2006年11月10日

One Night at Budokan / Michael Schenker Group 1981/11

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One Night at Budokan
Michael Schenker Group
1981/11


先週、行き付けのレコ屋さんUに行ったら店頭ディスプレイでMSGジャケがドバー。何事じゃこりゃーっ。
来日25周年記念か?10月25日に日本盤神ジャケ再発一挙だそうです。時は来たれり。

MSG一夜の武道館

1981年8月21日の日本公演を納めたアルバムです。当時あたしゃ、バンドでメタルってたものの聴くものは皆NW、視界に丸で入ってなかった次第で、面目ねえ。いや新日本プロレスの中継で音は体に染み込んでいたっすけど。こうして新装再発の年に入道出来たのも何かの縁、もしかして聴かずに一生過ごしてたら、ああ、何と悔しかったことか。自ら命をば絶とうと苦しんでいる少年少女諸君、人生には何が待ち受けているかわかりません。
出来るだけ粘って美味いもの喰い尽せ。
UFOでの苦悶しながらの70’sで貯めに貯めた思い、そを凝縮して為したる己音楽をソロでぶちかまして、さらにこれ以上無いメンツでのバンド結成てば。我慢した分、えりゃあもんに。そのピッチピチの時の来日。体験できた方は神様に感謝しませう。体験出来なかった方もこれがあるぜ。
当日最悪の調子だったとゆうゲイリー・バーデン氏のヴォーカルのみちょいと手直ししたこのライブ・アルバム。また一つ別もんに変化して世に残る。ライブ体験とライブ・アルバムてば同一であるようで味違いなのだ。
それにしても・・・歌だけいぢったってことは、あとは本生だよな。このギターっ。「神様」って呼ばれることに納得せざるをえにゃあずらカヨ。奔流のように流れてくるメロディ、またメロディ。これはやっぱりバーデン氏つう歌のみならず歌作りにおいてのベスト・パートナーを得たってことがでかいのか。1枚アルバム出して、2枚目の曲加えてのライブだなんて信じられません。全名曲です。曲が良ければ、それは音楽を呼ぶ、名演を呼ぶ。体調悪くてゲイリーさん、すげー顔だし0-0-0-0-061110-05.jpg(この写真そうだよな。)。打神コージー・パウエル氏も同じく体調最悪だったそうで、それが返って音楽に全てを捧げたか、溶けてます。無駄に体力を使ってるそのプレイもう最高。
それにしてもこのギター。何故にこんなに歌うのか?!一枚の写真。日本盤アナログの解説の表表紙。

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必殺フライングVお股挟み攻撃。ううう、正直かっこわる(^0^)。どこでこんなクセ付けちゃったかねえ。
と思いますとふともしかして・・・シェンカー弟さんてば「神」って言われる割には甚だ虚弱、不安定、へにゃてか。知らない人も知っている失踪癖。もしかして極度のステージ・フライトあがり性だったりして。ライブ始めて5分くらい経つと、オシッコ行きたくなっちゃう。で、必死に押さえてますのかー。その恐ろしき事態に耐えながら紡ぎ出すからこそのあの究極のフレーズ。かしら?ちがうわな。はははは。
とにもかくにも私にとって一生天辺もののライブ・アルバムとなりました。演奏が完璧じゃ無いてな意見有るようだけんど、それは音を聴いて、音楽を聴いてないってことだ。ロックてば、只の音じゃないぞ。
と、もう書くこと無し。

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このあとは蛇足で。
我が家に有りますのはCDとアナログ。えー、このCDってやつが、1995年発売のものなんすが、最悪です。ジャケはピンボケ、そして音質はもっとピンボケ。最初にCDを見つけて、その後にアナログ聴いてぶっ飛んだよ。あまりの違いに。豪華写真の数々にまずびっくり。音質の素晴らしさにも。
日本人がプロデュースして、エンジニアもこちらで。リミックスはあちらでってか。それこそ神様がスタッフに乗り移ったか、滅茶苦茶ロックな音だ。この稀有な瞬間に最高な仕事をした同胞に拍手!。
それをば腰抜けにした95年の再発担当にブーイング!。音は外人担当か、こちら担当か知らんが。無理やり一枚に押し込めーの、やたら薄いわびしい音質にわざわざリマスタリングしーの。もし中古で安く発見としても・・・けっして手は出さん方がいいです。
で、2001年に完全版CDが出て、2003年にCCCD(ぶー)で再発、そして今回は???CCCDでは無さそう。音もさすがに元に戻ってるよな。少なくともジャケは紙だから、戻ってるに違い無し。小さいのはしょうないけど。
でかくご覧になりたくなったらどうぞここでご覧下さい。ご用意しました。私の25年分の空白の仕返しです。仕返しつうたら何だな(^0^)。
償いです。はい。
さてとまた聴こっと。え?完全版CDにはレコには無いのが入ってるって?うおおおお、それはー。
お楽しみはこれからだ。


(山)2006.11.10


ろっくすMSGのページ

でかいジャケットのページ


入手先参考new日本盤紙神(アマゾン)

試聴はこちらで(UK盤)

MSG動画集

Rock Bottom!!
http://www.youtube.com/watch?v=VnnQFLoCbWw


Michael Schenker Group - Cry For The Nations
http://www.youtube.com/watch?v=lM-lUA52cNI

藤原喜明vsカール・ゴッチ
http://www.youtube.com/watch?v=dmVud6vAuV4


The English translation page : here.


posted by 山 at 08:50| Comment(2) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こ、このライブ行きましたっ、16歳になったばかりでした〜、くぅ〜っ!!この盤が出る前に、ゲイリーのヴォーカル手直ししてない"そのまんまヴァージョン"をFMでやったんですが…正直言ってあのままじゃ発売できない状態でした(-_-;)。コージーの体調不良は後で雑誌で知ったのですが、ゲイリーも具合悪かったんですね〜。とにかくこちらの盤を買ってやっと安心して聴いてたような記憶が。
自分ではギター弾けないせいもあって、長いギターソロってあんまり好きじゃないんです。てか、苦手です。しかーし、マイケルのソロだけは音を追いかけて聴いていたというか一緒に歌ってたというか…やっぱメロディが確立してたからでしょうか?山さんが↑に貼ってくださった"Rock Bottom"のソロも久しぶりに聴き惚れました〜♪左手のアップに見とれました〜♪
…ん、このMLの増刊号、買ったはず(^_^;)
Posted by ぞーい at 2006年11月10日 16:58
オリジナル・ライブを2回も耳になされたんすかー。
ほんとうらやましいっす。
とゆうとこの盤は新たな歴史なんだやっぱー。
シェンカー氏も最大の誇りだってどっかで言ってたような。

ロックボトム最高です。私もまほさんも左手見てました。う、動いてるってーー。

しかしMLの増刊号まで買われたとわ(^0^)。
タブ譜満載、凄い細かいの、だったですかー。
Posted by 山 at 2006年11月10日 23:59
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