
Yesterday Once More
Carpenters
1973/6/16
私の洋楽はじめて物語はカーペンターズからです。
昭和30年代から40年代生まれの方はそうですよねっ。って脅迫してどうする。何か恥ずかしい過去を告白するような気持ちになるのは何故かいな。カーペンターズにはまりカーペンターズを憎みカーペンターズをまた認められるようになって人生川の如く進む。
誰も知らないようなミュージシャンを好きって言うのもいささか勇気のいることかもしれんすが、あまりにもメジャーな人を好きってゆうのもさらに勇気のいることです。妙に力入ったりして。
えー、年代によりまして、私は遥かなる赤影です、プリーズ郵便屋さんです、とテンコ盛りの完璧シングル群から違いはあるでしょう。私の場合はイエスタデイ・ワンス・モア。ぐお、メジャー中のメジャーだっ。
中学生になり算数が数学ってのになるんだってよっと同時にマセガキに変身する為興味を持つ洋楽。英語が始まるってのは・・・多分関係ない。それがあっしの場合73年でして、「ナウ&ゼン」アルバムの感謝の時にも書きましたが、無理やりせがんで貧乏我が家にやってきたアイワの9800円のラジカセ。日曜の朝、ラジオを付けたら流れてきたのはニッポン放送ポップス・ベスト10だちゅう訳だ。歌謡曲しか知らなかった耳に飛び込んで来たのは遥か遠く海を隔てたお国の音楽。わー何か素敵。響きだけでさっぱし何が素敵だかわかっておりません。感受性敏感な馬鹿ガキは狂ったように聴き始めます。そんな時、ほれイエスタデイ・ワンス・モアがやたらとかかっていたらそりゃもう入れ食い状態としか。口当たりいいもんね。その頃のやたら印象に残ってるチャートと言えば
1. イエスタデイ・ワンス・モア /カーペンターズ
2. 落葉のコンチェルト /アルバート・ハモンド
3. 太陽のあたる場所 /エンゲルベルト・フンパーディンク
4. 悲しみのアンジー /ローリング・ストーンズ
5. キャン・ザ・キャン /スージー・クアトロ
6. さよならを教えて /フランソワーズ・アルディ
7. ブラザー・ルイ /ストーリーズ
8. ママはご機嫌 /ポール・サイモン
9. 小さな愛のワルツ /アンディ・ウィリアムス
10. 愛の伝説 /ミッシェル・ポルナレフ
11. ヤング・ラヴ /ダニー・オズモンド
12. ウー・ベイビー /ギルバート・オサリバン
13. 007死ぬのは奴らだ /ポール・マッカートニー&ウィングス
14. 友に捧げる讃歌 /アート・ガーファンクル
15. マスクラット・ラヴ /アメリカ
16. 土曜の夜は僕の生きがい /エルトン・ジョン
17. ビコーズ /レターメン
18. 泣きたいほどの淋しさ /ハンク・ウィルソン
19. チャイナ・グローヴ /ドゥービー・ブラザーズ
20. スウィート・シティ・ウーマン /デイヴ・クラーク&フレンズ
これ10月21日号です。先のニッポン放送ポップス・ベスト10の。初めて聴いたのは4月だよ。印象に残ってるのが10月。ってことは何とかわかるまで半年かかってる。わはは。ま、暮には全米TOP40聴きだすんだからアホながら進歩は急だったんかな。
見れば見るほど今とつながる、原体験の恐ろしさここにありです。ここで好きなのはヴァリエーション広がって一生モノに。嫌いなのは今でも駄目や。
さー、イエスタデイ・ワンス・モア。
もう一度戻して貰いましょう、昨日に。昨日ってのがミソ。大昔じゃなくて昨日のことなんです。

↑うーむ、何か怖い
♪
俺が若かった頃
ラジオを聴いたもんだ
好きな曲を待って待って
そいつがかかった日にゃあ、一緒に歌ってさ
もうニコニコしちゃったさ
それはもう幸せな時間
そんなに昔のことじゃないよ
どんなふうにそれが行っちゃったかわからないけど
再びそれが戻ってきたんだ
まるで長い間会っていない別れた友達みたいに
全部の歌、それはもう大好きでした
どのシャララー
どのヲウヲウ
まだ輝いている
どこだって歌えるえるえる
全部の歌いだしったらそりゃもう素敵
それがかかりはじめて
彼が彼女のハートを打ち砕くところ
ほんとに泣いてしまいます
以前とまったく同じく
それはもう一度昨日
過ぎ去った年月がどんなだったか振り返り
素晴らしい時間を過ごせました
今日がいささか不幸せに思えても
多分それは変わるはず

それは愛すべき歌 その時よく歌った
どの言葉も どのメロディも頭に焼き付いています
その古臭いメロディはいまだに俺にとって最高で
まるで年月を溶かしてしまうようだ
どのシャララー
どのヲウヲウ
まだ輝いている
どこだって歌えるえるえる
全部の歌いだしったらそりゃもう素敵
俺の最高の思い出全部
はっきりと戻ってきた
いくつかは確実に俺を泣かせる
以前とまったく同じく
それはもう一度昨日
♪
スコーピオンズ・ヴァージョンで歌わせていただきました。
まいったな。30うん年経って、この歌詞は効くわ。
予言されてるみたいで。
これからまたこの歌で始まるような気がします。
なんてたって歌い出し、♪ウエナイ・ワズヤン♪のとこと言ったら。鬼をもビビらせる迫力だよ。

(山)2006.9.30
ろっくす大工兄弟のページ
でかいジャケットのページ

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試聴可能です、US盤ベスト
もう一度動画
Yesterday Once More- The Carpenters
The English translation page : here.