2014年04月17日

リグレット / ニュー・オーダー 1993/4/5 REGRET - New Order



リグレット
ニュー・オーダー
1993/4/5


ニュー・オーダー。
人類史上最暗黒最陰気最ネガティヴ最闇の世界の中の一筋の光は何て美しいんだろうとな
いい意味で暴力夫みたいな、
暴力夫のどこかいい意味なんだか例え最悪う。
なバンド、
ジョイ・ディヴィジョンの考えうる最も不幸な結末から再生したバンドです。
それがアレッと思う間に呆気無く立ち直って
エレクトロンなダンス・バンドになっちまったもんだから
当時はこっちは全然ついていけなかったんだよ。
そんなもんなのかって。
おそらく内部ではかなりのことがその結末に至るまでそうとうな内部葛藤があったのだろう。
一番苦しかったのはイアン・カーティス氏同様、他のメンバーもそうだ。
呪縛から早く逃れたかったのも無理は無い。

今ではやっと思える。

もっと早く気が付いていれば・・・

後悔先に立たず。

1993年英国4月5日、日本5月16日発売、
4年と4ヶ月ぶり5月3日発売6作目のスタジオ・アルバム



リパブリック
Republic




から1枚目のシングル・カット。


↑フランス盤

リグレット
REGRET



↑ブラジル盤

「後悔」


↑ブラジル盤裏

因縁ドロドロ、悪い時もいい時も共にしたファクトリー・レコードが
マンチェスター・シーン総本山としてあんなに景気良かったのに破産倒産。
1991年にマーティン・ハネット氏が心不全で亡くなり
ドルッティ・コラムのオリジナル・メンバーのデイヴ・ロウボサム氏、
あろうことか殺されて亡くなり
倒産の理由は会社のツートップ、
ハッピー・マンデーズのレコーディング・トラブル
そして
このニュー・オーダーの「リパブリック」アルバムがまた
頭のバーナード・サムナー氏と他三人のメンバーと揉めに揉めてレコーディングが長引き
経費が40万ポンド、レートが92年ので230円として92000000円。九千2っ百万円ん〜〜〜。
そりゃ破産するわ。
マジな話かよ。
何に使った????????


老舗ロンドン・レコードがファクトリーの買収に乗り出すも
バックカタログの問題で難航、結局ファクトリーは倒産1992年11月23日。

父さん、あのファクトリーが倒産だよ。

ニュー・オーダーはロンドンに移籍。
何とか出せましたニュー・アルバム、
祝ニュー・シングル

英、
21回目のヒットで、20回目のTOP40入り、
4月17日11位初登場、
以後
(4/24)4-8-25-(5/15)39-49-(5/29)59位。
最高位4位、7週。

米、5月1日81位初登場、
以後
76-61-56-46-(6/5)38-35-31-31-29-(7/10)28-32-(7/24)39-48-59-63-77-91-(9/4)98位。
最高位28位。19週。
バンド、米での最大ヒット。

日本5月16日発売。

何を「後悔」してるのだろうと
誰だって思う。



http://youtu.be/VRfmhHxV4z4




Maybe I've forgotten
 多分僕は忘れてしまった

The name and the address
 名前と住所を

Of everyone I've ever known,
 僕が知ってたみんなの

It's nothing I regret
 後悔などしていない

Save it for another day, cause
 先のためにとっておこう
 何故って

The school is
 学校なんてそんなもん

and the Kids have run away
 子どもたちはもう散り散りバラバラなんだから


I would like a place I can call my own
 僕は自分で自分のものだって言える場所が好きなんだ

Have a conversation on my telephone
 自分の電話で話をする

Wake up everyday, that would be a start
 毎朝起きて、それが始まりとなる

I would not complain by my wounded heart
 僕の傷だらけのハートは文句を言ったりしない

I was upset, you see
 僕はドギマギしてた、
 でしょ

Almost all the time
 ほとんどいつも

You used to be a stranger
 君は赤の他人だったんだ

Now you are mine
 今、君は僕のもの


I wouldn't even trust you
 僕は君のことを信頼さえしない

I've not that much to give
 大して利益もあげられなかったし
 
We're dealing in the limits, and
 僕らは限られた範囲内で付き合ってる

We don't know who with
 お互いのことを知らないんだ


You may think that I'm out of hand
 君は思ってるかもしれない
 僕なんて手に負えないヤツだって

That I'm naive, I'll understand
 単純だから、僕にはわかる

On this occasion, it's not true
 今度のことは、マジじゃなかったんだ

Look at me, I'm not you
 僕のことを見てくれよ
 僕は君じゃ無いんだよ


I would like a place I can call my own
 僕は自分で自分のものだって言える場所が好きなんだ

Have a conversation on my telephone
 自分の電話で話をする

Wake up everyday, that would be a start
 毎朝起きて、それが始まりとなる

I would not complain by my wounded heart
 僕の傷だらけのハートは文句を言ったりしない

I was a short fuse
 僕は短気な野郎だった

Burning all the time
 いつもカッカしてて

You were a complete stranger
 君は完全に赤の他人だったんだ

Now you are mine
 今では僕のもの



I would like a place I can call my own
 僕は自分で自分のものだって言える場所が好きなんだ

Have a conversation on my telephone
 自分の電話で話をする

Wake up everyday, that would be a start
 毎朝起きて、それが始まりとなる

I would not complain by my wounded heart
 僕の傷だらけのハートは文句を言ったりしない


Just wait 'till tomorrow
 ちょっと明日まで待ってくれ

I guess that's what they all say
 思うんだけど
 それって世間でよく言うことだろ

Just before they fall apart...
 人が別れる直前に言う・・・



これは・・・・

完璧にこのたびの移籍の一件を唄いました。
アメリカ式に恋唄に形を変えた。

時は1993年春。
マンチェスター・シーンはいつの間にか跡形もなく終わり
グランジは安土桃山、
ましてや
ブリット・ポップ本格誕生直前、

自分たちの場所は見つけた途端、
そこは安住の地なのか

お先は急に見えない。





今までで最も自然にジョイ・ディヴィジョンを感ずる曲であり
こんなに爽やかすっきりなのに感ずる曲であり

今までで最も素直に

ああ、いい曲だ

と私が感じる歌だと今書くのに

いささかの後悔も無し。


(山)2014.4.17

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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資料

資料(英版)

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