2006年10月31日

It Takes One to Know One / Detective 1978

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It Takes One to Know One
Detective
1978


何と申しましてもスワンソング。
ぱぱぱぱあ

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「もういいでしょう。」
「静まれい、静まれい
この白鳥人間レーベルマークが目に入らぬかっ。」
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どーん。
「なにっ?」
「このレコードを何と心得る。先の中納言スワンソングレーベル様から出たアルバムだぞ。」
「へへぇ。」
「関所代官白川激、そして海産問屋主人悪野悪平、おぬしらの悪行は明々白々。藩主宗政殿に言ってきっときつい裁きをして貰うから覚悟していろよ。」
「そう、申しましてもちいとも何のことだか。」
「まだしらばっくれちゃうてえのか。おぬしらはこのデテクティヴのアルバムをB級B級と世間に喧伝したであろう。スーパーグループなんだぞ。邦題”衝撃の共同体”なんだぞ。スーパーなんだからB級なんて矛盾言っちゃ嫌。」
「でもご老公様、ちいともこれは売れなかったんじゃ?」
ぱぱぱぱあ
「静まれい、静まれい
この白鳥人間レーベルマークが目に入らぬかっ。」
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どーん。
「売れる売れないで音の楽を判断するとは武士の風上にもおけぬ所業。このわしの目の黒いうちは許さん。だってさ、ヴォーカルはシルバーヘッドのマイケル・出歯亀じゃないよ・デバレスうじ、鍵盤は元イエス、ジャケでもサングラスがキラリ、谷啓じゃないよトニー・ケイうじ、ギターが・・・」
「ステッペンウルフです。」
「そうだったのか助さん。わしゃ知らなかったよ。ご、ごほん。天辺売るふのマイケル・モナークうじ。ベースがベースが・・・」
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しーん

「うわ。誰か何か言え。」
「美味しいですね。このお団子、もう100本食べちゃいました。」
「デイヴィは黙っておれ。ベースはボビー・ピケットうじ。そしてこのドラムはドラムは・・・」
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しーん

「ええい、ドラムはジョン・ハイドうじ。あの直参旗本退屈力男ボンゾがほれ込んだ男だぞ。参ったか。」
「参ったか言われてもなあ。」
「むー。鈍いヤツラめ。これをば赤い風船、いや、赤い飛行船団の庇護の下、クリソツだと思うからそんな気の迷いが出るのだ。一曲目を虚心坦懐に聞いてご覧。」

♪♪♪

「ほーら聞こえてくるでしょ。」
「列堂さま。何が。」
「ちがーう。今は水戸黄門。ほら、わしもさっきから出て来そうで出て来ないのじゃ。格さん格さん。」
「ご老公様、もしかしてこれはフェイセズでわ。」
「そうそうフェイセズ。フェイセズだぞ。そのノリがミソ。」
「なーるほど。」
しーん。
「ほんとに静まっちゃったよ。だからー。そりゃZEPに見初められてスワン入りしたんだからあ、門外非出のあのドラム音伝授されて喜ぶハイドさん、どかすか気持ちいいでしょ。それにそれに16才で犯されたデバレスうじの下品な歌声、モナークうじのスライド、ぐお、これだけ聞かせてわからんやつは知らん。皆の衆、行きますか?かっかっかっかっか。」
「えーご隠居ー。えーっと今日のご隠居は・・0-0-0-0-061031-13.jpgあ、西村さんか。わかったからもう少し食べていきましょうよう。」
「デイビィ、またそんなに食べてるとお腹壊しますよ。」
「あ、お銀さん、またそんなこと言ってー。0-0-0-0-061031-14.jpgあ、肝心なことをっ。
ご隠居ー、これ2ndアルバムですよー。」


ぱぱぱぱあ。

(山)2006.10.31

でかいジャケットのページ


入手先参考(Us盤、アマゾン)

試聴はAMGでしかできんわくわ


動画はこれ一本のみ発見

MICHAEL DES BARRES AND GENE SIMMONS
http://www.youtube.com/watch?v=kr6TSmKJBgU





The English translation page : here.


posted by 山 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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