2007年01月24日
Big Bam Boom / Hall & Oates 1984
思えば流行があるって幸せだわなあ。最近どうも無理筋だもん。流行らせようとしてすぐばれて逆にヘコんだりして。流行がありゃ裏流行も有る訳だし。お店は賑あわないと寂しくってしょうがありません。
姪に「最近、どうなの音楽って?」訊きましたら、「うーん」とか答えが帰って来まして、そりゃま小学生ですから洋楽とか無縁だろうけどせめて歌謡曲は何か無いのかえ。
こと音楽に関しては全てがさらけ出されて証拠で有り。無理に流行させようとしたって駄目でございます。
音楽ファンってまったくゆうこと聞かないもん。
ビッグ・バン・ブーム
大爆発流行
オーツ&ホール
1984年、洋楽のマジで流行った最後の時期のトドメに出たアルバムでございます。
O&Hもそのど真ん中にいた。そしてそれゆえ息の根を止める役割も担ったか。
実は先日、初めて買ったばっかしでして、だけどずっと愛聴盤で、何故かとゆうとカセットで聴いていたのだ。貸しレコードで借りたのだ当時。悪魔のお店がが出来てまるでLPを買わなくなったのだ。こっちこそ音楽の息の根を止めてしまった。
だって貧乏だったんだもん。
言い訳になるんかいな。どうしよう。償いせねば。って、すげえ安い値段で買ってしまった。つか、サービスでタダで貰っちゃったんだよう。
頼みます、中古レコ屋さんのマスター、お金払わせて下さい。
「ありがとう。」って嬉しそうな顔してしまった。
売れに売れた80’sホール&オーツ。売れちゃったら責任もでかくなりーの、プロとしてやることやらねばだ砂漠巨大になり。
いえい、こうなったらとことん時代と寝てやろう。
時代のサウンド担った、ボブ”禿山”クリアマウンテン氏とアーサー・ベイカー氏とがっぷり組んでの一枚。
ジャケ、笑っちゃう。売れれば売れるほどダリル・ホール・・・・with ジョン・オーツ氏になっちゃってまあ。今度はギターまで持っていっちゃったのーってジョンちゃんの顔が。あ、そのストラト、俺のと同じだ。やっぱローズ・ネックだよな。
ボブ氏は、自然残響とコンピュ・ミックスで一時代を築いたプロデューサーす。デジタル・リバーブへ世間が一斉に向いた時、逆に、ならプロな俺たちは贅沢しちまおうって、大聖堂やら大聖堂で響きだけ録音してそいつをば人力では不可能な混ぜ具合で出し入れし、マジカルでございます。
いっぺん聴けばすぐわかるほどアクつおいであります。
アーサー氏は逆に、貧乏音楽に活路を見出した、ヒップ・ホップの大物さん。人力でツギハギして、おもしれーおもしれーやっちまえやっちまえの方で。
同時代の正反対の味を持つ製作者を同時に仕事させて、はめちゃうんだから、まー、凄いです。
”これは流行だよ”って、皆で覚悟して踊りましょってギャグ入ってるんで嫌味にならないんだなきっと。
それゆえ、思いっきり古いんだけど、いつまでもリアルだ。
どうしようと、ど真ん中には俺たちの音楽があるぜ、負けないぜって誇りもどでん。
オーツ氏のメイン・ボーカルは2曲。自作は、おおお、しーらEさんだよーの顔が浮かぶ1曲のみ。他はコーラスでも影が薄いってば。
さすがにこうなるとオーツ&ホールって言い張れません。も、”それで売れたんですから。流行ですから”。
それでもでもでもでもさ、オーツちゃんファンのアルバムなのです。
何故ってそりゃあ、最後に極め付けが入ってるから。
ポゼッション・オブセッション
ひっさびさメインものでシングルカットして最高位30位。もちろん心の1位の完璧シングルだぜ。
勿体無いから、讃えるのは次回にしよ。
大爆発のシメはやっぱジョンさん。みんなで作って歌って貰ったホール氏もわかってるのさ。
と、ファンは思います。思いましょう。
(山)2007.1.24
ろっくすオーツ&ホ−ルのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考、日本盤,アマゾン
入手先参考、紙盤,同
入手先参考、US盤,同
入手先参考、USベスト盤,試聴可能、同
ぽずおぶ動画
Possession Obsession
http://www.youtube.com/watch?v=9P7KQGcYZFU
Out of touch
http://www.youtube.com/watch?v=eyTbXa29g9A
Method Of Modern Love
http://www.youtube.com/watch?v=fAaFt7_6qvk
The English translation page : here.
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