2011年12月02日

アロウ・スルー・ミー/ポール・マッカートニー&ウイングス 1979/8/14 ARROW THROUGH ME - Wings (Columbia)



アロウ・スルー・ミー
ポール・マッカートニー&ウイングス
1979/8/14


♪ふんふんふん、ふふふんふんふん♪

「お、鼻歌かい?上機嫌だね、おいちゃん。」

「お、坊主か。そうゆう訳ってわけじゃないよ。
人は鼻歌を唄ってるからと言って幸せとは限らないものなのだ。」

「何を朝から幼稚園児に向かって哲学的なことを言ってんだろね、この人は。」

「すまん、わからんかったか。ワシにもわからん。ああこの世はわからんことだらけ。」

「今度は詠嘆かい。」

「ダメすか?詠嘆しちゃ。」

「いいすよ。好きにすれば。聞いてないから。
んでも
ま、時間の無駄だからいつもの始めたら。」

「聞いてくれないんかい。仕方がねえ、始めるか。



えーーー
毎度長らくお待たせいたしました、嘆く親父のレコ屋でござーい。
今日、持って参りましたお宝はああああ・・

ところでちょっと聞いてみるけどよ、
坊主はポール・マッカートニー好きかい?」

「好きも何もちょいとうるさいよ、僕は。ポールに関しては。」

「幼稚園児が呼び捨てかい。偉大だよな、ポールって。
はともかく
イエスタデイは好き?」

「嫌い。」

「ヘイ・ジュードは?レット・イット・ビーは?」

「大嫌い。」

「ロッキー・ラクーンは?」

「もー大好き。」

「おおお。お主って・・・
じゃアナザー・デイは?」

「超大好き。」

「あの娘におせっかいは?」

「ウルトラ好き。」

「愛しのヘレンは?」

「好き好き好き。」

「チタン男に磁石野郎は?」

「好き。それ違うよ、何か。曲名が。」

「マイ・ラヴは?」

「嫌い。げ。気持ち悪い。」

「メイビー・アイム・アメーズドは?」

「うへ。大嫌い。」

「セイ・セイ・セイは?エボニー・アンド・アイボリーは?」

「そんな唄、思い出させるなよ。ぐえ。」

「カミング・アップは?」

「いくら何でもカミングアップ。
アンタ、これ、永遠に続けんの?」

「ふーん、そうなんだ。
じゃ

アロウ・スルー・ミー
ARROW THROUGH ME


は?」

「ずぎゅん。
すごいとこ突いて来ましたね。
好きです。マジで。」

「やったね。今日はそれだよ。
アルバム
原点回帰
バック・トゥ・ジ・エッグ
Back To The Egg




から何やかんやで最後のシングルカット。米カナダ日他限定シングル。



で、ほんとうに最後の最後のウイングスでの最後のシングルだ。
アメリカでは23回目のチャートヒット、21回目のTOP40ヒットとして
1979年8月25日に83位初登場、
以後73-63-56-(9/22)39-33-30-(10/13)29-46-(10/27)93位。
最高位29位。何とも・・・。
日本では
1980年1月27日に洋楽チャートで40位。
それだけ。一週だけって。むあ。」

「ふん。ヒットしようがしまいがカンケー無いね。」

「そうか。では

ワシに矢を射ろ。」



http://youtu.be/FzA-ZuGGJzk




うう、ベイビー
君は僕にそれよりもっとひどいことをすることは出来なかったね
もし弓を手にとって
僕に向かってグサリと撃ち抜いていたなら

ううーううう

ううーベイベ
手の中の鳥は飛んでいる2匹に値する
けど愛に関しては
僕は知っていた
君は嘘をついていたね

そいつはもっと素敵なものに成り得たんだ
大きな魅力になっていただろう
他に何も無くても
うわの空を連発しちゃってさ
さあ
目覚めてくれ
始めてくれよ、
君の愛を持ってきて

うー、ベイビ
君はこれより情けないヒーローを見つけることは無かったんだよ
もし君が何も考えずに始めて
ゼロまで数えようとしなかったら・・・

ラッパ隊うっぱっぱ

うーーーうーーー

うう、ベイビー
君は僕にそれよりもっとひどいことをすることは出来なかったね
もし弓を手にとって
僕に向かってグサリと撃ち抜いていたなら

そいつはもっと素敵なものに成り得たんだ
大きな魅力になっていただろう
もし愛なんか無くて他のことを考えてるよりマシなもんが無いって言うのなら
さあ
目覚めてくれ
始めてくれよ、
君の愛を持ってきて

うー、ベイビ
君はこれより情けないヒーローを見つけることは無かったんだよ
もし君が何も考えずに始めて
ゼロまで数えようとしなかったら・・・

ラッパ隊うっぱっぱ・・・

ぱーーーー
うぱらぱー




「またこの人は何を唄っってんだか。」

「何かイジけてるがな。ポールさん。
これはどうも・・・
もしかしてリンダさんにこっぴどく怒られたとか?
アンタって人にはほとほと愛想が尽きたわ。
とか言われたとか。」

「実に言われそうだね。それもしょっちゅう。」

「その絵を想像するだに爆笑!
なおかつ
すげえ幸せな絵。」

「ポールちゃんをまともに叱れるのはリンダさんだけです。」

「でもこれってかなり深刻じゃないのかね。
何を話しかけても相手にされてない状況じゃ?」

「うん、ちょっと心配。

”アンタがそんなならもうアタシは知らない。ウイングスなんて解散、解散!”

”えーー!でもさあ・・”

”うるさい。もう話しかけないで。嫌い。”

”ねえ。ねえったらねえ。”

”無視”

てな図がプロモーション・フィルムのリンダさんの顔色を見ると伺われます。」

「そんでこれがラスト・シングルかい。
随分自虐だな。」

「そのグダグダなとこがポールちゃんの魅力です。情けないとこも。
妙に自信タップシで堂々しちゃってる時はダメ。」

「なーるほど。同意いたします。
なお
この唄は
1980年度アメリカ映画

名探偵ベンジー



にも登場!」

Oh Heavenly Dog - Chevy Chase, Jane Seymour
http://youtu.be/qAkCOMql0Yk


「それって情けない映画?」

「どだったけな。覚えてません。コメディです。」

「ふーん。実に中途半端。」

「B面は、先だって英国王週限定でシングル出してイギリスじゃ最高位35位な



オールド・サイアム・サー
Old Siam, Sir


です。」

「だとすんと、これって何かすげーヘビーな一枚だね。」

「です。
何しろあの愛しのウイングスの最後の最後、
しかも紆余曲折の歴史を締めくくるに相応しき名曲です。」



「迷曲です。」

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(山)2011.12.2

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バック・トゥ・ジ・エッグ

夢の翼~ヒッツ&ヒストリー~

Wingspan

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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ろっくすウイングスページ

資料

英語資料

English Version
.
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Paul Mccartney & Wings
" Arrow Through Me "


Ooh, baby.
you couldn't have done a worse thing to me.
If you'da taken an arrow and run it right through me.
ooh.
Ooh baby.
a bird in the hand is worth two flyin'.
But when it came to love.
I'd knew you'd be lyin'.
It could have been a finer thing,
Would have been a major attraction.
With no other thing.
offering a note of distraction.
come on.
get up.
get under way, bring your love.
Ooh baby.
you wouldn't have found a more down hero.
If you'da started at nothing and counted to ze-e-ro.

oo-oo-oo.
Ooh baby.
you couldn't have done a worse thing to me.
If you'da taken an arrow and run it right through me.
It could have been a finer thing.
Would have been amajor attraction.
If no other thing than offering a no love distraction.
Come on.
get up.
get under way, bring your love.
Ooh baby.
you wouldn't have found a more down hero.
If you'da started at nothing and counted the ze-e-ro.

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