2006年09月29日
Zoot Allures / Frank Zappa 1976/10/29
Zoot Allures
Frank Zappa
1976/10/29
秋です。どうやら秋バテってやつになってしまったようで、体調ガタガタ、お腹は徹底的に壊す葉、くしゃみは止まらない葉、果ては親知らず周辺の歯茎に菌が侵入、顔の形が変わるほど腫れて、痛いのなんの。たまらず医者に行って、もう少し遅かったら入院でございます、てか。たまりません。ギリギリで回避は悪運か。今年はどうも真の厄年なようで。
そんな厄を吹き飛ばしてくれー。雑葉神宮詣でだ。
しばらく参拝しないでごめんなさい。秋まで待ってたの。
1976年10月に開闢した
ズート・アローズ
です。70’sに入ってから全開で驀進して来た大明神様。黒のロクシー・マザースと来て、大怪獣ビーフハート船長とのクライマックス対決と来て、さすがに静かに秋が来襲。メンバーが一人去り二人去り。寂しいよう。
そんな時、76年2月に日の本の国やって来てくれて、11月にこのアルバムを。
2.に収録のブラック・ナプキンは2月3日の大阪厚生年金での演奏です。ありがたやー。
懺悔します。最近です、この盤のありがたさを実感したのは。なんつっても地味。ほとんど残ってくれたテリー・ボッジオちゃんとお坊さんと小僧さんの対話のように作られておる。師匠の歌は囁くように。ぞわっと。あのど派手な時期と続けて聞きますと、むむむう。
しかし人の一生、何だか知らんが静かになることもあるもんだ。理由も無しに。さすがのハードコアテンションエクスタシーなザッパ氏もそれだけは回避出来ぬと妙な安心感が。静かになった時は逆らわず、それに相相応しく放てばいいのかっ。そんな時も一生の掛け替えの無い一瞬だし。
思えばFZのベース・プレイがこないに堪能できる盤は他に無し。
ブレークすらば、あとはもう。こちらも座禅組んでありがたくお話を聴くのみ。
「父ちゃんは止まらない」。なるほど、父ちゃんは止まらないのですね。
「ずうっと洗うの」ずっと洗うのですね。
ザッパ師匠のギターはそれで無くとも何と申しますか、般若心経を耳で読んでるような、達人毛筆家がスラスラスラっとその文言を行書で書いてる様を耳で見てるようなそんな趣がいつもあります。出来ればいつまでも浸っていたく。
多分それは師匠があちらの光景を生きながら見たからです。酒池肉林込みで。
参ってる時に後ろから支えてくれます。
「待つのだ。お前の背中にこの虹を置いてあげよう。時が全てを解き放つ。光はすぐ頭上にあり。」
ありがたやー。
豪腕俳句でお返しします
秋深し乱れず落ち葉をかき集めイモを焼いてやっておくんなまし掻き毟りギブソンSGライトハンド奏法
↑日本に来て覚えた何ちゃってポーズ
(山)2006.9.29
ろっくす雑葉師のページ
でかいジャケットのページ
入手先参考(日本盤、アマゾン)
入手先参考(試聴可能です、US盤、アマゾン)
秋の雑葉動画集
Frank Zappa - The Mike Douglas Show (1 of 2)
The Mike Douglas Show (2 of 2)
Zoot Allures
Black Napkins
The Torture Never Stops
Peaches En Regalia
The English translation page : here.
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック