2013年02月01日

トゥ・マッチ・タイム / キャプテン・ビーフハート 1973/2/23 Too Much Time Captain Beefheart


↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。

トゥ・マッチ・タイム
キャプテン・ビーフハート
1973/2/23


♪うおおお、我らは決起するぞお負けないぞおぜってーにうおおおお♪

「反対!賃金据え置きはんたい!!」

「きゅううう。きゅきゅきゅきゅー!」

「わんわん」

「お、今日は何かデモらしいデモだな。」

「春闘の季節なんだって。燃えてるよみんな。」

「お、何かコントが始まったぞ。」

「あのな。デフレを脱却するため是非とも給料上げて貰わへんと。あべー首相はんもそう言っとるがな。」

「そないゆうたかて予算てもんがあるがな。あんたら雇ってるだけでわてらいっぱいいっぱいや。」

「そんじゃ。インフレにするとか今やっとるけどそないなことされて物価が上がったらワシラ干上がってしまうやないか。
だいたいやな。誰がその予算とやらを決めとるんやまったく。」

「しゃあないやないけ。モノが売れへんのやから。無い袖は振れまへん。」

「だからわてらの給料上げて貰わにゃ。買いたくても買えないがな。」

「そなこと言うたかて、今までの赤字ってもんがあるやさかい、少しでも儲かったらそれに当てへんと。
会社、潰れてしまうがな。潰れちまうたらおまはんらやて困るやろ。」

「それや。そうやって潰れる潰れるってこのかた十何年も言われてワシラの首切ったり給料減らしやがって
もう我慢出来へん。お前らが無能だからこないなことになったやさかいお前らの給料減らしてでもワシラに払えや。」

「誰が見ず知らずのおまはんらにワシの金を上げにゃいかんのや。このクソ貧乏人めら。」

「なにをー。その腐った根性を叩きのめしてやろか。」

「悔しかったら稼いでこいやー。ろくに稼ぎもせんと貰うだけ貰おうなんて虫が良すぎるわこのクソ外道め。」

「稼げ、稼げってどないしたら稼げるかちゃんと指示するのがおまいらの仕事だろが。」

「何か不毛な議論だなこりゃ。」

「関わらないほうがいいよ。」

「そうだな。ワシラはいつものように・・・



長らくお待たせいたしました。毎度おなじみ、心の平安、慰みのレコ屋でござーい。
今日持って参りましたお宝はーーー

トゥ・マッチ・タイム
キャプテン・ビーフハートと彼のマジック・バンド
の皆さんです。」

「げっ、ビーフハートってあの

http://www.youtube.com/watch?v=HYdjQCrO_xM




俺の笑い顔は凍っている
俺はアンタの難色世界には戻れない
俺の精神は海で成り立っているのだ
それと空と太陽と月
で、俺の眼はすべてが見える
俺はお前の暗闇の世界に戻れない
黒が影に突き刺さっている場所
お前が運命にさらされた時、俺を思い出せ
俺はオレ自身の世界が欲しい
俺の手をとって俺と一緒に来てくれ



とかキチガイみたいなとんでもねえ人じゃないの。」

「わ、坊主、すげー詳しいじゃん。」

「幼稚園のキャプテン・ビーフハート研究会に入ってますから。」

「幼稚園にそんなもんがあるのかー!」

「お遊戯してますこれで。」

「どんなとこやそこ。」

「は、反対!また変な歌やるのはんたーい!!」

「きゅううううううう!!」

「わんわん」

「ほら喰い付いて来たよ。どうすんのおいちゃん。」

「誤解だ誤解だ変じゃないぞ今日は。
同じ牛ハツ隊長のもんでも、今日は別世界の点描シュール抜刀もんじゃ無くてー
奥さんに、どうすんのよアンタ、アンタが道楽みたいな音楽ばっかやってるからこれ見てよ、
この米びつ、空っぽじゃないの、少しは稼いでもらわないと困るんだよ、
稼いでくるまで家に入れてやんないんからね
と言われたかどうかはわからんが
精一杯地上部分と共通するところをやるべくワーナーであのヴァン・ヘイレンのプロデューサーもやることになる
テッド・テンプルマン氏をプロデュースに迎えて作って出した
1972年10月発売の7枚目アルバム、



クリアー・スポット
Clear Spot


からシングルカットの曲です。多分1973年2月23日発売。」



「反対!変な歌はんたーい!!」

「きゅう」

「わんわん」

「今の説明、全然聞いてなかったみたい。」



Too Much Time
Captain Beefheart and the Magic Band,


http://youtu.be/U6RPnt9ZN20




I got too much time,
 時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

I got too much time to be without love
 俺は時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの

too much time
 過ごしすぎた

I got too much time,
 時を過ごしすぎた

I got too much time,
 時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

I got too much time to be without love
 俺は時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの

In my life I've got a deep devotion
 これまでの人生、俺は深く神への信仰を捧げてきた
Wide as the sky and deep as the ocean
 空の如く大きく海の如く深く
Every war that's waged makes me cry
 どんな戦争だって俺は泣いている
Every bird that goes by gets me high
 飛ぶ鳥は何だって俺をハイにさせる

Sometimes when it's late and I'm a little bit hungry
 時々夜遅く、少しばっか腹がへるんだ
I heat up some old stale beans,
 俺は古くてしなびた豆を焼く
Open up a can of sardines,
 サーディンの缶を開けて
Eat crackers and dream of somebody to cook for me.
 クラッカーを喰って誰か俺のために料理してくれる人の夢をみる

too much time
 〜過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

I got too much time,
 〜時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎたよ

too much time
 〜過ごしすぎた

too much
 あまりにもよ

I got too much time,
 時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

too much time to be without love
 時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの


In my life I've got a deep devotion
 これまでの人生、俺は深く深く神への信仰を捧げてきた
Wide as the sky and deep as the ocean
 空の如く大きく海の如く深く
Every war that's waged makes me cry
 どんな戦争だって俺は泣いている
Every bird that goes by gets me high
 飛ぶ鳥は何だって俺をハイにさせる

I got too much time,
 時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

too much time
 〜過ごしすぎた

too much too much time
 過ごしすぎた過ぎすぎ

too much time to be without love
 俺は時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの

too much time
 〜過ごしすぎた

too much time
 過ごしすぎた

I got too much time,
 〜時を過ごしすぎた

too much time
 過ごしぃいすぎた

too much time
 〜過ごしすぎた

too much time
 過ごし俺はすぎた

too much time to be without love
 俺は時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの

too much time
 〜過ごしすぎた

too much too much time
 過ごしすぎた過ぎすぎ

おおおおいえええええ

too much time
 〜過ごしすぎた

too much too much time
 過ごしすぎた過ぎすぎだよな

too much time to be without love
 俺は時を過ごしすぎたのだ
 愛無しの



「ほら、いい歌だろ。」

「うっそー。何かテンプスのマイ・ガールみたいな。マトモなソウルだね。」

「ギタアに重役のラス・タイトルマンさんも参加の、ぽこぺんコンガはあのミルト・ホランド師だぞ。
ベースはザッパ・バンド〜リトル・フィートの声が甲高いロイ・エストラーダちゃん。
何とボストンでヒットしかかったんだって。
白人ってバレるまでは。」

「・・・・・」

「泣いてるよ。みんな。」

「猫には”Open up a can of sardines,〜サーディンの缶を開けて”ってとこがたまらんだろなー。」

「ニャー」

「猫だったんだ。」

「きゅう」

「こいつは何者だ?」

「わんわん」

「お前は犬だよ。」

My Head Is My Only House Unless It Rains



http://youtu.be/XJ2kSmbxEUw




I’ll let a train be my feet
 俺は電車を足にした
If it’s too far to walk to you
 お前んとこに行くのに歩いていくとあまりに遠いならば

If a train don’t go there I’ll get a jet or a bus
 電車が通ってないならばジェット機かバスで行くだろう
Because I’m going to find you
 だって俺はお前を探しに行くんだもん

You’re going to see me shadow soon around you
 お前は俺に会うだろうよ、お前のすぐそばの影だよ
And my head is my only house unless it rains
 俺の頭の中は俺のただ一つの家なのだ雨が降らない限り
I walk the meadow plains
 俺は草原を歩く
Water deserts are my eyes until I find you
 オアシスは俺の目なんだ、俺がお前を見つけるまでは
I won’t sleep until I find you
 俺は眠らないぞお前を見つけるまで
I won’t eat until I find you
 俺は飯を喰わないお前を見つけるまでは

My heart won’t beat until
 俺の心臓は動かないんだ
I wrap my arms around you
 お前をこの腕で抱くまで


My arms are just two things in the way
 俺の腕はただの邪魔な2つの物体
Until I can wrap them around you
 お前を抱けることが出来るまで
You can make my sad song happy
 お前は俺の哀しい歌をハッピーにしてくれる
Make a bad world good
 嫌な世間を良くしてくれる
I can feel you out there moving
 感じることが出来るんだよ、お前がそこにいる気配が
You’re mine, I know I’ll find you
 お前は俺のもの、わかってる探しに行く

And my head is my only house until I’ve found you
 俺の頭は俺のただ一つの家なんだ、お前を見つけるまで
I hate to have other people hear me sing this song
 他の奴らにこの唄を歌って聞かせるのは嫌なんだよ
If this reaches you before I do
 この唄の噂が俺が歌う前に届いちまうなら
Follow it to “I love you”
 ちゃんと付け加えておいてくれその歌の最後に
 「アイ・ラブ・ユー」って
That’s where I’ll find you
 あそこが俺がお前を見つけるところ

And my head is my only house until I find you
 俺の頭の中は俺のただ一つの家なのだ、お前を見つけるまで



「どさくさに紛れてB面です。どや?」

「うお何か凄いオシャレ。何か切なくてカワユイし。
どしたの隊長さん。」

「すっかり怒らせてしまった奥さんの機嫌をとってるとも言えるし
理想の音楽へのラブソングとも言えよう。」

「わんわん」

「またエー加減なこと言うと誰かに怒られるぞ。

だって。」

「はい。」

(山)2013.2.1

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg



00000-2.jpg

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

資料

資料(英版)

English Version
.
−−−−−−−−−−−−−−−−−

閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸い、CM込みで見てクリックしてお聞きくださりませればお駄賃になりましてなお嬉しです。
よろしくお願い申しあげます。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA


−−−−−−−−−−−−−−−−−



.
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

▲ページの先頭へ