2006年10月30日

Boy / U2 1980

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Boy
U2
1980


残ったのはあんた達だったのかいな。
今をときめく大御所バンド、U2の1stアルバムです。
そして今でも私にとってU2は1にボーイ、
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2にボーイ、
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3,4が無くて5にヨシュア・トゥリー。
80年、もう真っ只中。深みにはまる第3の刺客、それはモノクローム・セット、エコバニ、そしてこのU2。正に来たーって感じ。特にエコバニのライバルすなわちU2って思ってた。はい。バンド結成前は楽器を全然やった事が無かったとかゆうふれこみで。これ聴いてまさかー、そな馬鹿な、いきなしでこんなー、器用なヤツがおるかと思う。そしたらやっぱ元バンドは76年結成で、タレント・ショーのオーディション出たり、ストラングラーズのマネージャーに気に入られ肝いりでCBSのオーディション受けて落っこたり苦労してたと。だまされたー。楽器やってなかった・・・それが売りになる時代だったのだぞ。で、地元ダブリンで79年EP出して人気になり、すぐさま英国に渡り、アイランドと契約、そして見事デビュー。
プロデューサーはどう考えてもこの方しかおらん。スティーブ・リリーホワイト氏。
当時時代の2大プロデューサーでした。もう一方はファクトリー・レコードのマーティン・ハネット氏。擁する横綱バンドはジョイ・ディヴィジョン。

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↑マーティン・ハネット・ストーリー 。うおこんなCDがあったのかー!

リリーさんはXTC。
共に残響の達人で有り、同じ空気の中で違う響きを鳴らす。
何よりもU2、付いていたのはもたもたしてたおかげでこの年にデビュー出来たことかも。80年は「ブラック・シー」の年です。リリーさん、ゲート・ドラムとあのギター・サウンドを獲得してた訳で、その全てを生かすバンドと合体出来た。
そしてこの冬のオーバーコート・サウンドの完成です。
ドカンドデンのドラム、くっきりゴリゴリなベース、何よりもエッジ氏のギター。21世紀になって見ることが出来る映像からすると、70’sの間にこのデュレイ・ギターは獲得してた模様で。コンパクト・エフェクターでデュレイが入手可能になった頃。誰でも最初はこうゆうことやったよ。しかしそこから先、これで独自音作るに至るはそりゃもちろん才能です。最初にやったヤツが勝ち。エフェクターと共に己サウンドを獲得した歴代の猛者ギタリスト、コンプレッサーのローウェル・ジョージ氏、フェイズ・シフターのポール・バレル氏、顔までワウワウなロビン・トロワー氏、同じNWではアンディ・サマーズ氏、コーラスとフランジャーだな、に並ぶ。今に至るまでそれで通してるんだから人生ものの発明か。
ギターのみならず、今に至るまで基本的に通してるとこがU2が生き残ってる所以かと思います。NWうんぬんよりU2ってジャンルで曲を作ることに全精力す。
それにしても

アイ・ウイル・フォロウ

だ。1曲目。ずんた、ずんた、ずんた、ずたずた。ジョン・ディヴィジョン・リズム。すげえ早くも後継者が出たと思った。説明がえりゃあしやすかったです。「えーとジョンディヴィジョンより明るくて、メロディアスなバンド」。うーむ、それは魅力的。本家を聴くには体力が必要(^0^)だし。
映像と言えば、見てびっくりしたのが、そのオキャンぶり。まるでベイ・シティ・ローラーズノリのカメラ目線かわゆさ。そういやあボノ氏てばレスリー君に似てるかも。これはポップ・グループの動画見てそのリーゼントに仰天したのに匹敵するもので。あまりにも音が想像力と共に現実になる速度が速くて格好が追いつかなかったか。素晴らしいことです。格好から入って音が追いつかないどっかのお国とは大違いだ。
それではかわいく歌って貰いましょう。
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僕は外にいました君が言った時 君が僕を必要としてるって言ってくれた時
僕は自分自身を見た
僕はメクラで見ることが出来なかった

男の子は男になることに挑む それは難しく
母ちゃんは手を取って彼を連れて行く
もし考えるのを止めたなら 彼は叫ぶでしょう
おー、何故

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく

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僕は内側にいました
彼らが4つの壁を押して倒す時
僕は窓を通して見ていた
僕は失った 僕は見つけられた

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく僕は付いていく

君の目は円を形作る
僕は君を見る僕がそこに入り込む時
君の目は 君の目は

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく

もし君が歩んでいくなら 歩むなら
僕は歩んでゆく 歩む 僕は付いていく僕は付いていく
僕は付いていく
僕は付いていく

青いです。洟垂れ小僧だ。何が悪いか洟垂れ小僧だから小僧してるんだがOKだった時。
ここでのU2はその氷サウンドと共に凍り付いて永遠に側に有ります。
この後は・・・・・。本人たちも我々も・・・・大人にならざるを得なかった。

それでオリジナルの少年ジャケは何故か発禁なのか?紙ジャケ復活はならぬ、してはいけないのかもしれません。
戻って来ないものもあるんだ。

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(山)2006.10.30


でかいジャケットのページ

入手先参考(日本盤なぜか中古しか無い、アマゾン)

(Us盤、アマゾン)


BOY動画集

U2 I will follow
http://www.youtube.com/watch?v=Oob97Wqz7XQ


U2 I will Follow - Get it Together ITV 1980
http://www.youtube.com/watch?v=ztYTXd5dkJA


U2 perform "Street Mission"1978
http://www.youtube.com/watch?v=fQRyeFwXP5g

U2 - Aspect of Rock 1979
http://www.youtube.com/watch?v=46WtdAmDeWg

"Out of Control" - Belfast, January 1981
http://www.youtube.com/watch?v=2j7BLvOLJDk

"Stories for Boys" - January 1980
http://www.youtube.com/watch?v=Bk9H9IKWhrw




The English translation page : here.
ラベル:U2
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