2006年09月04日

Morph the Cat / Donald Fagen 2006/3/7

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Morph the Cat
Donald Fagen
2006/3/7


年に1回有るか無しかの新譜感謝でございます。
これで今年TOP10に一枚は加えられる。てってももう半年経過だけんどよう。2006年と発売年打ってビビる。もう2006年か。むむむ。

モーフ・ザ・キャット
ドナルド・フェイゲン氏。


どすこいどすこいとレコ買っておりましても、オリジナル・アルバムを全部持ってますってバンド、ミュージシャンは数少ないっす。ダンはその内の一つ
。あ、いかん。ベッカー氏のソロは買ってないや。それ以外(^_^;)。他にそんなんは、んー、ビートルズ、スコーピオンズ、ロクシー、んー、ある程度数
出してる方だとそれくらいかなあ。あ、XTCもか。70’sから現在まで意気を持続して買わざるを得ないってこっちが勝手に要求するのもそりゃキツ
イことかも。そんで丸ごと全部最高たまらんてのも数少なし。蠍団くらいか。

なので懺悔です。

ダンさん、フェイゲンさん、そりゃもう大ファンなのだ。だけんども正直激烈に聴いてしまうのはガウチョまで。フェイゲンさんの1stソロ「ナイトフライ」。なんぼ世間で名盤と言われようと、私もそりゃ作りにぬかりはねえと思うけんど聴いた回数となると。カマキリアドはもっと少ない。ダン再結成アルバムも。ソロはヒットから解き放たれ、そして味の濃いミュージシャンとの格闘から離れて、どうも自由に曲を作ることを味わうってとこが目的だったような気が。POPとかフックとか無縁な。そしてそのつもりでこちらも聴く。
別に再結成ダンのアルバムとなると、世間の注目、期待も別格で緊張感バリバリ。それが、お、もしかして来た・・来たーーーって思ったのが前回のダン「エブリシング・マスト・ゴー」でした。
そして今回のモーフ・ザ・キャット。
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これはもーふ、はっきり言ってたまらん。
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ガウチョ以来のハマリ盤。誰に言われなくっても聴いて聴いて聴きたくって聴いてます。どこがどう違うんだろ。
ガウチョ以来のステディ8ビート路線は変わらず。70’s「幻想の摩天楼」「AJA」は、バーナード・パーディちゃん、チャック・レイニー師つうグルーヴ神様おったもんで、普通の8やっても揺れる揺れる。数々の背負って来たアナログな含蓄情報満載。時代が経ち周囲の音楽が変わればそうはいかなくなってしまうのもこれまた悲しき必定で、その8にミュージシャンの顔が見えなくなって来た。さすがのダン、フェイゲン氏も孤軍奮闘だとキツいぞ。音楽は単独で作れるものでは無いから。
それでも何とかせねばならぬと、選択したのがステディなメンツでのバンド・グルーヴだと思います。
再び出発点に戻った。
そして余計なことを考えること許さぬ説明不能の曲のフック。
あの数々の泣きのメロが帰って来た。大好きなちょい下世話なくらいの。嬉しくって涙が出るわ。
歯車噛み合い良い方向に向かうと、全てがエブリシング・マスト・ゴーなり。
20世紀であろうと21世紀であろうといつだってバンド・サウンドでありましたダン団。この音を聴いて下さい。
そこに演奏する人々がおります。それ以上の人数の音は丸で無し。
完璧なシングルも復帰です。

Hギャング
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デニスが遠方から帰宅の報を私は聞いた
それについては彼女に何か悪いプランがあるって話だ
彼女はゴング姉妹を再び呼び出し中とのこと
究極の5コード・バンド結成のために

今となっては8ヶ月もだ 狂いそうな沈黙の中
彼女はついにアイデアの門を叩いた
そう彼女はグッド。そしてビッグ・ノイズ製作の準備万端
ここにて 自分の故郷にて

H団がやってきたぜ
ヒンクタウンをうろついている
おーアンタはステージボーイを解雇した方がいい
何故ってヤツラは決着をつけようと待ち構えてるハー

おう月無き夜 ヤツラは取り掛かる
ハッピーデイと称するバスに乗って
ヤツラの目論見を街から町へ、全米中をまたがり

そしてどのクラブそしてホールでも ヤツラは演る
聴衆は知る 全ての歌詞を
たとえ今時の流行歌だってヤツラは、想像不可能なサウンドを奏でると巷で評判となるのだ

H団がやってきたぜ
溢れるライトでくるりんぱ
ボーヤを解放してあげな
アンタが蹴り合いどつき合いの覚悟出来てれば

(うねるぜサックス、鳴くギター)
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H団に何が起ころうとも
ヤツラは最高だってさ
私は彼らが解散したと聞いた デニスは結婚したそうだ
そして彼女は今、中西部に住んでいる

映画がある 現在製作中
そのタイトルと言えば「願い唄」
無茶苦茶な赤毛を持った孤独な女の子のもの
歌声 夢 火のような魂

H団がやってきたぜ
ヒンクタウンをうろついている
おーアンタはステージボーイを解雇した方がいい
何故ってヤツラは決着をつけようと待ち構えてるハー

H団がやってきたぜ H団がやってきたぜ
ヒンクタウンをうろついている ヒンクタウンをうろついている
おーアンタはステージボーイを解雇した方がいい
何故ってヤツラは決着をつけようと待ち構えてるハー

H団がやってきたぜ H団がやってきたぜ
ヒンクタウンをうろついている ヒンクタウンをうろついている
おーアンタはステージボーイを解雇した方がいい
何故ってヤツラは決着をつけようと待ち構えてるハー

思い出すよディーコン・ブルース。歌いたくなるサビ。たまらんキャッチー・コピー・タイトル。

次の都会ブルース「笑い道」も来てます。真っ直ぐブルースなのに当然世界はあれ。

長く使いたくなる木のお椀音楽来ました。
毎日これでメシを喰います。
よろしく。

(山)2006.9.4

ろっくすダンのページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(日本盤、アマゾン)

US盤(試聴可能です、同)

フェイゲンさん動画集

Donald Fagen TV spot Morph The Cat

Morph the Cat (reprise)

New Frontier

Green Flower Street

Tomorrow's Girls

FM

Jack of Speed - Steely Dan live


The English translation page : here.


posted by 山 at 08:18| Comment(0) | TrackBack(0) | steely dan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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