2007年02月09日

燃やせカロンの彼は女 / Scorpions 1977

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燃やせカロンの彼は女
Scorpions
1977



”週刊スコーピオンズ”が装いも新た”週刊スコーピオンズ”として戻ってまいりました。

同じじゃん。それじゃ駄目じゃん。

駄目ではありません。グーです。前回は週刊弟と合体で「ラブドライブ」からの曲を、去年最後は80’sの蠍をって、
順番も何もあったもんじゃないじゃん。
いーの。ブライアン。時空は不連続体なの。

つうことで、改めまして、お尻ベストアルバム「蠍団伝説」より各アルバムの名曲を旅する本誌、

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今回の特集は1977年作

暴虐の蠍団
TAKEN BY FORCE

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からの2曲だ。
アルバム原題を訳さば「力ずくで奪取」、それを暴虐と訳したRVCのディレクターさんナイス!
なんつたって「暴虐」だい。
*乱暴で残虐なこと。荒々しい振る舞いで人を苦しめること。また、そのさま。*
ぎゃあ。怖い。国語辞典にはさのように。この場合はアラアラな振る舞いで酒を振舞い人を苦しめつつも喜ばせること。おお、これぞハード・ロック・メタルのアンセムではありませんか。

今回のアルバムよりドラムスが交代です。ルディ・レナーズ氏が気の毒に病気の為やむなく後ろ髪ひかれたいで脱退、急遽、唄って曲も作れますドラマー、ハーマン・ラレベル氏が参加だ。
そしてギター仙人ウリ・ロート氏の最後の雄姿となる。
ロートさんてば、バンド内では言ってみりゃ青春ドラマの石橋正次ちゃん0-070209-04.jpg、コンバットでのカービーちゃん0-070209-06.jpg、スコーピオンズのジミ・ヘンドリクスちゃんって立場で、何かっつうと俺だ俺だ俺俺俺で多大なる緊張状態を作り続けてきた男。でも、そのはねっ返りでバンドはぎんぎんに飛翔するのだ。
ルドルフ&マイネ氏の人徳により。
まあ、これが凡なギター弾きだったらコノヤロぶちころすって百叩きプリプリの上、荒川に流されてしまうとこですけんど、ウリの売りは思わず参るすげープレイなのじゃ。
ぎゅわーん、きゅきゅきゅきゅ、どしゃーんとジミさんの精霊が宿っている。生で聴いたら3倍増しなんじゃないでしょうか。同じバンドで演奏は至福の喜び、ちょっとムカツクけど。
しかあし、本人は出て行きたくってしょうがない。3人で自分で歌って弾きますが、精霊の完成形だもん。
俺は都会へ行くんだ、こんな村いやだー。
ちょっと待て、最後にこれだけはやっていきなさい。
それなら暴れてやるー。
の暴虐。

暴虐のハード・ロッカー

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俺はそれが通りを歩いているのを見た 寂しく
猫のようにクーーール、悪夢のようでもあり
俺は2回もそれを見た ああ信じられない
おーやだやだやだ
そいつは振り返って再び俺を見た
思わず言ったよ「やだ。マジかよ。」
そいつは男だった そいつは女でもあったのだ げ

ヤツは女 彼女は男
ヤツは女 彼女は男

思うに、どっか遠くからいらしたんだと思います
俺はまるで催眠術にかかってしまった だから動けないのだ
そいつは俺の手を取って言ったよ
「おいでなさい。ちょっと寄っておくんなまし。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。」
俺たちはぶっ飛んで家に帰ったよ それはとっても素敵で暖かなとこだよ
ヤツは動き始めた 彼女はやり始めた
俺には肉体が必要なんだ 君は違うのかい?

ヤツは女 彼女は男
ヤツは女 彼女は男

ヤツは女 彼女は男
ヤツは女 彼女は男


ぷ。情景を想像すると思わず噴出すシチエイションで・・。途中キクちゃんも登場するし。
でも赤のレッド他人がそうゆう目にお会いになりましたら笑えますけど、自分だったら怖いわ。
それを自分事に感じたのがロートさん。恐るべきその恐怖をこれ以上ねえってくらいギターで表し、マイネちゃんはいつもより多く叫ぶぞこれがハードロックだ。



カロンの渡し守

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ダークな夜 光など皆無
黒魔術男の縄張りだ
魂は震える 冷たい瞬きの中で
破壊者マジック国ではさ
可哀相な男 その霊の方が強大
彼らは疲れとゆうものを知らない
お前は支配され始めてしまう

盲者 お前は自分で自分の血をすすり
すぐさま黒魔術の死に浸入する
きゃああと言い始めたほうがいいんじゃないかい

盲者 お前は自分で自分の血をすすり
すぐさま黒魔術の死に浸入する
きゃああと言い始めたほうがいいんじゃないかい

燃やせお前の邪悪な欲望
闇の王の王国は俺のもので建立されている

光の王国を絶やす無かれ
そこには暗闇は無く 夜は無い

これぞ極め付けのウリ坊の蠍団への置き土産です。♪カロンのわたし〜♪では無いのだ。
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カロンてえのは”三途の川”って意味らしく、外国にもあったのね。
で、どこが三途の川だー。
イメージだよ。ウリさん目が行っちゃってますから。
ゼップで言えばカシミール。中央アジア及び近辺の香りを直行便でお届けしています。
マイネさんもその瞬間、渡し守になり、きょえーーーーーー。
鳥肌立たせて、ロートちゃんは三途の川の向こう側に渡ってしましいました。
生きたまま。

あーああー。

(山)2007.2.9

週刊スコーピオンズのページ

でかいジャケットのページ


入手先参考(日本盤、アマゾン)

試聴はこちらで、US盤(同)



蠍が暴虐動画集

Scorpions - He's A Woman She'a A Man (with Uli Jon Roth)
http://www.youtube.com/watch?v=VvFAoObhjfA


Uli Jon Roth - Sails of Charon (Scorpion Days)
http://www.youtube.com/watch?v=Q5r16oIOfXY

Uli Jon Roth - She's a women/He's a man (Scorpion days)
http://www.youtube.com/watch?v=zkhVVMkI53Y

Scorpions - Wacken 2006 (w/ Uli Jon Roth)
http://www.youtube.com/watch?v=Iy8dxPvHN4A



The English translation page : here.


posted by 山 at 08:42| Comment(2) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジャケットの上んとこの煽り文句がステキ過ぎです。言うことナス。


カロンドプロは....毛生え薬か何かだったような。
Posted by fxhud402 at 2007年02月09日 18:58
「狂おしいまでの鬼達の」じゃなかった
「俺達の叫びを聴け!!
    今夜はこいつでキマリだぜ!!」
すね。

まじキマリです。はい。

カロンドプロは発毛剤では??って意見も出てます。
はたしてその真相は??
Posted by 山 at 2007年02月09日 22:28
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