2006年12月15日

Blackout 2nd 3 兄やんと弟 / Scorpions 1982

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Blackout 2nd 3 兄やんと弟
Scorpions
1982


冬と言えば蠍の季節。もうすぐ紅白歌合戦だし。
今年の紅白にはオジー・オズボーンちゃんが日本語ヴァージョンで「馬鹿だもーん」歌って美川憲一と衣装合戦、スコーピオンズがトリで登場、「イン・トランス」と「コージョーの月」演った後、そのままサブちゃんと「歩」を共演するようで今から楽しみですってのは真っ赤な嘘です。

マジそれくらいやりゃあいいのに。

の祈りをこめて1982年アルバム「蠍魔宮」から完璧ナムバー特集第2弾。今回のテーマは

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と弟0-061215-02.jpgや。

言わずと知れたスコーズのリーダー親方は兄ルドルフ・シェンカー氏です。世界一のメタハード・リズム・ギタリスト。ライブではリズムのみのソロ・パートが有ると聞いております。ああ、見てぇ。
そんな兄やん、リード・ギター・ソロはっちゅうと、はい、弾くんです。この魔宮アルバムの曲クレジットでも小ちゃい「*」が付いた曲は僕が弾いてるんだよと小さな親父の主張をば。
たまたま本日讃えさせていただく3曲中2曲がその「*」付で、今暴かれる兄の真実、おそろしや。

まずは
ユー・ギブ・ミー・アール・アイ・ニード

どうゆうきっかけで蠍団を知ることとなるかと言えば我らが倭人は「ハリケーン」かこの曲ってことになる。多分。
だって空耳アワードだもん。
その際シングル・カットすれば紅白出れたかもしれんのに。しなかったので、こちらで勝手にジャケット作らせてもらいました。

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あ、これじゃ、出れん。
我が家でも今年こんなに団員になる前はこん人たちは雪見おなニードの方たちだったんだよ。だもんでいまだにこれ聴くとサビのところで世界が一転して嬉しいやら嬉しいやら。
ほんとはこんな風に歌っているんだね。

新たな愛は盲目
どうしてきみはわからないの
きみは僕を心底傷つけた きみは僕をキルした
いつだって悲しくなってしまうじゃないか
きみがやたらと沢山のナイスガイと一緒にいるのを見ると
ぼくのハートは痛い
僕にはきみがとっても必要
僕の愛はいつだって同じ
だから行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜

雪見おなニード(違う)→きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー

もう一回トライしよう
まだロマンスはある
僕達はニュー・ライフを始めるんだ チャンスをくれ
そりゃもうたくさん、方法はある
いつだってそれを忘れないでおくれ
ぼくのハートは痛い
僕にはきみがとっても必要
僕の愛はいつだって同じ
だから行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜

きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー

兄ソロ
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きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー
きみったら僕がいるもの全部くれるんだよー


出た。男子ロッカー御馴染み、めめしい曲。いけませんなあ。ひつこくしちゃあ。歌うだけならいいけど。雪見するだけならいいけど。
それで、そうです。兄やんのソロ。これがまた弟マイケルそっくり。
兄は弟をギタリストとして世に出す許しを与えた時、愛用のフライングVと共に音も与えたか。
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そして自らは表で弾くを封印し・・・・。ああ、ええ話や。ロック界10大美談の一つ。

泣きながら雪見してたのに
容赦なく次の曲が始まったよう。

NOW!

これはもうナウな曲です。歴史に残る曲でもあります。
なぜならスコーピオンズ史上、最もマイネちゃんがシャウトしてる曲だから。
この出走前放馬馬体検査状態、いったい何が彼に起こったのか。やたらと不機嫌だったか。いやハイだったか。
曲がそうさせたのだ。

でっかく演るの好き
パワーハウス・サウンドだっ
おいらの体はロックを求め、やっちゃうよ
マジ、ハイに登場
朝から夕まで
俺はやっちゃる全部まるごと続けに続け
ワイルドになっちゃる なっちゃる なっちゃるー
ななななななナウ!

飛び方教えろ
高いところにいきてえ
俺は死ぬ前に生きねばならぬ
夜の生活どっかーん
オナゴを選択
用意はいいかい、べいびー、かもん狂いましょう
ワイルドになっちゃる なっちゃる なっちゃるー
ななななななナウ!

がんばれーっ(←日本語で)

制御不能になりました
俺を抑えることなっか出来ませぬ
俺を今夜追い出すことなんか出来ませぬ
ああ、いい気持ち
俺は生きているぜナウ!

マジホットに好き
止められませんて
俺は走ります、線を頂上まで
低いとこにはいませんよ
俺は行くのよ
誰もかかえてられません
ワイルドになっちゃる なっちゃる なっちゃるー
ななななななナウ!

ワイルドになっちゃる なっちゃる なっちゃるー
ななななななナウ!
なう なうなう なう なうなうなうなうなうなうなうななななななななう げでげでーぎゃうあーひゃひでぶ

せんだ みつお なはは せんだ みつお なはは せんだ みつお なはは
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黒のB面3曲、ダイナマイト、アリゾナ(否ロキシー、あれはアマゾナ)、チャイナ・ホワイトは冬休みの宿題です。
そんな宿題で英語勉強したら一浪せんかっただろなあ。

そして最終曲、

When the smoke is going down
煙が垂れ込める時


今回の紅白出場(だから嘘)の際、最後まで候補曲に上がった曲です。ボツになったのは最も兄がソロを取っている曲だから。
ばれちゃう。
蠍演歌の真髄をどうぞ


ただ、お前が故郷への道を辿っている時
俺は時に一人になる時間を見つける
俺はあの場所に今一たび見に行くのだ
まるで眼前にある幾千もの夜のごとく

俺は今宵もまたステージにあがる
何故ならそこでは生き続けられるような
煙が垂れ込めるその時

この場所は俺がおったところ
俺はほんとに君を愛することがまた出来る
俺は君のサウンドを俺の耳にゲットした
あなたの姿は見えなくなったけど

俺は今宵もまたステージにあがる
何故ならそこでは生き続けられるような
煙が垂れ込めるその時

俺は今宵もまたステージにあがる
何故ならそこでは生き続けられるような
煙が垂れ込めるその時
煙が垂れ込めるその時
煙が垂れ込めるその時

蠍版喝采です。いつのように幕が開き ました。
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そして兄の顔に似合わぬ繊細なソロ。み、見事。歌あり。

気が付いたぞ。いまさら。

70’s前半までのギタリストと80’ギタリストの間には海より高く山より深い違い有り。

それはピッキングの強さだつ。

深遠なるテーマを喚起して煙が垂れ込める中去る。
げほげほげほ。


(山)2006.12.15


週刊スコーピオンズのページ

でかいジャケットのページ


入手先参考(日本盤、アマゾン)

試聴はこちらで、US盤(同)



雪見動画集

soramimi hour tamori club : 空耳アワー#01
http://www.youtube.com/watch?v=go4VA23-EIo


WHEN THE SMOKE IS GOING DOWN
http://www.youtube.com/watch?v=I55vChHPSUw

The English translation page : here.
posted by 山 at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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