2014年10月09日

アンフェイスフル・サーヴァント / ザ・バンド 1972/8/15 The Unfaithful Servant - The Band



アンフェイスフル・サーヴァント
ザ・バンド
1972/8/15


言えぬなら

言わずにおこう

ホトトギス

いまだ思い入れが強過ぎて
何をどう何だか書き出すことが出来ません。

ので

どうもCD訳文が最後まで納得できませんので
自分で方を付けます。

初出
1969年9月22日発売2作目



ザ・バンド

通称
ブラウン・アルバム


The Unfaithful Servant - The Band (The Band 11 of 12)
http://youtu.be/tODPH-3pofM




バンド内取りまとめ役作:ロビー・ロバートソン親方。

歌唱:渾身の歌唱、リック・ダンコ氏。

わたしゃが死ぬほどコピーしたヴァージョンが存在するのは

1972年8月15日発売。
1971年の12月28日から31日ニュー・ヨークのアカデミー・オブ・ミュージックで収録の初ライブ盤。



Rock Of Ages - Band
ロック・オブ・エイジズ
ザ・バンド・イン・コンサート


"The Unfaithful Servant" 4:48

訳さば

「不誠実な召使」

もしくは

下僕

なれど

私にはどうしても「執事」としか聞こえないので



http://youtu.be/XOQaz32gkHo




Unfaithful servant
 不誠実な執事よ

I hear you leavin' soon in the mornin'
 俺はお前が朝、すぐにでも出て行こうとしてると聞いている

What did you do to the lady
 お前は夫人に何をしたのか

That she's gonna have to send you away?
 彼女がお前をクビにしなきゃいけないことでもしたのか?


Unfaithful servant
 不忠実な執事よ

You don't have to say you're sorry
 申し訳ありませんでしたなどと言う必要は無い

If you done it just for the spite
 ただ悔しくてやったのなら

Or did you do it just for the glory?
 それとも名誉に賭けてやったことなのか?

Like a stranger you turned your back
 部外者の如くお前は背を向けて

Left your keys and gone to pack
 鍵を置いて荷物をまとめて去っていった

Bear in mind who's to blame an' all the shame
 覚えておけ
 悪いのは、はずかしめを受けねばならないのは誰か


She really cared,
 彼女は本当に大切にしていた

the time she spared and the home you shared
 共に過ごしたお前と暮らした家の時間を


Unfaithful servant
 不誠実な執事よ

I can hear the whistle blowin'
 俺には汽笛の鳴る音が聞こえる

Yes, that train is comin' and soon you'll be goin'
 そうだ、その列車がやって来る
 そしてすぐにお前は行くことになる


Let us not bow our heads for we won't be complainin'
 文句を言うつもりのない事のために人は頭を垂れて祈りはしないものだ

Life has been good to us all even when that sky is rainin'
 俺たち皆にとって人生は善きものだった
 たとえ空から雨が降っている時でも

To take it like a grain of salt is all I can do,
 話半分に聞くことだけが俺にできること

it's no one's fault
 誰が悪いってわけじゃない

Makes no difference if we fade away
 俺たちが消えちまったって大した違いはない


It's just as it was,
 それは変えられようが無かったこと

it's much too cold for me to stay
 俺にとってここにいることはつらすぎるんだよ


Goodbye to that country home
 あの田舎屋敷に別れを言うのだ

So long to a lady I have known
 俺がお付き合いさせて貰った御夫人よ、お達者で

Farewell to my other side
 あばよ、もう一人の俺様

I'd best just take it in stride
 気にしないで行っちまうのが一番だね


Unfaithful servant
 不誠実な執事よ

You'll learn to find your place
 お前は自分の居場所を見つけることを学ぶのだ

I can see it in your smile
 俺はお前が笑ってる顔を見ればそうなれたとわかることができる

And yes, I can see it in your face
 そうさ、お前の顔を見ればわかるんだ

The memories will linger on
 思い出は残るだろうよ

The good old days they're all gone
 古き良き日々、みんな去って行ってしまった

Oh, lonesome servant can't you see
 ああ、孤独な執事よ
 わからないのか


We're still one and the same,
 俺たちはまだまったく
 同じなんだよ

just you and me
 ちょうどお前と俺が同じなように

きこここここここここここここ
きここくかこきこん
きこ、くけかくきここん

きこここここここここここここここここ
きこここここくききんこけきこんぺろん
ぺぺぺろんぺぺぺろんぺぽ
ぷわーん

きこここここここここきこここここわーんんんんんんんんん
ぷぺぶぺぷぼぷぺ
ぴぽんぴぶんすぺつぱとんぺ

ぶばあああ

ぶばああ


ばああぶぼう




「友達のことなんですけどね」



話し始めることはたいていは自分のことを話してる。

その

心残り極まる男の背中の

残心を語るは

世界一速いと自負するトレモロが炸裂する

チキンピッキング

説明不能の微妙な弦への責めで倍音を不確実に発生させる技術

を駆使するロバートソン氏の奏。

去り行くカントリーホームの風景を描写するはアラン・トゥーサン師匠アレンジのホーン隊。

今もあたしゃ、レコード内の皆さんと一緒に拍手いたしました。

(山)2014.10.9

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすザ・バンドのページ

資料

資料(英版)

English Version

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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA


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posted by 山 at 08:47| Comment(2) | TrackBack(0) | ザ・バンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後の楽器の音の再現に感銘を受けました。私もずーっと昔からこの歌と向き合ってきて未だにわからないことだらけなのですが、よかったら私の解釈も読んでみて頂けませんか。
http://nagi1995.hatenablog.com/
Posted by Nagi at 2017年05月25日 17:50
素晴らしいと思います。
唄は受け止めた者、各々がそれぞれに感じることが一番です。一緒になる必要など毛頭ありません。

>未だにわからないことだらけなのですが

最大に肝心な彼がやっちまったことが何だったのか
それを聴き手に想像させることがキモの歌だと思います。
そしてやったこと云々は重要でなく出ていくこと自体の彼にとっての意味が重要だということが。
Posted by ヤマ at 2017年05月25日 18:29
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