
永久保存盤!
フォーク&ロックの歩み
1966-1974 第5回
東芝EXPRESSレーベルによります1975年
リリース(推定)のアナログLPBOX
永久保存盤!フォーク&ロックの歩み
1966−1974
から日本の若者音楽を垣間見ましたの第5回目です。
4枚組のレコードの3枚目の裏側、6面はどうなっておるのか。どうなってるもこうなってるもたまりません。
聴いちゃったら万年洋楽野郎もおう何てこったい足元にこんなかっこいー音楽は有ったではない歌謡と叫んだんです。
サイド6
1.たどりついたらいつも雨ふり/モップス 1972

・・・モップス登場。ロック!GSでもロッケンローでもないロック。どこがロックだって転がらなく重く岩でロック。
吉田拓郎氏のアルバムは買う気はとんと起こりませぬけど、この曲は名曲だとつくづく思い。それは演ってるのがモップスだからだ。
歌っているのが鈴木ヒロミツ氏だからだ。歌い方もロック。我が家のシングル盤は家宝です。
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2.人生なんてそんなものさ/モップス 1972

・・・一転”車はガソリンが無くちゃ走りません”のフォークの。実はこんなに惚れてるのにモップスのアルバムを持っておりません。どうしてもアナログで聴きたくて。意地になって中古が出るのを待ってる。オリジナル、ベスト、再発問わず、何とか出ないかなあ。高いのかなあ。シングルはそうでもなかったんだけど。と悶々の日々です。和田アキコ氏と共演も有る「野良猫ロック」のサントラも聴きてー。これはCDしか無いのか。むー。
それにしてもこの曲もモップスとはにわかに信じられず。最後はカーペンターズのジャンバライアのエンディングが待ってます。
3.猫が眠っている/遠藤賢司 1968

・・・エンケンさん。不滅の男。東京ワッショイを聞いた覚えが・・・。派手な人だなあって。しかしこれを聴いて眠っていたのをひきづり起こされましたで。アシッド・フォークとは何であるアイデアルと問われれば、即座にこれであると答えられます。ぶっ飛びです。恐山に行って何物かに獲り付かれなければこんな曲を完奏する事は不可能だよ。2回目も同じ演奏になるのだろうか???
生ギターと呻き:遠藤賢司氏、シタール:西岡たかし氏、タブラ:加藤和彦氏、鈴:早川義夫氏。それでいてカレーライスインドでは無く猫が眠ってるのは畳敷きの部屋かと。1stアルバム「niyago」に入ってるとな。これまたLPで聴きてー。さすればここに入ってるのがシングル・ヴァージョンかアルバム・ヴァージョンか、判明する。かも??
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4.気楽に行こう’74/マイク真木 1974

・・・「バラが咲いたバラが咲いた真っ赤な」のマイクさん。真木蔵人氏の父さん。そしてこの曲は「車はガソリンが無くちゃ走りません」のCMのあの曲、の74年ヴァージョン。インドで始まりブルーグラスに一直線。マイク氏のアルバムは買うことは無いと思いまするが、この曲を持ってると
♪何か幸せさ♪。
それにしても石油会社がこの曲でCMするって・・・そんな時代の狂い方ならもう一回どうか狂ってほしかとです。
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5.ひこうき雲/荒井由実 1973

・・・そんなお気楽な男どもを蹴散らす、70’sは女性の時代、女性軍団の登場です。何は無くとも荒井さん。1stアルバムの1曲目。
先日”ミスリム”をうっかり買ってしまい、縁があったのに縁が無かった時間が急激に逆行、手も無く捻られてしまった。そしてこの箱を買い、この曲のど迫力にまたも手も無く捻られる。
で、長いこと”ひこーきぐも空にー”とこの曲ばっか聴いておったんすが、このたび目出度く荒井時代の中古LPがずらずらずらと出現。我が家に参りました。
いやー、待つことも重要だなあって身に染みてわかりの。私事仕事の事情も有りましてこの待つこと事態を含めて感謝してます。
求めよさらば来たれり・・・求めるな来るべき時には来たれり。
勝負は勝ち負けでは無い。打つと思わなければ打てない、しかし、打とうと思っては打てない。
わけわかりません。あはは。
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6.かもめ/浅川マキ 1969

・・・この箱で聴かして貰うまでは、浅川さん、お、覚えているような・・・の方で。聴いたら、この方だったのかー!
東芝からのデビュー・シングルの2曲目。作詩は寺山修司さん。
♪
おいらは恋したおんなの部屋に飛び込んで 不意にジャックナイフをふりかざし おんなの胸に赤いバラのおくりもの
かもめかもめ
♪
こんな歌詞を形容出来ない声で歌われた日にゃ。
「町役場で国民年金窓口係の職に就くも程なくして上京する。」
「音質が気に入らなかったの、特に『マイ・マン』の(CDの)音はジャズではないんです」
CDは廃盤。だから中古で6000円。アナログ中古で出ることはあるのだろうか?はたして値段はいかに?
”聴こうと思うならそっちもそれなりの覚悟しなさい”と突きつけられてる真っ最中です。
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7.夜が明けたら/浅川マキ 1969

・・・同シングルの1曲目。そうだこの曲だ。脳裏に焼き付いてる。私当時9歳なのに。きっと怖かったんだな。
そして46歳(だよな)の今、一番聴きたい音がここに。作詩作曲浅川さん。
♪
夜が明けたら いちばん早い汽車にのるから キップを用意してちょうだい わたしのために 一枚でいいから
♪
男を捨てるっつうのに、キップまで買わせるとは・・・。さすが女性はストロンガーストロンゲスト。
そしてこれをば、これ以上ダークな音で鳴らすことは不可能ってほどのジャズ演奏バックで歌唱。
永遠に夜は明けないかと思っちゃいます。
怪奇大作戦を裏側から支えてた裏町の夜の魔力が汽車のボーっって音と共に。
そしてその暗黒世界の中で現在まで生き抜いて歌ってらっしゃると。
迂闊に凄いとか言えないす。次期水戸黄門演じて下さい。もしくは子連れ狼拝一刀役で。
女の人だっつうの。
つづく。
(山)2007.4.23
ろっくす永久保存盤! /フォーク&ロックの歩み 1966-1974のページ
でかいジャケットのページ
入手先参考、同趣旨と思われますCD、アマゾン
入手先参考、同趣旨と思われますCDその2、アマゾン
雨ふり動画
モップス たどりついたらいつも雨ふり
http://www.youtube.com/watch?v=SuYPyDx_t2g
遠藤賢司−カレーライス
http://www.youtube.com/watch?v=z2AfJDoMoIg
「気楽に行こうよ」鈴木ヒロミツCM
http://www.youtube.com/watch?v=tcl0UcN7aCg
Arai Yumi - Hikoukigumu 1973
http://www.youtube.com/watch?v=QQzGArBxsqc
ちっちゃな時から 浅川マキ
http://www.youtube.com/watch?v=pig1_G4twKs
浅川マキ 少年
http://www.youtube.com/watch?v=dixBPUyMw5w
The English translation page : here.
えー、いま一部で噂の「アナログ盤から簡単にCDが焼ける」装置をデスね、6万円なりをですね、買おうかどうしようか迷っているのですが、もしも買ったらCDにして山さんに送りますー。(そういう問題じゃないか?)
それにしてもこの4枚組、いいなあー。次のレビューも楽しみにしております♪
それはお宝!
>でもそういうのを聴いてる小学生とは友達になりたくないです
あはは、まさかいないすっよねえ。たしかに。
アナログからCD焼きソフトって6万円もするとですか。確かソースネクストから安いのがあったような。
うちではアナログからWAVEで録音してそれからMP3に変換してます。直接MP3にすると音が悪くなるんで。
って、ことをやってると、何もそんなことしなくてもそのまま聴けばいいじゃん。って気になってくるつう。あはは。
出来たら中古のブツが我が家にやってくる日を心待ちにしてますので、ご好意はありがたく頂戴しまして・・・切羽詰まったらお願いするかも。
その時はお願い申し上げます。
貧乏になるとモノを買うってことがとてつもなく嬉しくなりますねえ。
この箱、ほんと凄い魅力で、出来たらブート屋になって売り出したいくらいです。
こうゆうのが歴史から抹殺されて産廃送りになったら・・・と思うと、身を切られる思いで・・・
他のレーベルのが出ないかなあ。