2013年04月18日

アントレ・ヌ(私たちの間に) / ラッシュ 1980/5/24 ENTRE NOUS - Rush (Mercury)


↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。

アントレ・ヌ(私たちの間に)
ラッシュ
1980/5/24


気が付けばどうやって音を聞いておるのか。
便利に堕して一押しで束の間の時にまごうのみだ。
好きなものを好きな時に。望むままに。何も抗うもの無し。何も抵抗するもの無し。
それはもう結構なことでは無いか。
長年の望みが叶って。
何と幸せな時代でありましょうか。

と言い切れるか。

何か退屈な無為に時を過ごしているのでは無いかと言う疑問が脳裏をよぎらぬか。
好きなものばかりを喰っては身体によくありませんと言うでしょが。
トンカツトンカツトンカツトンカツ。
さすがにキャベツも喰いたいと思っても出来ちゃうものだから
トンカツトンカツトンカツトンカツ。
うにうにうにうにイクライクライクライクライクラ。

うむ、脳が腐食し始めるのを感ずる。
便利は人類の退化の改新を促進する。

食物の味を判別できぬ者増殖中。
となれば
音楽の味を判別できぬ者増殖中。

深みにはまらねば
口に苦しものを耳に入れねばそれだけの鳥肌は得られること無し

勝手知ったるジェスロタルなのをうっかり忘れるところでした。
これはあきません。
そんな時の処方にぴったしなのが我らが

ラッシュ

わざとやってるだろ、わざとやってるんだよ好きでややこしいことを覚悟して腹決めて
の孤高のバンド。
それはセロリか生トマトかドリアンか、人によっては匂い嗅ぐのも嫌てな輩なゆえ
銭金抜きで好きな人々がおり、貴賎無く、偉い人も、悪い人ももちろん良い人も
偉い人もそうな方がおるから何の問題もなく好きなようにやらせて貰ってる
稀にみる幸せな音楽屋どもなのだ。

7作目アルバム1980年1月1日発売



パーマネント・ウェイブス(永遠の波)
Permanent Waves


より
何とうっかりヒット出してしまった全米最高位51位、英最高位13位

ザ・スピリット・オブ・レイディオ

に続く第2弾シングル米国限定



ENTRE NOUS
アントレ・ヌ(私たちの間に)


これでもヒットするかてなもんだよこれが



http://youtu.be/sodthxK1z44




We are secrets to each other
 我らは互いに秘密なり
Each one's life a novel
 それぞれの人生は
No-one else has read.
 他の誰も読まぬ小説の如し

Even joined in bonds of love,
 愛の絆にさえ参加せし
We're linked to one another
 我らは互いにつながっているのだ
By such slender threads.
 かのか細い糸により

We are planets to each other,
 我らは互いに惑星なり
Drifting in our orbits
 自らの起動を漂っておる
To a brief eclipse.
 儚き日食に集う日のために

Each of us a world apart,
 我ら一人ひとり世界は離れておる
Alone and yet together,
 単独でそれゆえ集い
Like two passing ships.
 二隻の通過する船の如く

Chorus
Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to recognize
 我思う、それは認識す為の我らの時間
The differences we sometimes fear to show.
 我らが時に示すのを恐れる相違

Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to realize
 我思う、それは理解す為の我らの時間
The spaces in between
 狭間に存在する空間は
Leave room for you and I to grow.
 成長為す為の我と汝の残された場所なのだ

We are strangers to each other,
 我らは互いに見知らぬ者
Full of sliding panels,
 溢れかえるスライドせしパネル
An illusion show.
 幻想のショー
Acting well-rehearsed routines
 何度もリハーサルされた決め事を振舞い

Or playing from the heart?
 それとも心よりの演技なのであろうか?
It's hard for one to know.
 そは人一人では計り知れ難き

Chorus
Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to recognize
 我思う、それは認識す為の我らの時間
The differences we sometimes fear to show.
 我らが時に示すのを恐れる相違

Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to realize
 我思う、それは理解す為の我らの時間
The spaces in between
 狭間に存在する空間は
Leave room for you and I to grow.
 成長為す為の我と汝の残された場所なのだ

ギタア→電子

We are islands to each other,
 我らは互いにとって島々なり
Building hopeful bridges
 希望に溢れし橋々を建設す
On a troubled sea.
 荒れ果てし海で
Some are burned or swept away,
 ある者は焼かれ、もしくは駆逐される
Some we would not choose,
 ある者は我らは選びしことは無けり
But we're not always free.
 だが我らは常に自由では無いのだ

Chorus
Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to recognize
 我思う、それは認識す為の我らの時間
The differences we sometimes fear to show.
 我らが時に示すのを恐れる相違

Just between us,
 ただ我らの間には
I think it's time for us to realize
 我思う、それは理解す為の我らの時間
The spaces in between
 狭間に存在する空間は
Leave room for you and I to grow.
 成長為す為の我と汝の残された場所なのだ



今時いねえよてなモノグサじゃ無い坊さんの説教の如しありがーたーい託宣。
ざまーみろ本国カナダですら最高位94位。
アメリカでは楽しくさえ見える1980年5月24日最高位110位一週。

何とも業の深さが嬉しいやねえ。

B面は

異なる糸
Different Strings




http://youtu.be/cpOlIRc3POk




Who's come to slay the dragon?
 何者が龍を殺しに来たのであろうか?
Come to watch him fall?
 彼が倒れしさまを見に来たのであろうか?

Making arrows out of pointed words,
 辛辣なる語より矢を作りし
Giant killers at the call?
 招かれし巨大なる殺人鬼どもなのか?

Too much fuss and bother,
 溢れ返れし騒ぎといざこざ

Too much contradiction and confusion.
 溢れ返れし反駁と混乱

Peel away the mystery,
 謎なりし謎の化けの皮を剥がすのだ
Here's a clue to some real motivation.
 ここに何らかの真の動機の手掛かりは在り

Chorus
All there really is,
 真に在りしもの全ては
The two of us
 我ら二人

And we both know why we've come along.
 そして我らは共に知る
 何故我らが来たれしその理由を

Nothing to explain,
 説明すべきことは何も無し
It's a part of us
 それは我らの一部分なのだ

To be found within a song.
 歌の歌中で発見されるべく


What happened to our innocence,
 我ら無実に起これしこと
Did it go out of style?
 そは様式より出現せし事象なりしか?

Along with our naivete
 我らの無垢と共に
No longer a child.
 最早赤子では無いのだ

Different eyes see different things,
 異なる目は異なる事象を見る
Different hearts beat on different strings.
 異なるハートは異なる弦を爪弾くのだ

But there are times
 だが時は在り
For you and me, when all such things agree.
 汝と我にとっての
 全てその如き事象に同意する時が

Chorus
All there really is,
 真に在りしもの全ては
The two of us
 我ら二人

And we both know why we've come along.
 そして我らは共に知る
 何故我らが来たれしその理由を

Nothing to explain,
 説明すべきことは何も無し
It's a part of us
 それは我らの一部分なのだ

To be found within a song.
 歌の歌中で発見されるべく

ギタア



みんな仲良く。
世間がややこしいのはこの歌が中途からほんがらがったんこんどれほになるとこからも了解でございますけど
互いの相違を認識し尊重さば
いつしか稀にびったし合致する時もござろう。

それで三人、奇跡の一致団結で邁進してます我らのラッシュは。

気持ちようございます。

(山)2013.4.48

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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資料

資料(英版)


English Version

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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸い、CM込みで見てクリックしてお聞きくださりませればお駄賃になりましてなお嬉しです。
よろしくお願い申しあげます。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA


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