2011年12月09日
スターリー・アイズ/ザ・レコーズ 1979/9/8 STARRY EYES - The Records (Virgin)
スターリー・アイズ
ザ・レコーズ
1979/9/8
♪ずずずずずずずずずずずず♪
「お、おいちゃん、今日はギター抱えてずずずずしてんだね。」
「おうよ、ナンタって元ミュージシャンだからな。たまにゃあ一発かまさにゃあ・・・
って弦が死んでる。」
「この前、張り替えたのいつさ?」
「えーーーとお。思いだせん。21世紀になってからは間違いなく張り替えておらん。」
「おらんって。じゃ、10年以上かい。」
「はい。しかし心の弦はいまだに張り立てです。
ってうまいこと言ったな俺。
うまいこと言えましたとこで
長いことお待たせいたしました。毎度おなじみ元パンク・ロッカー、キュートなレコ屋でござーい。」
「キュートかい。どこが?」
「全部。」
「間違いです。」
「そうですか間違いですかへえ・・・・
私は全部間違いでもこればっかは全部正解、
今日持って参りましたお宝はーーーー
スターリー・アイズ
STARRY EYES
ザ・レコーズ
The Records
何を隠そう山椒は小粒でピリリと辛過ぎる、ごく狭いエリアではG1級の大名曲です。」
「どこのエリアですか?」
「パワー・ポップ世界です。」
「うむ、そりゃ狭い。」
「なおも狭いことにこのバンド、狭い狭い英国パブロック界にそのバンドありと言われた
カーサル・フライアーズのドラマー、ウィル・バーチ氏が1977年に結成したバンドです。
相棒はそのカーサルズでリズム・ギター担当してたジョン・ウィックス君。
誰が期待してようかわからん中、
スターになること夢見てそんな地味臭いバンドが解散した3ヶ月後、二人でガシガシ歌書き始めて、
ジョン君がヴォーカルを取り、残りのメンバーを集めて。
で、あのパプロッカー再生総本部スティッフ・レコードに雇われて、
アルバムで曲を提供したアメリカン小生意気小娘レイチェル・スイート嬢のバックで
あの伝説の”ビー・スティッフ・ツアー'78”に参加。前座で少々やらしてもろて、
そんなこんなの奮闘努力の末、見事ヴァージンと契約、
そのデビュー・シングルが
スターリー・アイズ
なのだ。
1978年12月発売。全然ヒットせず。」
「全然かい?」
「全然です。
しかあし捨てる神あらば拾う神あり。これがよ、何とアメリカで評判になって来たんよ。
ナックの大ヒット、ニック・ロウ兄貴の奇跡ヒット、ブラム・チャイコフスキー君のとんでもヒット、
そのおかげかと思われます。
大大陸では束の間の英国パワー・ポップ・ブームが巻き起こっていたのだ。
これぞビッグ・スター(バンドです)の再来と呼ばれて
1979年9月8日全米チャート109位初登場、
以後107-101-(9/29)89-77-67-(10/20)56-56-(11/3)88位。
最高位56位。」
「何だ、大したことあらへんがな。」
「大したこと有るんよ。順位以上に好かれたのは確かでござる。
ありとあらゆるNWコンピには必ず収録されたくらい。
聴いていただければご納得していただけます。
その筋が好きなもんには超ストライク、
小ちゃくてキュートでどっかイナたくて小気味良くて貫禄無くてダサくて粋で・・・」
「何、言ってんかわからん。」
http://youtu.be/lAH1ioLiaHw
PV
http://youtu.be/i8-tYFRF9A0
♪
貴方がフランスで休暇を取ってる時
私らはブリテン島で立ち往生してました
貴方のパスポートと書類がバラバラになったまま放置されてて
私らは奇跡など求めていませんでした
けどそれは私らの懸念材料でございます
貴方はマジで思ってるのでしょうか?
私らがそれに関係無しで済ますことが出来て
貴方が帰って来るのを待ってられると
私は口論なんかしたくありません
譲歩するつもりもないですけど
貴方、頼むから判事に電話する前にこの番号で納得してくれませぬか?
口論なんかしたくないんです
言うことも何もありません
私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!
貴方は浜辺にいるあいだ
自分の儲けのことだけを夢見てましたか?
損失を穴埋めするために全部投資しようとプランニングしてました?
私らは電話料金を全部支払いました
金はございます
ここにいない時は貴方は知らないでしょうが
私は自分だけで何とかしなきゃいけなかったんでしょうか?
私は口論なんかしたくありません
譲歩するつもりもないですけど
貴方、お願いですから判事に電話する前にこの数字で納得してくれませんか?
口論なんかしたくないんです
言うことも何もありません
私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!
ギタア
貴方がプールで泳いでる時
私らは二階で男たちと面会してました
税務署員と話して
問題解決して
私らにはカクテルを飲む時間などございませんでした
肌を焼くのに勤しむ時間も
男たちは何から何まで宣告したのです
その令状は決定的なものでした
私は口論なんかしたくありません
譲歩するつもりもないですけど
貴方、お願いですから判事に電話する前にこの数字で納得してくれませんか?
口論なんかしたくないんです
言うことも何もありません
私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!
私は口論なんかしたくありません
言うことも何もありません
私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!
私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!
ギタア!
♪
「わ、こんな歌だとは夢にも思わんかった。
往生したで。訳すの。
STARRY EYES
とは
理想(期待)に満ちた目付き
ってことらしくて、
キメの
Get me out of your starry eyes and be on your way
ってとこ、悩んだ末に、文脈から
”私の事をそんなに過大に期待してないで、戻って来てくださいよ!”
にしましたが、正解を俺に求めるな。」
「逆切れです。」
「はともかく不思議な歌詞ですがな。
いわゆる”代理”さんの歌。史上初の。
執事とか課長代理とか秘書とか、社長シリーズの小林桂樹さんみたいな。
まあよくこうゆう目には会いますが、
私も現場で、所長が海釣りに言ってる間、トラブル連続で決定権は無くて、
よく往生してました。」
「どこの現場だよ。」
「実によくある狭い範囲の困ってる丸投げされてる人にジャストミートな歌。
そう思えばこれぞNWパワー・ポップの鑑だな。」
「そうなんかい。」
「そうですっ!
1stアルバム
Shades In Bed
にもモチ採用、
B面は
これまたイカしたずずずずずずずずずビート、
Paint Her Face
http://youtu.be/C0TqgDNZ62U
ご両面、骨の髄からお楽しみください。」
(山)2011.12.9
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Shades in Bed
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料(英版)
English Version
.
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Records
" Starry Eyes "
While you were off in France.
we were stranded in the British Isles.
Left to fall apart amongst your passports and your files.
We never asked for miracles.
but they were our concern.
Did you really think we'd sit it out and wait for your return?.
I don't want to argue.
I ain't gonna budge.
Won't you take this number down before you call up the judge?.
I don't want to argue.
There's nothing to say.
Get me out of your starry eyes and be on your way!
While you were on the beach.
were you dreaming all about your share?.
Planning to invest it all to cover wear and tear?.
We paid for all the phone calls.
The money's off the shelf.
Don't you know that while you're gone away.
I've got to help myself?
I don't want to argue.
I ain't gonna budge.
Won't you take this number down before you call up the judge?.
I don't want to argue.
There's nothing to say.
Get me out of your starry eyes.
and be on your way!.
While you were in the pool.
we were meeting with the boys upstairs.
Talking to the money men.
and carrying out affairs.
We had no time for cocktails, or working up a tan.
The boys have all been spoken to.
The writ has hit the fan.
I don't want to argue.
I ain't gonna budge.
Won't you take this number down before you call up the judge?.
I don't want to argue.
There's nothing to say.
Get me out of your starry eyes and be on your way.
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