 君は苦しんでいる
君は僕を愛してしまう時は もう最悪の状態だよ
ギター♪
まだそばにいてくれないかい
泣き出した時に涙を乾かすのを手助けしてくれるだけでいい
でも僕も確かに 君に何かを与えたいと思う
だってもし君がもう一度僕に愛して欲しいと望むなら
ベイビー、僕はそうする
↑少し笑った
でも僕は知ってる
最初の一撃が深過ぎた
ベイビー、アイ・ノウ
最初の一撃が深過ぎた
でもラッキーなことに 君は苦しんでいる
君は僕を愛してしまう時は もう最悪の状態だよ
♪
難しー。「you」と「she」が混ざっておりんす。冷静に見る時は「she」で、無我夢中のときは「you」で呼んでいるのか。悩んだ末「君」で統一しました。サビのキメの一つ手前「when it come to being lucky she's cursed」てのも難解。「カース」てのは「呪われてる」って意味じゃねえよなあ。口語ではイライラするとか悩むとかそうゆう意味らしいんで「苦しんでいる」とさせてもろた。これ以上はNOVAな人にお尋ねするしか(^0^)。
それにしても
男の作る恋歌は、甘えたさんがほぼ90%となります。そのくせけっこう強がってる場合が多し。駄目だねえ。その意味でも
いやー男らしい歌だ。がはは。
↑上機嫌〜〜
(山)2006.7.30
ろっくす英国ロッド・スチュワートのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考(日本盤、アマゾン)
試聴はこちらで(US盤、同)
この曲でユー・チューブを検索したら
The First Cut Is the Deepest←何なんだーこれは。曲はバッチリ聴けます。(昨日と同じ文句(^0^))
P.P. Arnold - The First Cut is the Deepest↑おお、最初の一太刀はばっちり有った。
The English translation page : here.
ラベル:Rod Stewart
The First Cut〜、いい曲ですね!
このアルバムの中で一番のお気に入りでした。
キャット・スティーブンスのも聞きたくて捜したっけ。
私も、歌詞を知りたくて悪戦苦闘しましたよ。
まだ若かったので、やり直すのかあきらめるのか
この微妙な恋心までは理解出来なかったです。
You Tube にはびっくり。
日本のアニメ、恐るべし!(・∀・)
上の、名前を忘れました。
キャットさんのはヒットしてると思い込んでて、探したら、無い無いって。ほんま。
そしたら大昔だーってんで驚きました。
時代無視の名曲ですね。
歌詞はもー、言い回しが独特で、往生しました。
全然違う意味だったら・・・おーのー(^0^)。
アニメに曲付ってのはチュウブにはほんと多いです。
どこがどうつながってるのかわからんのもけっこう有りまして・・・まー、曲聴けるからいいけれど(^_^;)。