2006年09月09日

Lean On Bill / Bill Withers 1971-1972

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Lean On Bill
Bill Withers
1971-1972


1曲を笑うものは1曲に泣く。エーン。
完璧なシングルアワーへようこそ。
司会はろっくす山です。
今日の特集は

ビル・ウイザースおいちゃん。

1971年から72年のデビューからの3連発ヒットだ。
実は4曲なんすが、泣く泣く「お婆ちゃんのお手手」は歌いません。お婆ちゃん許して。

ソウル界のジェイムス・テイラー氏と呼ばれております
。わたしゃソウル界のジョン・ケイル氏かとも思い。
なおかつ、80’sの「ジャスト・ア・トゥ・オブ・アス」のヒットにより名前がグローバー・ワシントンJrさんと思われ、アダコンさんかと思われ。某NMM誌誌上にて某鈴木と申されるソウル大御所評論家に
「ある時期ソウルに何かを持ち込んだのは確かだが結局歌が下手以外の何もので無いことがわかる4点」
と書かれた人。

殺す。

失礼しました。こんなこと書く人の言うことは信じてはいけません。人の音楽を貶める時に誰もがわかる欠点で単純に書くほど醜いことは無し。
なおかつそりゃ馬鹿。
褒めるなら別だけど。
欠点は長所で個性では無いか。
では何でこんなに人気があるのか説明しろ。
米国民は皆音楽がわからんアホだらけか。俺しか黒音楽わかってる人間はおらぬってか。殺す。

失礼しました。
何よりこの笑顔を見てそなこと書ける人は、人として信じられぬわ。


そうです。一般的に申さば多分、お歌下手です。音程不安定だし、オイットニー・ヒューストン嬢みたいに黒コブシくるくる歌い上げることも出来ません。顔だってさ。こんなです。建設現場の左官の親方顔。
でも、アイドルだったぞな。ライブ盤できゃあきゃあ黄色い声飛び交います。さすがにそれ聴いた時は焦ったけど(^0^)。
なーんでか。
曲を聴いてもらえばわかる。あ、その某評論家はわからんかったか。
では、映像を見ればなおわかる。
それでもあかんですかー。なら俺が歌います。止めてくれるながおー。
まずは
71年のデビュー・ヒット

エイント・ノー・サンシャイン
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黒チャート最高位6位、POPチャート最高位3位に君臨。

太陽は消えてしまった アイツがいなくなってしまった時
アイツがいなくなって 寒い
太陽は消えてしまった アイツがいなくなってしまった時
そしてアイツがいなくなる時はいつもあまりにも長過ぎる時間

この時を思い どこに行ってしまったのかアイツは
いったいどこで生活しているのだろうか
太陽は消えてしまった アイツがいなくなってしまった時
そしてこの家は最早、家じゃ無い アイツがいなくなってしまった時

知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 
知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ
知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ 知ってるさ

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へい、俺は若さに任せて放っておけばいいのか
でも太陽は消えてしまった アイツがいなくなってしまった時 暗闇だけが毎日
太陽は消えてしまった アイツがいなくなってしまった時
そしてこの家は最早、家じゃ無い アイツがいなくなってしまった時

いつだって アイツが行ってしまうと
いつだって アイツが行ってしまうと
いつだって アイツが行ってしまうと

知ってるさ攻撃で息継ぎ限界っすよ。カラオケで挑戦時の山場となること請け合いです。
究極の失恋歌、もしくは大切な誰かを失った時、家は家ではありません。

2曲目は
リーン・オン・ミー
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僕達の生活 時にはみんな痛みを抱えてしまいます
みんな悲しみを持っています
でももし賢かったら
僕達にはわかる いつだって明日があるって

僕を頼って どうにも強くなれなかったら
そして僕は君の友達になろう
何とか乗り切るのを共に
長いことかからないために
僕だって
誰か頼る人が必要なんだ

どうかプライドを放り投げて
もし僕が君が必要とするものを持っているなら
誰も満たすことが出来ない 君が必要とするもの
それは言葉では言い表せない

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ただ僕を兄弟って呼んで 手を君が必要とするとき
僕達みんな誰か頼る人を求めているんだ
僕は多分問題を抱えている 君も理解しているような
僕達みんな誰か頼る人を求めているんだ

僕を頼って どうにも強くなれなかったら
そして僕は君の友達になろう
何とか乗り切るのを共に
長いことかからないために
僕だって
誰か頼る人が必要なんだ

ただ僕を兄弟って呼んで 手を君が必要とするとき
僕達みんな誰か頼る人を求めているんだ
僕は多分問題を抱えている 君も理解しているような
僕達みんな誰か頼る人を求めているんだ

もし神様がいるのなら 君は我慢しなければ
何とかするために
僕は道の真ん中で待っている
君の神様を分け合おう
もし君が僕を呼んでくれるなら 呼んでくれるなら 呼んでくれるなら もし友と
呼んでくれるなら

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後に英国のマッドがカバー。80’sにはクラブ・ヌーボーがニュージャック・スイングで変身カバーします。

3曲目は

ユース・ミー
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ミー・シリーズ第2弾。ワッツ103丁目バンド大活躍。どファンキー・ミドル・ビートで、もうもうもー
カッコイー。その鞭ビートで歌うは

俺の友はそれが約束した義務だと感じている
彼らは何とかして俺に言い続けようとしている お前が望むこと全ては俺を使うことだ
でも俺の答えは イエー、俺をとことん使うもの それは
みんなに言いふらしたい もしそれが上手く使ってくれるものと感じられるなら
おーアンタは俺を使い続けてくれ 俺を使い切るまで
俺を使い切るまで

俺の兄貴は 俺を横に座らせ 話しかけてきた
ヤツが言うには 「お前には俺のような道を歩かせたくないんだ」
そして俺には確かに ヤツの言うことがわかる イエ でも俺たちの会話はそれで終わり
俺は兄貴に言った「もしアンタがただわかってるのなら アンタが俺の靴の中にい続けたいってことを 
アンタは俺を使い続けてくれ 俺を使い切るまで
俺を使い切るまで」

おー、時々 イエー 本当だ アンタは俺を酷い目にあわせる
アンタは上流階級の群れの中に入り込むことに成功 そしてお前の振る舞いはマジむかつく
でもオーベイビイベイビイベイビイベイビイ アンタが俺を愛する時 俺は我慢できないぞ
俺は そして俺はみんなに言いふらしたい もしそれが上手く使ってくれるものと感じられるなら
おーアンタは俺を使い続けてくれ 俺を使い切るまで
俺を使い切るまで

アンタについて話しているんだ 俺を使っている でもそれは全部アンタ次第 あんたのすること全部
アンタの使い方次第ではそうは悪くない
だって俺だって確かにアンタがするようにアンタを使っている
あーは アンタがするようにだ

一転、厳しい世の常ソング。
西ヴァージニアの炭鉱生まれ。6人兄弟の末っ子、父ちゃんは若い頃に死に、母ちゃんと婆さんに育てられ、海軍に入隊し、音楽家を志し、ボーイングで飛行機のトイレ・シートを作りながら夜はデモテープを作り続け、31歳にてデビューした男、ビルさん。
歌に説得力感じるか否かは全てアンタ次第だと歌っています。

うーん、時間がー。でも気になる
Grandma's Hands
の歌詞。黒チャート最高位18位。POPでは惜しくも最高位42位で、2曲目のヒットとなります。

お婆ちゃんのお手手
教会で手拍子 日曜の朝
お婆ちゃんのお手手
タンバリンがとっても上手
お婆ちゃんのお手手
何事にも用心用心してたものです
彼女は言ったものだ
「ビリー、あんまり速く走っちゃ駄目だよ、コップのガラスのかけらが落ちてるかも。」
「そのコップの中にはヘビがいるかもしれないし」
お婆ちゃんのお手手

お婆ちゃんのお手手
落ち着いた田舎の独り者のお母ちゃん
お婆ちゃんのお手手
時々癇癪起こしてふくれ面
お婆ちゃんのお手手
あの娘の顔を起こして 言います
「ベイビー、お婆ちゃんにはわかってるんだよ
お前が本当に好きになる男の人は、神様が決めてくれるんだ。」
お婆ちゃんのお手手

お婆ちゃんのお手手
キャンディを僕にくれたもんだ
お婆ちゃんのお手手
僕が落ち込んだときいつでも起こしてくれた
お婆ちゃんのお手手
ぼーい、いつだって手の中に有った
彼女は言ったものです
「マティ、子供をぶっちゃ駄目だよ
あの子を叩いてお前は何をしたいんだい?あの子はリンゴの芯なんか落とさなかったじゃないか。」
でも僕にはもうお婆ちゃんはいない

もし僕が天国を得るなら お婆ちゃんのお手手を探します

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こんなお婆ちゃんですね、きっと。

(山)2006.9.9


ろっくすビルおじさんのページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(日本盤、アマゾン)

試聴可能です、US盤

岩顔な動画集

Ain't No Sunshine (1972)

Lean On Me

Grandmas Hands / Use Me

Lean On Me - Club Nouveau

いつまでも有ると思いません↓こっそり先取り

Lovely Day (1988)

Grandma Hands

Just the two of us






The English translation page : here.
この記事へのコメント
ごめんなさいごめんなさい。この人を「グローバー・ワシントン・Jr」だとつい数年前まで思っていたのは私です。80年代初め、「けっ、AORかよ」と思っていたのも私です。しかし今は、ロックの伝道師Yさんのお導きにより、めでたくベスト盤を入手し、大切な一枚になっております。
それにしても「歌がヘタ」という評価方法があったとは。
そうゆう人はNHKののど自慢の審査員になると良いと思います。
Posted by ショコポチ at 2006年09月09日 23:37
そんなー。私だってあの曲で歌ってるのがビルおいちゃんだって・・・まさかーって思っておりました、当時(^0^)。

あの評論家さんは「歌がヘタ」プラス「新人がこんなレコードを出したなら見向きもされないだろう」ってドドメを書いておりました。
殺す
失礼しました。
つうか、そうゆう書き方をして色んな聴き方がある音楽を殺すのは、音楽にとって重罪人だと思います。
そうゆう風に斬るのが偉いみたいな風潮、東西を問わずあるけど。
気に入らない時は何でも理由を付けられるものであるから、わからないなら沈黙すべきだと思うのだけんど。

腹に据えかねるほどの時は爆発も仕方ないけどなー。それは覚悟を必要とします。

殺す
って言われるかもしれないことを(^0^)。
Posted by 山 at 2006年09月10日 09:53
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