2006年08月10日

Crazy World / Scorpions 1990 その1

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Crazy World
Scorpions
1990


ついに蠍楽団も90年代に突入しました。
あ、「週刊蠍団NOW!」です。担当は山です。サンではありません。ヤマです。ザンでもなし。
問題作です。クレージー・ワールドです。
蠍の「狂った狂った狂った世界」。
ついに別れてしまいました。長いことプロデュースをやってくれたディーター・ダークス社長と。長期間契約が終わって、ルドルフ親方独立を決意す。ずっと社長のスタジオそれはドイツで録音してたこの子達がまあ何とLA録音です。カリフォルニアの青い空が・・

似合わねえよ。

最初はジョビジョバ0-0-0-0-scocr-18.jpgいいんや、ボン・ジョビのプロデューサーで売れっ子さんのブルース・フェアバーン氏に製作を依頼したらしい。ところが売れっ子さんなものでスケジュール調整が出来ず、別な人を探しに探す羽目に。いました。
それはキース・オルセンさん。オルセンがおるせん。オルセン氏といやあファンタスティッなマックの方。この頃はオジーちゃんやホワイトスネークとハードな世界づいておるせん。彼のスタジオがLAの「グッドナイトLA」だった訳でそこで録音開始です。
再デビューと意気込む意気込み相当なるものや。
今まではゲストすら兄弟のマイケル君しか呼んだことすら無く、ましてや曲はがっちしルドルフ=マイネど真ん中でバンド内で作っていたとゆうのに、外部の人を協力者に迎えたつう。ジム・ヴァランスさん。先のブルース氏の紹介だったそうで、エアロ、オジーちゃん、ハート、ブライアン・アダムス家と星のような数の曲有り。全11曲中7曲で一緒に作りました。
とゆう全く違った環境の中で出来たこの作品、

問題作だ
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特に俺にとって。今年に入ってからブラックアウトからはまったスコさんたち。我慢出来ずに一挙に聴く中でことごとく無敵。全部花丸印なるも、最近のはちとやはり心配だったのだ。90’sからロックの音は変わってしまっていただけに。
それに合わせる様に国外に飛び出た蠍さん達。
心配は当たってしまった。半分。
サウンドが完全に90’sです。アナログからデジタルに。入ってる音全部。
Xマイネさんの歌にはデジタル・リバーブがふわっと追っかけてきの
X多分初めてじゃないかな、打ち込みではまさか無いとは思うが、ドラムはクリック音に合わせて録音したでしょ。こんこんこんって音がおれには聴こえます。だもんでリズムは限りなくジャスト。ローラーズのサタデイ・ナイトみたいに後半に向かって超音速で走る素敵な事態はまるで無し。
Xギター・エフェクトがこれまた全てデジタル。下音域をばっさりカットしたようなあのシャリーン音です。
カールコードでBOSSの箱通してグガンてなもんでは無し。まさかワイアレスで飛ばしてはいないと思うけど、マルチなエフェクターで、ここで一旦0・1の数字に変換されてしまってるじゃないか。CDにはぴったし。だけんど、ルドルフさんヤプスさんの口臭がそこで落とされてしまうよ。

親方、及びマイネさん、齢42を迎えて、第1次若気の至り期に突入したか????

ガキの反抗期のように親父にも「若気の至り期」てのがあります。このままもしかして老いさらばえて行ってしまうのかーーーってな。若いもんに合わせる気はねえけど、それでも俺はこれから何かを生み出せるのかーーーみたいな、漠然とした不安が。ロックを生業としている者ならなおさらかと。マンネリだーとか言われることにきっと敏感。ライブやりゃ十代の顔がどうも最近少ないし。
てなことも7割は有ったと思う。でも、実際は最新機器スタジオで録音したらこうなっちゃった・・てな部分が多かったのかも。
デジタルで編集するには、どうしてもクリックでドラム録音せにゃならん。それに合わせるには全部の音をそうせざるを得ん。
2TRから始まったロックの録音、4TRになりの8TRになりの16、24、32になりの、そしてデジタルになったら事実上無限大TR。
入れようと思えばどんな音だって簡単に重ねて入れることが出来るのだ。
無限大ってことは0と同じかもしれない。
一つ一つの音への想いが拡散する悪魔の誘いが待ってます。機材が為すことが人の手中に有った時代が終わって、目の前には化け物のような代物が。
しかもあまりにすげーんで気付かんけど、肝心なとこが抜け落ちている。
こうゆう道具は最早作るものにとって敵だと思います。
スコーピオンズ奇しくも一番近くにあるものと戦う時代が始まる。
ヘヴィ・メタルじゃなくてヘヴィ・デジタルではたしていいのか?
デジタルで生まれてデジタルで育った音楽ならもちろんそれで良しだと思います。ダフト・パンクみたいにそれで遊び、こっちも遊んで楽しむ。

で、その、売れたのだ。音の響きは時代にはまってるから。第2期蠍団絶頂期に突入。世界中で記録的セールスをば。日本は・・多分除いて。
でも、それははたしてデジタルだったから売れたのか?
否、
ルドルフ親方、マイネ兄貴以下団員はいささかも変わっていない。いつものように素敵曲の数々を作り、いつものように観客席の一番後ろで見てるもう一人の自分を見て演る。
ましてや
ロック史上最大に素直なバンドはこの時代の世界をいささかも飾る事無く歌った名曲を作りました。

出来ることなら録り直して欲しいよー。超然メタルビニール音ヴァージョンで。
それは古いなんてーもんじゃ決してなく、音楽にはそれに相応しい音ってもんがあるはずだ。

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つづく。

(山)2006.8.10

ろっくすスコーピオンズのページ

でかいジャケットのページ


入手先参考(日本盤中古、アマゾン)

US盤(試聴可能です、同)

The English translation page : here.


posted by 山 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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