
片想いと僕
ロボ
1972/9/23
「僕と君のブー」のロボたんです。
そのデビュー曲があまりに素晴らしく完璧で、
そして
ロボたんつうよりブーたんじゃないかってくらい大ヒット。
1971年春に米で最高位5位。
英で梅雨時に最高位4位。
日本でも洋楽チャートで梅雨時に4位。
その71年のアメリカの風景を映画のように歌で活写して
文字通りジャイアント・ロボとなり、
もしかしたら
あのザ・バンドが「ザ・ムーン・ストラック・ワン」でアンサーしたかもしれん
えらい一発で出たもんで。
その後はさすがにしばらくスランプ気味になったのもそれは人として当然でございます。
そんな中、悪いことに所属のビッグ・ツリー・レコードがベル・レコードと配給統合して
せっかく完成した2作目アルバム「Close Up」がお蔵入りになってしまって
人生とは実にバランスが取れたもんで別に悪いことをまるでしてなくとも
ツイてることのあとにはキチンとツイてないことが起こるもんです。
だが

立てジャイアント・ロボ!
草間大作少年こと二大金子の一人、金子光伸くんの声ならぬ
内なる声に
ぐあ
と再び立ち上がり
謎の宇宙人ギロチン帝王の秘密結社BF(ビッグファイア)団に向かうべく
ならぬ
ポップス界へ立ち向かうのであった。
1972年
アルバム

Of a Simple Man
単純阿呆野郎の
発売。
メンツは
Written By, Acoustic Guitar – Lobo
Electric Guitar – Barry Harwood, Lobo, Phil Benton
Keyboards – Ben Lanzarone, Lobo, Steve Feldman
Bass – John Mulkey
Drums – Roy Yeager
Congas, Vibraphone – Steve Feldman
Flute, Recorder, Saxophone – George Marge
Vocals – Barbara Sipple, Ellie Greenwich, Lobo, Michael Gately, Robert John, Steve Tadanger
Strings Arranged By John Abbott, Phil Gernhard
Art Direction – Beverly Weinstein
Engineer – Bob Richardson
Producer – Phil Gernhard
そこからイマイチなトライアル・レースなアルバム・タイトル・トラックのシングルを米56位にかまして
世間を油断させたあと
出ました大駆け
世間をアッと言わす第2弾カット

↑ベルギー盤
片想いと僕
I'D LOVE YOU TO WANT ME

↑スペイン盤
ロボ史上最大の

↑イタリア、オランダ盤
米国チャート
1972年9月23日83位初登場、
以後
60-44-(10/14)35-30-15-8-3-(11/18)2-2-4-16-29-(12/23)64位。
最高位2位2週。通算14週。

↑ドイツ盤
英、2回目のヒットで、
1974年6月8日37位初登場、
以後
24-10-7-6-(7/13)5-7-10-23-(8/10)33-(8/17)44位。
最高位5位。通算11週。

日本洋楽チャート、2回目のヒットで、
1972年12月18日38位初登場、
以後
*-*-20-15-10-9-7-(1973/2/12)4-4-4-5-6-7-9-10-13-18-22-22-27-(5/13)35位。
1973年2月12日最高位4位3週。通算22週。
大ヒットとなります。

↑米盤
http://youtu.be/HB8EZ5Xa_QI
♪
When I saw you standing there
君がそこに立っているのを見た時
I about fell off my chair
危うく椅子から転げ落ちそうだった
When you moved your mouth to speak
君が話そうとその口を動かした時
I felt the blood go to my feet
全身の血の気がサーッと引いていくのを感じたんだ
Now it took time for me to know
理解をするのに時間がかかったんだ
What you tried so not to show
君が見せまいとしていたことを
Something in my soul just cried
僕の心の中で何かがただただ泣き叫んでた
I see the want in your blue eyes
僕は君の青い瞳を見て君が望んでいることがわかった
Baby, I'd love you to want me
ベイビー、僕は君に僕を求めて欲しいんだ
The way that I want you,
僕が君を求めるように
the way that it should be
そうじゃなきゃいけないように
んーんん
Baby, you'd love me to want you
ベイビー、君は僕に君を求めて欲しいんだろ
The way that I want to
僕が自分から求めるように
if you'd only let it be
君がただ時に身を任せればそうなるように
You told yourself years ago
君はずっと昔から自分に言い聞かせていた
You'd never let your feelings show
自分は自分の気持ちをけして人には見せやしないと
The obligation that you made
自ら課した戒め
For the title that they gave
人が君につけたレッテルのままに
Baby, I'd love you to want me
ベイビー、僕は君に僕を求めて欲しいんだ
The way that I want you,
僕が君を求めるように
the way that it should be
そうじゃなきゃいけないように
んーんん
Baby, you'd love me to want you
ベイビー、君は僕に君を求めて欲しいんだろ
The way that I want to
僕が自分から求めるように
if you'd only let it be
君がただ時に身を任せればそうなるように
ギタア
Now it took time for me to know
理解をするのに時間がかかったんだ
What you tried so not to show
君が見せまいとしていたことを
Something in my soul just cried
僕の心の中で何かがただただ泣き叫んでた
I see the want in your blue eyes
僕は君の青い瞳を見て君が望んでいることがわかった
Baby, I'd love you to want me
ベイビー、僕は君に僕を求めて欲しいんだ
The way that I want you,
僕が君を求めるように
the way that it should be
そうじゃなきゃいけないように
んーんん
Baby, you'd love me to want you
ベイビー、君は僕に君を求めて欲しいんだろ
The way that I want to
僕が自分から求めるように
if you'd only let it be
君がただ時に身を任せればそうなるように
oh
おーうおー
Baby, I'd love you to want me
ベイビー、僕は君に僕を求めて欲しいんだ
The way that I want you,
僕が君を求めるように
the way that it should be
そうじゃなきゃいけないように
んーんん
Baby, you'd love me to want you
ベイビー、君は僕に君を求めて欲しいんだろ
The way that I want to
僕が自分から求めるように
if you'd only let it be
君がただ時に身を任せればそうなるように
♪
まーとにかく素敵極まる曲で。
その上
実に上手いのは
通常、米歌謡は印象なリフレイン繰り返し、最後フェイドアウトで聞く者に残心を残し
ハード・プレイを求めさせてヒットに導くが常なれど
ここでは
まず
「僕と君のブー」の後日談とも想像させる空気の中、
言わずとも 察して欲しい この気持ち
感情の微妙な機微を
おそらく現地人でも
え?
と思わせる言い回しを駆使して
それで気になって気になって
もう一度聞きたいと思わずリクエストさせる。
これを計算ずくでやったとしたら
単純で阿呆とか言いながら
イマイチな曲をわざと挟んで
貯めて
出したとしたら
こりゃ
相当な筒美京平さん、ユーミンさんを上回るクラスのビッチなタマだが
そうとはやはりとうてい思えず。
天性の才だと思います。
思いたい。
ロボとゆう芸名ともども。
やっぱそうとうなタマなのかな?
(山)2014.9.25
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
資料(英版)
English Version
.
−−−−−−−−−−−−−−−−−
閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
−−−−−−−−−−−−−−−−−
.