2006年09月22日

High Level Cut part 2 / UFO 1979/6

0-0-0-0-060922-02.jpg

High Level Cut part 2
UFO
1979/6


週刊UFOガッツ。音楽雑誌ガッツ0-0-0-0-060922-10.jpg憶えてますかーっつ。OK牧場。
79年に出ました日本盤ベスト

ハイレ・ベル・カット

より70’s英国ハードロック東関脇バンドUFOのアンフォーゲッタブルな曲を探検するシリーズ第2回です。
今回はバンドの歴史をさかさまにして収録している
0-0-0-0-060922-03.jpg
このレコードのB面2曲目1曲目を。
何と全9曲中3曲もアルバム「フォース・イット」からチョイス。何か怨みでもあるのか?がはは。
0-0-0-0-060922-09.jpg
「現象」の次に出たこの「そらフォースだ」はこの後マイケル・シェンカー君が不良化して得意技を失踪にしてしまった原因になったのでは・・・の諸問題噴出の盤かと思われます。

果たして俺はここでやっていていいのかーーーっ?

逆に言うと、
UFOとは何か
マイケル氏の本性とは何か、
その対決の中に浮き彫りにされてる。対決はロックを名盤化させる必要充分条件だぜ。「必要充分条件」その意味が合っているかはいささか不明。数学で「集合」てのは一番苦手だった。多分わかってるんだけど、わざと難しくしてる感じぃ。やだー。
なんてギャル化してるばやいでは無い。
見事なチョイスだ。
その対決をより鮮明にあらわしておる3曲を選んでいる。いやがらせか?ぎゃはは。
まずはB面2曲目となる

アウト・イン・ザ・ストリート

作クレジットはモグ=ウエイのUFOは俺様たちだぜコンビ。マイケル君も尽力するがこのくらいじゃ名前付けてあげないの微妙な力関係なり。
それだけにあんたら言い訳効かないぞ。さー、どうなる。
イントロから入るエレピはゲストのチック・チャーチルさん。0-0-0-0-060922-11.jpg元テン・イヤーズ・アフター。白黒な曲をオレンジ色に着色することに奮闘す。
えーと、シングル・カットは・・・してません。ミドルでだるーいメロディ無いですって字で書くと身もフタもにゃいUFOの魅力爆発だ。
こんな曲です。

お嬢様は吊るされることを愛してます
お嬢様は本当のインテリが好きでした。
あまーいシスター 君が今もってシェイクしてる
そして、お前の悲劇は決して終わっていません。
銀色の靴 お前が履いている
お前が今までに見つめたことがあるあらゆる窓
俺の頭上に 俺の頭上に

都市の歩道
そしてお前が演った全ての劇場
お前のマンガ雑誌ものまね
お前の願望はぶすぶすとくすぶる続ける燃えカスだ
俺の頭上に そう、それが全て

街外れでは、もう一つの昼ショーが開催中
イエス、お前の大道芸は続行中
見ていてくれる人たちみんなにお愛想をふりまいて
イエス、お前の大道芸は続行中

(どうしましょのマイケル君ギターソロ)

街外れでは、もう一つの昼ショーが開催中
イエス、お前の大道芸は続行中
見ていてくれる人たちみんなにお愛想をふりまいて
イエス、お前の大道芸は続行中

お嬢様は吊るされることを愛してます
お嬢様は本当のインテリが好きでした。
あまーいシスター 君が今もってシェイクしてる
そして、お前の悲劇は決して終わっていません。
銀色の靴 お前が履いている
お前が今までに見つめたことがあるあらゆる窓
俺の頭上に 俺の頭上に

おういえー、いつもより馬鹿じゃ無いぞ。しかあし、「お前お前」って言われまして、何かとても迷惑をかけているようなんすが、何を言われてるのかわかりません。もっと困っておりますのがマイケル君。
「イエス、お前の大道芸は続行中」
って歌われた後にギター・ソロ弾かねばなりません。俺のギターてば皿廻し?いつもより余計に廻して・・・いや素敵だしいいんだけどちょっと複雑?みたいな様から、それでも本気になっていくギタリストの性、あ、俺の時間終わった。うー貯まる。
困ったことにその何やら欲求不満貯まるとこがUFOの魅力かもしれんで。

B面1曲目となりますは

レット・イット・ロール
0-0-0-0-060922-01.jpg
シングル・カットは・・・タイで。ハイ・フライヤーのB面で。タイでハイ・フライヤーがカットって何かえらく納得します。
作はザ・ミグス=モグ=シェンカー。ミグスっていったい?
アルバム冒頭をも飾るハード&ナイスなロックス・ナムバーは、これぞUFO対マイケルの戦い。
歌部分がモグタンのメロディの神様が降りてきませんパート、そしてインスト部分がシェンカー君作曲と丸わかり。
2曲くっつけてみました、てか。これだけマイケルしてるとクレジットしない訳にはいかんわ。
そのインスト部分の強力さたるは、歌が完全に司会状態になってしまってる。「どうぞお聞き下さい〜。」
後のイントゥ・ジ・アリーナの原型ここにあり。たまりません。
こんな風に出来れば欲求不満たまらないだろな。
では歌の部分がほんとに司会状態か、見てみましょう。

冷たくだだっ広いハイウエイ 俺達みんなが行くとこである
切っ先尖ったカミソリのように突入 俺ら全員ロールさせてやるぜ
ロールさせてやる
ロールさせてやる 行かせてやる
ロールさせてやる

彼女はスキップ、俺らほんとに参っちゃった
寝ちゃうよ ロールさせてやる

この車輪が廻る時
お前の頭上でくるんくるんさせてやるわ
時は音となり、そして俺はいつだってやり抜いてやる
ロールさせてやる
ロールさせてやる
ロールさせてやる

怖いです。「俺ら全員」とかことさらの主張、「俺」だし「She'd skid up, and we really let it down Layin' it out, let it roll」の後、マイケル君パート突入だし。緊張状態ぶちギレル瞬間、雪崩のギター。
メロ無き歌部分が、メロ大王のギター・ソロを百倍引き立てる結果ともなり。
てことは、やっぱUFOにいたからこそ、己の音が見つかったか。
この迫真を聴くと納得してしまう次第であります。

つづく

0-0-0-0-060922-04.jpg
↑アナログ捜索中

(山)2006.9.22

ろっくすUFOのページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(フォース・イット日本盤、アマゾン)

0-0-0-0-060922-08.jpg
試聴はこちらで(emigoldベスト、同)


フォースだ動画
(ユー・チューブさん、時折々にメンテ中の場合有ります)

Let It Roll





The English translation page : here.


posted by 山 at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

▲ページの先頭へ