
Dance With The Chart
Cozy Powell
1973-1974
「スクープ!あのスーパースターがこんなレコ出してた!」
「まさかっ。あのXXXXさんがっ。」シリーズ。
第1回はコージー・パウエルさん。
えー、こうゆうタイトルが週刊誌誌上で踊る時は、実はいささかも隠されていない場合が多い穴埋め記事だったりするのですが、そうですこのコージーさんのシングルも存在はいささかも隠されていません。がはは。
だってヒットしたんだもん。
ただし情報はねえぞ。有っても見つからないし知らない。内容が無きゃやらなきゃいいんだけど、こころっくすではそうゆ時も無理やりやります。けけけ。以下想像邪推記事御免。
えー、第2期ジェフ・ベック・グループで一躍名が知れ渡ったコージーさん、一躍全世界コージー・ランキングでコージー山本、ピート・コージーを抜いて第1位に躍り出ました(現在はコージー冨田1位)。この事実を関知したのが英国闇の音楽商売人元締め、ミッキー・モスト氏、暇してバイクばっか乗り回してる彼に、「シングル出さな〜い。儲かるよう。」てば悪の誘いをかけたらば、「まさかー。でもバイクの部品くらいは買えるかもな。」とまんまと計略に乗っちゃったよ。出しました。
Dance With The Devil
悪魔と踊ろ

↑かわいい悪魔。足がステキ
もっともモスト氏の計画は的外れと言う訳では無かったのです。このレコが出されたのは1973年の暮。時はグラム末期。しかもクリスマス。世は浮かれ忍び寄る不況の臭いの中、踊りまくりたかった民1500万人。グラムの一大要素はドンドコドンのグリッター・ビート。世界で一番どんどこどんな男はジョン・ボーナム氏、ってことは忘れて・・・世界で一番どんどこどんな男はコージーさん。だからだよ。凄いです。これぞドラマーが出すソロ・シングルの鑑。妥協無き叩き攻撃だ。メロは一応付けなければなななと、あれです、ジミ・ヘンドリクス氏1stアルバムのあの曲から拝借してやりました。元はクラシックかもしれません。バンド・メンバーはモスト・プロダクションの重鎮アレクシス・コーナー氏のCCSかもしれません。明らかに違いますがこのギターはジェフ・ベック氏かもしれません。邪推が邪推を呼びヒットしちゃった。
最高位3位!
素敵な時代だ。
バイクの部品どころが、新しいバイク買えちゃったコージーさん、「もっと出そ出そ。」のミッキー氏の誘いにまた乗って、2枚目シングルを急遽製作したよ。出したのは5月。
The Man In Black

ネタはほとんど同じ。どんどこどん。サウンドはグループ・サウンズ風ハードロック風「うっ」って声入り手拍子入り。でもやっぱどんどこどん。
内容はまるで無いよう。しかしそれのどこに一体問題があるか。
最高位18位。
上出来上出来、もう少しでもう一台バイク買えます、もういっちょいこと8月に出したのが第3弾、その名も
ナナナ

もはやタイトルも考えられなくなってる。おわ。さすがに3曲同じネタじゃいかんと今度は歌入り。歌うはこの声はアレクシス・コーナー親父さんだと思うます。じゃCCSじゃん。うるさいドラムが主役なの。曲調はスレイド&ジョーディ。そこは抜け目無し。これが思いのほか良い曲いいメロで
最高位10位。
やったね。
この3曲ともちあんとパウエルさんのドラムのあの音色ばっちしです。だから隠さなくていいよ。バカだけど。
それに何の問題がありましょうか。ありません。
現在これが聴けるCDはいくつかあるかもしれませんが、中でも「コンプリート・コレクション」つうディスキー・レーベルから出てます24枚組で聴くのが最高。

何しろ曲を見つけるまで1ヶ月。聴き通すまで1ヵ年。後は一生もんってお買い得なブツでございます。よろしく。
(山)2006.11.11
ろっくすパウエル氏のページ
入手先参考(US盤 、試聴出来ます、アマゾン)
コージーさん動画
COZY POWELL - DANCE WITH THE DEVIL
http://www.youtube.com/watch?v=NO_fx1WshCA
The English translation page : here.
ラベル:Cozy Powell