2007年03月06日

Aqualung / Jethro Tull 1971/4

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Aqualung
Jethro Tull
1971/4


世界の超個人、イアン・アンダーソン氏率いる
ジェスロ・タル
1971年に世に問うたアルバム

アクアラング

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でございます。なんつたって世界の超個人すから、この面白おっさん、地球上のどの場所で生まれたとしても片足上げて横笛ハメルーン吹きとなって我々に襲い掛かって来てくれたに違いありませぬ。
そしてこの盤、4作目。いよいよ爆発イアン節。
ジャケからしてナイスっ。
「このわんこ、おめーらに渡してたまるものかーっ。」の図。
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裏を返せば、「おーよちよち。おじさんが守ってあげるからね。安心してお食べ。」
犬「うげ、まずそうだけど食べます。」の図。
これはもう絶対いい人で、正義の味方です。
この生活姿勢に共感なされた方はイアンおじさんの全てを受け入れましょう。あらゆる所業はあなたに良かれとやってくれていることです。
「わけわかんねえよ。」と時にちらと思っても大丈夫。30年後には良薬は口に苦し状態で確実にあるあるより体に良いです。
何より必殺代表曲2曲入り。
これがまた我々ジパング人に贈ってくれたんですね嬉しいですとありがとう言ってしまうようなブツなんです。
それはタイトル曲

アクアラング。
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シングルになってないんだよな、これ。おっさんの価値基準は超個人すからちとばかしちゃいまんねん。カットしたら大ヒット間違いなしだろうに。
金はいらん。いるのはあなたの喜びだけ。


公園のベンチに座っているのだ
子供少女たちがいやーな目で見やがる
彼の鼻からは鼻水たらーり
脂ぎった指を汚らしい服にこすり付ける
冷たい日の光で乾かすのだ
こってこてパンティみたいなもんだと見てね
死んだガチョウみたいに感じて
ぶち壊れてる自分の運をちょっとばかし吐き出して
太陽は裸でいるには寒すぎる
そして老人は一人ぼっちで彷徨うさ
時を費やし
それいかないって彼は知ってる
足はやたら痛む
角を曲がって
湯のあるところに行き
足を暖めよう

一人ぼっちなんだ
軍隊は辞めさせられた
救世軍と一杯のお茶
アクアラングは私の友
簡単には始められないんだ
惨めな老人 あんたが見てる それが俺だ
まだ覚えてるかね
12月の霧の風
氷であんたのヒゲを剃り、痛くて叫んでしまう
そして最後の震えを止めるために往生し
深海へ潜るダイバーの音みたいだ
そして花は春に気違いみたいに咲く


ううう。おっさん、あんなひょうきんな顔してこないなきつい歌歌ってたのか。しかもやたら言い回し難しい。
この解釈が良いかどうかさっぱし自信無しです。
それ自覚してのあの奮闘努力のサービス・ステージングなのでしょうか?

そして
ロコモティヴ・ブレス
蒸気機関車のあえぎ


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いっぽんどっこ洋楽演歌の最高傑作です。水前寺さんや北島のおやっさんのカバー聴きてぇ。こぶし使えるぞ。
是非何とかたのんます。

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狂気のシャッフルを奏でる
蒸気機関車のあえぎ
常時敗者のために走り
行く道は自滅の道
ピストンの胎動を感じ
蒸気が吐く息を引き裂く
老チャーリーが操縦するその列車は止まることを知らない

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彼は自分の子供達が駅で飛び降りるのを見る
一人 また一人
彼の女 そして彼の真の友はベッドの中でお楽しみ中
彼は廊下を這って行く
自分の手と膝で
老チャーリーが操縦するその列車は止まることを知らない
止まることを知らないのだ

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彼は聞く 静かな咆哮を
落ちてくる天使を捕まえる
そして常勝者は玉でヤツを手に入れ
彼はギデオンの聖書を拾い上げる
1ページ目を開く
老チャーリーが操縦するその列車は止まることを知らない
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はい、わかった子は手をあげてー。はい、いませんね。先生もわからないだよー。けけけ。
それではー。これからこの曲を百回聴きましょう。
そしたら百倍染みてくるからねー。
何、嫌だ?
何をゆう。イアンおじさんはもう1万5千25回もこれ歌ってるんだよ。
止まることを知らないのだ。

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(山)2007.3.6

ろっくすジェスロ・タルのページ

でかいジャケットのページ

入手先参考、日本盤,アマゾン

入手先参考、US盤試聴可能です,アマゾン

悪を退治動画

Jethro Tull - Aqualung (Live)
http://www.youtube.com/watch?v=QqZmtq5LhFo


Ian Anderson (Jethro Tull): Locomotive Breath
http://www.youtube.com/watch?v=RpRPJow0BqQ


The English translation page : here.


posted by 山 at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレシブ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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