2011年11月24日
月刊突然レゲエ・チャートVOL.3/1974年11月号 Monthly Suddenly Reggae Chart 1974/11
月刊突然レゲエ・チャート
VOL.3
1974年11月号
どもどもヤマです。
いよいよ真冬に突入、いかがお暮らしですか?
いい子にしてた皆様にお届け。
第3号です。
月刊突然レゲエ・チャート。
1974年11月の英国レゲエ・チャートTOP30はいかがですか?
月毎のチャートですから月一回です。
当時のイギリスのレゲエ・レコード専門店各店の売上を集計したリアルなものとなっております。
本場ジャマイカと直結且つ地元バンドとゆう天国な次第。
トボけた顔してチャチャチャ、
ウキウキ楽しいミュージック満載だよ。
UK REGGAE SINGLES TOP30 1974/11
TOP30 Play-List
http://www.youtube.com/playlist?list=PL72B48D99D7221114
30.☆ - Green Hills - Earl George (Count Shelly 056)
http://youtu.be/rPieh4tzccs
別名”ジョージ・フェイス””ジョージ・アール”。ジャマイカ産です。70年デビューで五木ひろしさんに相当する方か。
甘い歌声でのンチャ歌謡曲のこれははたしてソウル・カバーなのか?思い当たらぬ己の未熟さ。
正直飛び抜けて傑作とか力んだものでは無く、普通。普通は大切だな。
29.☆RE Duppy Gunman - Ernie Smith (Attack 8071)
http://youtu.be/aBNczcX-QXs
9月のチャートで16位、10月に圏外に消えて復活のアーニーさん、アヤアヤ言ってる童謡風レゲ。
モノの資料によるとこの方、1972年のヤマハ・ミュージック・フェスティヴァルで、もち日本、
参加して優勝したとのこと。
Life is Just For Living
http://youtu.be/mrBNsLoNcqw
この唄で。うむこれなら優勝しちゃうかも。元々ジャマイカ・ビール”Red Stripe”のCM用の曲だったとな。
28.☆ - Your Smiling Face - Gregory Isaacs (Magnet 040)
http://youtu.be/I-nSDBWjzm4
あだ名は”クール・ルーラー (Cool Ruler)”、”ロンリー・ラヴァー”、
ジャマイカのフランク・シナトラと呼ばれますグレゴリー大王の新曲です。
もしかしてジェイムス・テイラー兄さんのあの歌のカバー?年が違うで。
憂いだらけの歌声とメロ。冬だからかな。って熱帯じゃん。ジャマイカ。
冬になるといささかでも涼しくなるのでしょうか。それでこの落ち着いた感じになるんかな。
はて。
27.☆RE Help Me Make It Through The Night - John Holt (Trojan )
http://youtu.be/hMTlLeiijAA
9月チャートで8位、10月には圏外に落ちた米歌謡曲カバー・レゲエの大傑作、大ヒットがここに復活です。
この流れで聞きますと妙に浮いてるウルトラポップ。わたしゃこの路線が素直に好きなんすが
26.←11 Margaret - Dennis Walks (Count Shelly 055)
http://youtu.be/X9oelGgz1jc
9月には1位のポップでキュートなナイスチューン。間奏の弦とギターと笛の掛け合いに目涙です。
24.←19 Atlantic One - Ansell Collins (Attack 8075)
http://youtu.be/tiSq1hiY218
ジャマイカにこの人ありとゆわれます名鍵盤師アンセルさん十八番のインスト大西洋一号が、ちょいとダウン。
これヘッドフォンで聞きながら街を歩けば何か無敵な気分になることうけあいですがな。
24.☆ - Be Thankful - Rocking Horse (SYDNA 5026)
http://youtu.be/FQh1U7e8f9U
さー何者さん?ヴィクター・チンと申す妖しい方がプロデュースのスイート・ソウルなブツ。
当たり前のように作曲者のクレジットが盤面に無し。てことは無断借用カバーかな。
思い当たる曲無し。起承転結不在でヒットの理由がいささかわからん。歌はもちお見事なれど。
脱力感まるだし普通レゲです。
23.←15 Please Don't Make Me Cry - Winston Groovy (Harry J 665)
http://youtu.be/dWBNLNXD4B8
何回聴いてもイントロのテクノが異世界な歌謡レゲエ、少々ダウン。
22.☆ - No More Will I Roam - Dennis Brown (SYDNA 5027)
http://youtu.be/quOEB8hrn5M
イギリスが主戦場の”レゲエの貴公子”デニスさんの新曲。
んで、これが大問題。イントロの♪おーーーおえおうりおー♪の部分、
ほれたしかあの歌の・・・うが、ここまで出てるのに思いだせん。
何だったっけなあ。有名だよ。ものすごく。
誰かお助け〜。・・・まだ思いだせん。身悶えです。
21.←23 Grandma Grandpa - The Pioneers (Trojan 7931)
http://youtu.be/NB0yppIw0E4
名門パイオニアーズの♪すぱんぷでいぽぺぽんだあ♪ってウキャラカスキャット出だし歌謡上昇です。
-----------
20.☆ - The Real Me - Earl George (Queen Bee 02)
http://youtu.be/is-wSdl7NxE
40位で”Green Hills”で登場済みのアールさんが別なレーベルで2曲同時ランクインです。
突然ブレークには何か理由がござるか?これがわからん。これも地味ですし。
リアルなミー歌う歌詞に秘密ありか。うむ。
19.←4 Rock Your Baby - The Maroons (Harry J 6683)
http://youtu.be/UTeUP221vzk
全米1位、フロリダはTKサウンド発祥、ジョージ・マックレーおじさんのロック・ユア・ベイベー
George McCrae - Rock Your Baby
http://youtu.be/0vIr19aoHQI
のレゲエ・ナイス・カバーがどかーんと落下。本家と競合したかな。たまらんだけどな。
?18. - Night Fall - Milton Hamilton (Magnet 048)
乳酸菌飲料みたいなお名前のミルトン・ハミルトンさん初登場。
どなたすか?さすがのチューブにも音源無く、謎が謎呼ぶ謎深まるばかりの晩秋や。
17.☆ - Enter Into His Gates With Praises - Johnny Clarke (Lord Koos 42)
http://youtu.be/QiWpLKvXnV4
55年生まれだと申すからバリバリの若手ですジョニー君。何かとわからん情けないレゲエ好きでもこりゃわかる。
ラスタだ。そしてロック色強し。今にも暴れ出しそうなハード・ギターの気配が暴れないまま終わる。
これもまた終わりなき過程のレゲエだ。
16.←17 Sixpence - Max Romeo (Ackee 529)
http://youtu.be/Wd3IDrAYoVY
童謡レゲ王、マックスちゃんのかわゆいのがちょい上昇。カリプソぽいのも好きす。
15.☆ - Changing Partners - Barbara Jones (Attack 8077)
http://youtu.be/GXBJp-zXyzQ
これからどんどん大スターになりますバーブラさんの問題作。
何が問題って、この歌ってば
いとしのクレメンタイン
http://youtu.be/efVt4B6W4UI
に似てませんか。何故クレメンタインか考えると夜も眠れません、三球・照代の地下鉄漫才状態になっちまいます。
14.☆ - Drift Away - George Dekker (Harry J 6685)
http://youtu.be/pOVLoqY8TqI
多分すね、パイオニアーズのメンバーであの”イスラエルちゃん”のデスモンド・デッカー氏の兄弟の方です。
ソロでチャートインはテキサスの快男児ドビー・グレイ氏の73年全米最高位5位のヒットのカバー。
Dobie gray- drift away
http://youtu.be/gr_eVcCAUXo
イギリスでは何故かまるでヒットしなかったのでこれ幸い。レゲエとの相性もバッチリです。
13.☆ - Number One In The World - U. Roy (Cactus 30)
http://youtu.be/Hp9oI5ByR5M
元祖DJ王Uのロイさん不吉順位で鬼ランクイン。
Hall & Oates - Soldering
http://youtu.be/kP7hChZgWyY
が彼の曲だとゆうことを今更気付いたですが、とにかくちょろりと書けるもんでは無い大物さん。
ボブ・マーリー氏のアイ・ショット・ザ・シェリフのあの有名な下降フレーズを織り込んだ
キンタな歌とトースティング中間だよ。元祖ラッパーの迫力たるや・・・
迫力だけはすげーわかる。
12.←2 Time Tough - Toots And The Maytals (Dragon 1024)
http://youtu.be/TXxOU49TVKA
野獣トゥーツおっさんとメイタルズの絶頂期の鬼歌がひと月経ったら10こも下がりやがった。
11.←12 Hold My Hand - The Starlites (Attack 8070)
http://youtu.be/y4QHgdl5OJw
反復横跳びなスカの鱈ちゃん5つの歌がちょい下げ。ひと月経ってもやっぱキュートだ。
-----------
10.☆←12 Don't Look Back - The Eagles (Cactus 33)
http://youtu.be/-ffmAkJnuRs
マジかよ、イーグルスがボストンの曲をカバーすか?しかもレゲエで!
ちゃうねん!歌がベスト10入り。
こうゆのは凄く愛されるは納得。ホッといたす。
9.☆ - I Had To Let It Out - D. D. Dennis (Magnet 046)
http://youtu.be/pDfRdP9XnZQ
すげーエエ加減に芸名付けられたようなDDさんのエキサイティングな出だしのソウル・レゲエ。
いささか元気のない最近の空耳アワーに出せばさらに元気ながなくなるような箇所ござい。
♪夢の島〜〜♪
クレジットによれば彼のオリジナル。インチキしてなければ。あはは。
8.☆←10 Sex Grand National - Matador And Fay (Magnet 041)
http://youtu.be/WbpAQWbcP1k
トースティング掛け合い漫才ダダイズム歌が躍進です。
7.☆←13 I Admire You - Larry Marshall (Black And White CP 4326)
http://youtu.be/cCEtNc1C5B8
ベンEキング師の自称弟子筋のベテラン歌手、ラリーさんのソウル・レゲエが大ジャンプ。
スイートな夜は終わらない。
6.←3 Can't Resist Your Tenderness - Ginger Williams (Paradise 01)
http://youtu.be/kxEffOWeQ-w
今こそジンジャーの時代。体ぽかぽかな生姜ヴォイスをお楽しみください。
5.☆ - Enter The Dragon - The Upsetters (DIP 5031)
http://youtu.be/C_T7UWSkhpg
うお。出ました。怪奇骨董狂気狂人男、リー・ペリー師率いるアップセッターズのウルトラ・ダブ。
タイトルの”燃えよドラゴン”とは全然関係なし。有るか。言ってるから。エンター・ザ・ドラゴンって。
でもあの有名な曲のフレーズは小指の先ほども登場せず。カンフーな東洋風味も無し。
徹頭徹尾暗闇で悶える赤鬼黒鬼世界でして、こんなプログレなブツがよくもまあこの順位で。
やっぱ
タイトルかな。
んでも、何だこりゃと思いながら聴くのをやめられませんとんでもありません存在です。
B面は
Exit The Dragon
(爆)。
4.☆ - Play De Music - Tinga Stewart (Trojan 7934)
http://youtu.be/ahyOGGXXkcI
ジャマイカの歌謡コンテスト荒らしと呼ばれてます兄さん、どかんと初登場。
このすげえジャマイカなまりの歌はいかがすか。さすがこの順位で来るだけあって魅力あり。
レゴとか歌詞に出てくるし。
3.←1 Everything I Own - Ken Boothe (Trojan 7920)
http://youtu.be/96zRauey60A
ブレッドの名曲カバー、大ヒットが1位から陥落。これはレゲ人だけの歌ではありません。
2.☆ - Hurts So Good - Susan Cadogan (DIP 5030)
http://youtu.be/9iULJsJhxhE
全英チャートでも翌75年の4月からヒット、最高位4位になる歌がいち早くレゲエ・チャートに。
曲は1973年全米最高位175位、R&Bチャート最高位13位のミリー・ジャクソン姉御のソウルヒットのカバー。
MILLIE JACKSON - HURTS SO GOOD
http://youtu.be/mhKgwy7HO2Q
オリジナルの凶悪迫力に比べてグッとキュートにいたしましたプロデューサーは
あの先ほどのキチガイ、リー・ペリー師。
確かに気付くとバック・トラックは霊界で。
でもまあさすがに台無しにするような妙な叫び声とか入れてません。
逆に寒暖相反する奥深い魅力を醸しだしてますね。ね。ね。ね。
1.☆ - Ire Feeling - Rupie Edwards (Cactus 38)
http://youtu.be/sZZlQqG7hEg
突然初登場1位は、プロデューサー且つシンガーのルーピーさんの同時に全英チャートでも大ヒット、
最高位9位となるバカうけ歌。
別名”Skanga”。
何じゃその”スカンガ”てのは?
好かんが、か。
意味など・・・ござろうはずもなく。アバンガルドな、まあガキが喜ぶ類の意味なし掛け声って
大人だって楽しいじゃん。
だよな。
すんごい意味合ったりシて。知らんのはポンニチ人のアタシみたいんだけとか。
英国人とか笑い転げとかしてたりして。
あ、そうゆうの、なんか好かんが。
ってたって
異国の話に首突っ込んでんだからしゃあないですわ
なダブ歌です。
*********
以上30曲、いかがでしたか?
アッと驚く15曲が初登場とな。
再エントリーが3曲で、
てことは18曲も前月から消えたって。
いくら何でもこんなことは前代未聞かと。
消えたのがダメダメ歌じゃけして無いだけにこの大変化はいったい?!
新曲で目立つは憂鬱感とゆうか脱力感とゆうか。
燃え上がる感じが・・・前からKOOLすがレゲは。
何ぞまったく別な段階に入ったかのような。
何かこのひと月の間に重大な事件が起こったのか。
ご存じの方はご一報を。
ご存知でなくても記すべき月であることは確かで
ちょと不安もあり、期待もありの
来月、12月号で
またお会いしましょう。
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(山)2011.11.24
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Trojan Records Story
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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UK REGGAE ALBUMS TOP20 1974/11
1. In The Dark - Toots And The Maytals (Dragon DRLS 5004).
2. Let`s Get It On - Ken Boothe (Trojan TRLS 85).
3. Jah Woosh - Jah Woosh (Cactus 103).
4. 1000 Volts Of Holt - John Holt (Trojan TRLS 75).
5. Dusty Roads - John Holt (Trojan TRLS 85).
6. Reggae - Herbie Mann (Atlantic K50053).
7. Presenting Winston Groovy - Winston Groovy (Trojan TRLS 88).
8. Miracle Worker - Sydney Rogers (Ethnic 2214S).
9. The Dynamic Junior English - Junior English (Cactus CTLP 102).
10. Picture On The Wall - Freddie McKay (Attack 1013).
11. Reggae Fever - Byron Lee And The Dragonaires (Polydor 246 0229).
12. A Love I Can Feel - John Holt (Attack 1010).
13. Burnin` - Bob Marley And THe Wailers (Island ILPS 9256).
14. Harder Shade Of Black - Santic All Stars (Santic 001).
15. Kingston Rock - Horace Andy (RCA INTS 1487).
16. Rave On Brother - Various Artists (Attack 1012).
17. 20 Tighten Ups - Various Artists (Trojan TRLS 90).
18. For The Good Times - Now Generation (Trojan TRLS 78).
19. Only One Of Its Kind - Various Artists (DIP 5024).
20. Big Bamboo - Various Artists (Attack 1011).
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