2007年04月02日

永久保存盤! /フォーク&ロックの歩み 1966-1974 第2回

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永久保存盤!
フォーク&ロックの歩み
1966-1974 第2回


東芝EXPRESSレーベルによります1975年リリース(推定)のアナログLPBOX

永久保存盤!フォーク&ロックの歩み1966-1974

から日本の若者音楽を探検するわよの第2回目です。
洋楽ばっか聴いてきた非国民の我がするもんで、はなはだ不遜&不心得お先に陳謝。
洋楽聴いて来たって言ってもねえ、最近どんどん益々わからないこと出て来てまあ。そんで、一番わからないのが自分の足元、日本の歌だってゆうんじゃ、ねえ、爺になるまで納得出来る日が来るんかいな。こねえんだろな。

えー、選挙です。暗い過去を忘れて明るい未来を切り開こうなんてえ一般的に過去は暗いものとなっている。振り返れば数々の恥ずかしい所業、失敗、不祥事、生活も仕事も長く生きれば生きるほど澱の様に暗いのがどーんと。人類も歴史を重ねれば重ねるほど宇宙人に言えないようなとんでもねえことが貯まるわ。そんでまあ、忘れよ忘れよ昔は俺たち若者には関係ないなんてー、甘いもんじゃ無く。それまでやらかしたことはどっかで引き続き木の影から星明子のように見てるもんで。結局はその悪事をやらかしてしまった原因を身に染みて何とかせにゃあ明るい未来もヘチマもねえんだよな。
なんて
書くのはこの箱聴いて、いつも付きまとうダークネスのせいなのだ。

<レコード1枚目>再び

1面

1.帰って来たヨッパライ/ザ・フォーク・クルセダーズ
・・・その歴史はこちらで。いきなし死んじまって、生還する歌で始まるだよ。66年のことではなくて67年。ヒットしたのは暮からだそうです。
対岸ではサージェントからマジカルへ。私は7歳。フォークだかなんだかわからないのに歌ってた。40年経過の今聞けば、ワッワッワワー♪。
やっぱ面白れー。”なーお前天国ちゃうとこはそんなに甘いもんやおまへんのやもっとまじめにやれー”。
安心して死ぬことも出来ません昨今。

2.悲しくてやりきれない/ザ・フォーク・クルセダーズ
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・・・何が悲しゅうて悲しくて悲しくてやりきれないすよ。忘れたふりしてるこの国のマイナーがどーんと。演歌もそうだけど何でこんなに悲しいんだろ。
この時点で戦後20年。島国でやることなすこと全部結局はてめえのしたことにしか他ならないって、悲しいのかい。

3.水虫の唄/ザ・スートルビー
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・・・愛と幸せを運ぶ座布団運び、ヤーマダくんがいた、すうとるび、ではなくてズートルビー。フォーク・クルセダーズの変名バンドだそうです。
デュークス・オブ・ストラトフィアと同じだ。わ、サウンドも同じだ(^0^)。どっかで聴いたとと思ったら、こりゃ加山雄三氏+ローリング・ストーンズのルビー・チューズデイです。
♪きみのうつした水虫は今でもぼくをなやませる。せつなくうづくみずむしは君と僕とのあいのしるし♪
ぎゃはは。それはたいへん。サビのメロはなんかのクラシックの曲。思い出そうにも思い出せない。

4.若者たち/黒沢久雄
・・・ハングマンの黒沢としおさんじゃなくて、黒沢監督の息子さんのひさおさん。曲はもう、もしや教科書に載ってるんじゃないか。その暗黒たるやパンク・ロッカーには絶対受け入れられないもの。ウルトラマンの序盤で湖の周りでキャンプファイアしながら歌ってるぼんぼんたちで、ギター弾いてるのは赤いチロリアンハットに赤いチョッキで、怪獣にいの一番に踏み潰されます。怪獣が激怒するくらいだからこれを聞いて暴力衝動が起こるのも無理は無し。

5.今日も夢みる/モダン・フォーク・フェローズ
・・・これまた高校生の頃、中学生だったか、友だちに無理やり連れていかされたYMCAを思い出した。YMCAではビレッジ・ピープルもしくはヒデキしてるのかと思ったらこんなん雰囲気だったのだ。善人のようでありますが、何故暗黒。若者は寂しがりやらしい。

6.海は恋してる/ザ・リガニーズ
・・・その歴史はこちらで。ザリガニでザ・リガニーズだって。ぎゃはは。のちにジ・アマリーズの方と合体してあの「猫」に。
加山さんのギャグなのでしょうか、セリフがありま。
♪うみも失恋するのかなあ 泪をいっぱいためるかなあ だけどあふれだしたらこまっちゃうな
だって おれ 泳げないんだもん♪
私だって困ります。

7.小さな日記/フォー・セインツ
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・・・この曲はフォークなのでしょうか。”わたし”を”あたし”と発音するからには、ムード歌謡に違いない。どうせやってくれるなら(何をだ)これくらいやってくれると来る。暗闇の魅力満開です。求めるのは怪奇大作戦の「5人の娘が旅に出たー」の唄のホラーの魅力さ。

2面

1.思い出の渚/ザ・ワイルド・ワンズ
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・・・2面はグループ・サウンズ・サイド!GSには、フォークもだけど、この思い出の渚には、あ、いかん、想い出の渚だ。字を間違えただけで左遷させられそうなくらい想い出が詰まってる方が一杯いると思います。それは誰にも傷つけることは出来ん。
出た途端に想い出モードに突入していたと思われ、改めて聴くに私には50’sが全開に聞こえます。
その歴史はここで。

2.青空のある限り/ザ・ワイルド・ワンズ
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・・・歌うドラマー”ファンキートマト”植田さん絶唱の失神ビート・ソングだ。思わずこちらも、きゃああああって叫んでいいっすか。気持ち悪いすか。すみません。曲間の下降エレキメロ、ギターソロ、高らかなラッパ、へいへいへい、あおー、ドラムずんたたに失神す。

3.いとしのジザベル/ザ・ゴールデン・カップス
・・・横浜出身、マモル・マヌーさん在籍のカップス。暗黒から失神へ。劇的な変身を遂げるジザベル。いったい何人なのでしょう。男女のどちらかも不明です。
その歴史はここで。

4.長い髪の少女/ザ・ゴールデン・カップス
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・・・大有名曲です。アルミの弁当箱とそこのサイドにパッチンと挟んである箸箱思い出してしまうわー。そのころご飯と一緒に食べてたのねー。
数人は、手で隠しながら喰ってたやつがいたものです。その中身はとてもやつにとって辛いものだったに違いない。
今は辛くないものを食べていられるのでありましょうか。願います。

5.真冬の帰り道/ザ・ランチャーズ
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6.旅人よ/加山雄三

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・・・言わずと知れた若大将。GSの前、エレキ・ブームの頃からブレークして、GSの頃もブレークしてたんすね。それもそのはず真冬の帰り道は、思いっきしバーズしてます。しかもとてつもなく加山さん。冷徹なのかウォーミングなのかわかりません加山さん。旅人の寒さは、さすがモノクローム・セット元祖なり。ビドさんもきっとコレクションしてるよ。


7.あなたが欲しい/ザ・ハプニングス・フォー
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・・・知りませんでした。びっくりしました。来ました。アルバム見つけたら問答無用に買います。1000円以内なら(ばく)。ギターレスです。むせび泣いてます。唄が。それでモロ、青い影/プロコルハルムです。年表によると青い影は67年6月です。この曲は11月です。
仰天です。早過ぎます。それでいて青い影を空気にして己の歌歌ってます。あなたが欲しい。


第3回につづく・・・・

(山)2007.4.2

ろっくす永久保存盤! /フォーク&ロックの歩み
1966-1974のページ


でかいジャケットのページ


入手先参考、同趣旨と思われますCD、アマゾン

入手先参考、同趣旨と思われますCDその2、アマゾン



オラは動画

帰って来たヨッパライ / ザ・フォーク・クルセダーズ
http://www.youtube.com/watch?v=L7zIgt7CwFI

加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ 「思い出の渚
http://www.youtube.com/watch?v=gDYT71yR64Y

加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ「青空のある限り」
http://www.youtube.com/watch?v=YIb5nAlQmnM

THE GOLDEN CUPS - 長い髪の少女 (Live, 2003)
http://www.youtube.com/watch?v=Fd4KaMwfS50



The English translation page : here.


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