2006年10月20日
蠍団伝説 / スコーピオンズ 1978
蠍団伝説
スコーピオンズ
1978
いやさ桃から生まれた尻太郎〜ならぬ尻から生まれた蠍太郎。誕生と同時に光線ピーーー。悪を退治じゃ。
ドイツの誇る世界ベスト30のハード&ヘヴィ・ロック・バンド、スコーピオンズの最初のベスト盤、
その名も
蠍団伝説
Best of the Scorpions
やれ嬉しやアナログ・ゲエエット!。恐らく5年前から棚に有ったに相違無いそのブツ。お店のご主人が買った時の嬉しそうな顔と言ったら・・・おもわずラリカルの盤100円をオマケに付けてくれたぐらい。その不本意な印象から世界で最もナめられてるバンドと思われますけん、有ります。ひっそりと貴方の街のおじさんの店にも。
CD化もされているのですけど、現在別なジャケになり、
それも尻モノだー、オハイオ・プレーヤーズのと間違えて買ったらどーすんだー、で、廃盤みたい、どうすんだあ。えらい高い値段で出てたぞ。アマゾンで。だから有ります。探せば。しかもすぐに。もしくは3枚モノBOXがうんにゃと妥当な値段で出てますのでジャケはろっくすで眺めてもろうて聴いてくださいこれは宝石尻音楽です。尻ラブソング。
これを入手した暁には、まだ解釈していない蠍の完璧なシングルをやらせてもろうと企てるこちらの陰謀をたたっ斬る内容でござった。
だってさ、まだヒット無いんだもん。
時は1978年、ギター百年仙人ウイリッヒ・ロート氏が脱退、若きマティヤス・ヤプス氏を迎えての「暴虐の蠍団」出して再出発。ここしか時期はねえでは無いかと速攻リリースされた盤。
1stロンサム・クロウからは、まるで無かったのごとく選曲無し。だってロンサムでしょ。
2nd電撃の蠍団からは、必殺キラー「スピーディーズ・カミング」!。
3rd復讐の蠍団からは、ロボット・マン、んだこれっきゃねえ「イン・トランス」、そして「ダークレディ」
4th狂熱の蠍団からは幻の肖像、バックステージ・クイーン、ヘル・キャット、ヴァージン・キラー
6th暴虐の蠍団からは3曲と。
何つってもウリさんエラです。辞めちゃったんだからマイネ=ルドルフ・コンビの曲中心に選べばええものを実直を持って為す団長ルドルフさんは惜しげも無くウリちゃんの曲を大フューチャーす。そして新生蠍も負けず劣らず凄いでしょと叫んでる。1000年大王スコズ偉いっ。
ウリさんは不思議な存在でした。ドラえもんでいやあジャイアン、新日で言えば前田日明。欠くべからず存在なれどどっか馴染んでいないつう。
そりゃそうだマイネさんつう類稀なる唄歌い擁しながら、上手とは言えないすよの歌を歌いたがるギタリストがいるんだから。ルドルフ親方は煽られてギンギンにならざるを得ず、特にマイネ=ウリ・ラインできりきりと音を為す緊張感が充満しております。
それでもバンドの花形満だ。改めて聴くにそのプレイたるや天上天下唯我独尊なり。曲に斬り込むそのフレーズ、カッティングの鋭さ。あんたも偉い!
↑若いっ!つるつる
それでは改めて歌っていただきます。
ウリ・エラのルドルフ=マイネコンビの必殺シングル
幻の肖像〜ピクチャード・ライフ
肖像と申しても林家正蔵ぢゃないす。あれはコブのコブ平。
♪
ううう 暗黒メディテイション
お前の裏の映像が俺の光を浴びる
クリスタル・ボールに照らされて
日々はそれは甘く 中毒
カラスの背中の如し夜が俺の心を捕獲する
壁の背後で
ロックに浸入す 赤の夢の壁を通し
ロックに浸入す クリームを見つけ出すために
ロックに浸入す 赤の夢の壁を通し
絵の如き人生 昨日からの
ううう 暗黒メディテイション
深く沈殿する光の渦の中で溢れ出す
日々はそれは甘く 中毒
カラスの背中の如し夜が俺の心を捕獲する
壁の背後で
ロックに浸入す 赤の夢の壁を通し
ロックに浸入す クリームを見つけ出すために
ロックに浸入す 赤の夢の壁を通し
絵の如き人生 昨日からの
絵の如き人生 絵の如き人生
絵の如き人生 昨日からの
♪
っかっこいー。まだ何だかわからん歌詞時代。ウリ坊のてろてろてろてろてろって突っ込みとカウベルが肝。
続けて歌っていただきます。
ウリさん作ながら「これは俺が歌わせてもらう」とマイネさん珍しく凄んだか、
「いややっぱし俺が歌いたい」、
「何をー」
「まあまあ、このシャウトはお前には無理だ。」とルドルフ親方が
「嫌だ歌う歌う」
とダダを捏ねるところ
「マイネが歌へ。」とディーター社長が一言。
そんなやりとりが想像されます
ヴァージン・キラー
壮絶な歌唱及びギターです。
♪
感じるまま叫べ
感じるままやれ 感じるまま
逃げ出すんだやれ
脱出のため叫べ 脱走するんだ
走るのはとても難しかろう
ヤツはヴァージン・キラーなんだ
のーのーのー お前には見えないのか?
のーのーのー お前には見えないのか?
お前は悪魔だ お前は悪魔だ
お前は悪魔だ 欲望の塊
スクリーンの悪魔
サディスティックな雑誌、見っけ
毎日自殺
陰謀 ゲット
そう お前は新たな道を探すことは出来ない
しかしながらヤツはヴァージン・キラーなのだ
のーのーのー お前には見えないのか?
のーのーのー お前には見えないのか?
お前は悪魔だ お前は悪魔だ
お前は悪魔だ 欲望の塊
渦を巻くゴミ
お前の夢に爆弾 ほーれ
エクソシストがうめく 忘れなさい
そんなのからは逃げ出すんだ
だってさヤツはヴァージン・キラー
のーのーのー お前には見えないのか?
のーのーのー お前には見えないのか?
お前は悪魔だ お前は悪魔だ
お前は悪魔だ 欲望の塊
いざやー
♪
深読みするとロスちゃんの歌詞ってばいつもここから逃げ出そうとしてるみたいですわ。それでいて生き生きしてるってんだから
ロックです。
マイネさん本気印シャウトの瞬間みっけ。
(山)2006.10.20
週刊スコーピオンズのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考(中古US盤、アマゾン)
試聴はこちらで、US箱盤(同)
この時期の動画は・・・・・無かった(T_T)。
The English translation page : here.
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このジャケに写っているモノは本当に尻なのでせうか?
なんか色も赤というよりはオレンジっぽいし、毛穴が必要以上にリアルだし...なんというか、見れば見るほど「露骨に尻っぽいんだけどどうみても違うもの」としか言えない。だったらいったい何?尻のようで尻でなく、明らかに尻じゃないんだけど尻にしか見えず....尻尻尻尻....(とクルクル回転しながら去る)。
帯のコピー文も凄い。誰が書いたのかは知らないけど、きっとその手元には赤まむしか何かの瓶があったに違いない!!
もしかしてブラックのお坊さんが後頭部を合わせて、にょみーんって出しているのかもしれません。
中古CDってば、けっこう高いです。帯がついてるとなおさら。輸入盤だと安いの見付けられるけど。
なんもかも一緒くたにしてカゴに入ってる場合が多いので探すのがえろう大変。
パタパタできないからー。
まー、蠍団てば、よってたかって発情に向かう宣伝方面です。日本盤では和訳発禁だったりして。