2007年02月14日

Islands / King Crimson 1971

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Islands
King Crimson
1971


やっと来ました。
このアルバムに没入できる日が。
キング・クリムゾン1971年作4枚目

アイランズ

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いや長かった。30年超かかったよ。
お初に聴いたのは75,6年だったか。バド・カンパニーの大ファンでしたから、ボズさんの歌が聴けるてんで。それでどうなったっかっつううと開始2
分あまりでKO。
寝た。
寝てしまってはわからん。2回目は
寝た。
以来ずうっと寝てばっかし。ボズ兄さんの声優しすぎ。子守唄や。
で、こないだの三連休で寝ないで聞けました。

そこに至るまでには艱難辛苦の修行あり。
心構えとして覚悟をしの、ウイッシュぼーン・アッシュのフロント・ページ・ニュースに目覚めの。そしたら猛烈に島を聴きたくなりーの。
聴いたら、来た。すげー。
現金なものです。遅ぇどんの目覚め。
要は音楽はマジで聴きたくなり、ちゃんと聴かないと魅力には気付かないってことだあな。
どんなに名盤って言われてもそうじゃないとピンとこねえよ。
特にこの盤はちゃんと聴くことを要求される盤すから。やーまー、おめ何でわからんずらって殿馬に言われても無理。
何たって一見地味。レッドやら21世紀キチガイやらが好きだと、寝る。
ダイナミック・レンジ只事でなく、小さな音で聴くと聞こえないよ。で、メタル並にでか音で聴くと来た。いきなしどかんでびっくしするけど。
レンジ(石橋)が広いってことはCDがぴったし。なんだけど、気分が出ないんでLPで聴かねばと思った。幸いにして聴いてないもんだからノイズも無し(ばく)。

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以下、今頃何を言うかの感謝をば

いやーボズさんの歌はやっぱし素敵だなあ。はにかみさんで。優しくって。声がいいずら。
曲がいいのだ。ギャグも有ったのだ。フォルメンタル・レイディてば、中華料理店だし。
レターズは演歌だ。これは親父になったから別な意味で好きになれたのかと思う。
爽やかな空気の中、ハーレム・ノクターンでエロエロなメル・コリンズ氏のサックスは実にいやらしい。
フリップ博士の生生なギターは実になまなま。
昭和の光と暗黒、やばくて、続けてルパン三世(もちろん第一シーズン)を聴きたくなる。
レディーズ・オブ・ザ・ロードは、もろビートルズしかもジョン・レノンさん、噛むとゲザーとアイ・ウォン・チューとプラスティック・オノ・バンドとルーシーが空に。そりゃ喜ぶ。
何で同時代トリビュートやったのか?同じものを見てしまったからに違いない。
プレリュードってのは、映画館で幕が下りてる間にかかってる音楽だな。狭くてたまらん赤い椅子で待つ。もうすぐラブホテルのCMが始まるぞ。
あ、無かったいきなし、映画始まりやんの。

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大地、渦 そして海に取り巻かれた木
波は私の島に寄っては返し打ち寄せる
土地 誰もおらぬ土地 雨だけを待っている
粒 そして粒 愛を侵食する 私の
高波から身を守る防波堤
風を揺らせる
私の島に向かって
続く


何だかわかりません。フィーリングで捕らえるのさ。そうすればハッピー。
解釈は己の首を介錯する刀となり申そう。

キングの王国は彼の地に有り。
おセイドンが目覚めた場所はその王国の半島。
トカゲが棲息すは、王国の港で、王はそこから海原へ。
辿り着いたは南海の孤島。モスラもおらず。南海なのに空気は冷。
しばしイマジナリー音楽を皆で奏でる。
平穏なる時は常に長くは続かず。
旅立つものの熱情によりさらに船出。
新天地を向かう船上で乱が起こりさらに嵐と見舞い、セイラーどもはちりぢりばんらばんらに。
マストに己をくくりつけた船長はそのまま謎の新大陸に到着し、待っていたのはトマトと奇人と二人の凶暴な猛者と紳士。
そんで太陽と戦だ慄おとなるのです。
さて王の運命はいかに?
お代は見てのお帰りだよ。




(山)2007.2.14

ろっくす王宮殿のページ
http://rocks.web.infoseek.co.jp/sibu/king/menu.html

でかいジャケットのページ
http://rocks.studio-web.net/sibu/king/islands.html

家系図(アイランドまで)
http://rocks.studio-web.net/tree/kingis.html

入手先参考、日本盤紙,アマゾン

入手先参考、US盤,アマゾン

試聴可能です、アマゾン


島の動画

King crimson "Islands"
http://www.youtube.com/watch?v=IDyhncgfVPQ


King Crimson 21Century Schizoid Man Live in Central Park 1971(?)
http://www.youtube.com/watch?v=eFQD_Zs7MHQ



The English translation page : here.


posted by 山 at 08:58| Comment(2) | TrackBack(0) | プログレシブ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 寝てしまってはわからん。2回目は
> 寝た。
> 以来ずうっと寝てばっかし。ボズ兄さんの声優しすぎ。

あひゃ〜(・∀・)、わかります、それ。
最初に凶暴な曲から始まるヤツだと、寝ないんですけどね〜。
ふぉーめんてら・れでぃは、上海あたりの風光明媚で穏やかな海を
想像して、リラックスしてしまいます。

私の場合は、キャメルが眠くなってちゃんと聞けてないバンドかな。
まあ、そのうちにいつか出会いがあるでしょう。(・∀・)
Posted by neleus at 2007年02月15日 00:48
たしかに。
キャメルもやばいです。

最近、そちらも寝なくて聴けるようになりまして。

歳を取ると寝なくなると申しますが、
もう
嬉しいような or 寂しいような

音楽がきけるようになるってのは嬉しいす。

ですから
出会いありますよー。

って言っていいのかー(^0^)。
Posted by 山 at 2007年02月15日 08:49
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