2014年11月28日
レニー・ヴァレンティノ / オトゥールズ 1993/11/27 LENNY VALENTINO - Auteurs
レニー・ヴァレンティノ
オトゥールズ
1993/11/27
♪ヌーヴェルヴァーグしたいにゃ♪
「わかって言っているのかヌーベルバーグを。」
「にゃあ」
「きゅうん」
「わんわん」
「おフランスのかっこいいのでしょ。
だって。」
「お前は何派なんだ?」
「にゃ」
「きゅ」
「わん」
「子トロはカイエ派、キューは右岸派、犬は左岸派。
なんだって。」
「意味がわかって言っておるのか?」
「にゃあ」
「きゅんきゅん」
「わんわん」
「バザンの薫陶でオブジェクティフ49でシネクラブ・デュ・カルチェ・ラタンで
カイエでロメールはラ・ガゼット・デュ・シネマでカメラ=万年筆でバザンを魅了したアストリュックや、「呪われた映画祭」をバザンやジャン・コクトーらとともに実現したジャック・ドニオル=ヴァルクローズと
バザンの関係もバザンの薫陶などというものではないのだ。
だって。」
「あそう、面白いね。さいなら。」
「にゃあ」
「かまって遊んでくれ。
だって。」
「じゃあ聞くがお前らはヌーヴェルヴァーグの作品で何が好きなのだ?」
「にゃ」
「きゅ」
「わん」
「”王手飛車取り”
と
”男の子の名前はみんなパトリックっていうの”
と
”いとこ同志”
と
”大人は判ってくれない”
と
”獅子座”。
だって。」
「あそう良かったね。さいなら。」
「ぎゃあああ」
「かまってくれ。
だって。」
「はいはい。
長らくお待たせいたしました。毎度おなじみヌーヴェルヴァーグのレコ屋でござーい。
今日持ってまいりましたヌーヴェルヴァーグのお宝はー
レニー・ヴァレンティノ
LENNY VALENTINO
オトゥールズ
Auteurs
ピーター・オトゥールのオトゥールでも
劣るのおとーるでもポキール
でも無いぞ。」
「ご説明しましょう。」
「今、ご説明したが・・・」
「英国インディー・シーンでその名を轟かせていたサーヴァンツにおりました
The Servants - The Sun a Small Star
http://youtu.be/X2R-dV6uwYk
ルーク・ヘインズくん
1967年10月7日英国ウォルトン・オン・テームズ生まれ
協調性、スマートに行動、流行に敏感な人。世間の評判というものを気にする、
こだわりを持つ分野ではパイオニア、天秤座。
が
独立して自分ちの部屋にこもって曲を作ってセルフ録音してデモ作って
1991年に同じく元サーヴァンツのベース弾き、ルーク君の彼女のアリス・フリードマン嬢と元級友のドラマー、グレン・モリンズくんを誘って
結成したのがオトゥールズであります。
ヴァージン傘下のハット・レコードと契約しまして1992年デビュー。
バンド名の由来はフランスのヌーヴェルヴァーグの”作家主義〜Auteur Theory”から。
そのヌーヴェルヴァーグの英訳をタイトルに持つ
1993年2月23日発売
ニュー・ウエイヴ
New Wave
これがナイスなんすが
それを経て
このたび
初チャート・ヒットが産まれました。
1994年5月9日発売2作目アルバム
ナウ・アイム・ア・カウボーイ
Now I'm a Cowboy
英国アルバムチャート
2回目のヒットで、
1994年5月21日27位初登場。1週。
に収録れることとなる
よりカット11月22日発売、
不穏まみれのヤバさ持つこれが93年の挑むロックだ97点。
レニー・ヴァレンティノ
LENNY VALENTINO
メンツは
Guitar, Vocals, Producer, Written-By – Luke Haines
Bass – Alice Readman
Drums – Glenn Collins
Cello – James Banbury
Sleeve Design – Andrew Biscomb, Peter Barrett
Producer, Engineer – Phil Vinall
英国チャート
1回目のヒットで、
11月27日41位初登場、次週63位。2週。
明らかにシングル・ヒットを狙ったポップな痛快ビート・ナンバーですよ。」
http://youtu.be/6B5es1l9pk4
♪
There were mourners on the street of every shape and size
どの大きさの通りにも会葬者がいた
The motorcade came down from Redondo
葬列はルドンドからやって来る
Assassins on the corner tried to throw you a line
角の暗殺者がお前に照準を合わせようとした
You dirty-mouth comic Rodolfo
お前、口汚い滑稽なロドルフォに
that's the man
その男
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
つぁつぁつぁつぁつぁー
つぁつぁつぁつぁるー
The Pope renounced you as the real one
法王はお前を本物だと見なし捨て去った
Lazarus decided to rise
ラザラスは謀反を決意す
The twentieth century had only begun
20世紀はまだ始まりしばかり
Ladies adverted their eyes
淑女の目は釘付けになった
that's the man
その男
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
ギタア
おーお
John Judnich in the bathroom reading the law
法を読んで洗面所にいるジョン・ジュドニック
Kitty in the hall with your mother
お前の母と居間にいるキティ子猫
The girls are sick and tired of your, blah, blah, blah
女子たちはうんざりしてるのだ
お前のぐちぐちぐちとつまらん話に
Some beat-kid said
ナウなガキが言った
There' no other
類無き
and that'
あの
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
Lenny Valentino reside
レニー・ヴァレンティノがそこにいる
♪
「痛快ポップ・ビート・ナンバーは良いが・・・」
「意味がさっぱしわかりません。」
「お葬式なら花買ってください。」
「誰のお葬式だ?」
「ヴァレンティノさんでしょ。」
「ヴェレンティノさんは生きてるんだよ。そう唄ってる。」
「どこのヴァレンティノさん?」
「多分ルドルフ・ヴァレンティノさん。発砲事件とか有ったらしいし。」
「レニーって言ってるよ。」
「じゃ誰だよ・・・
なんて歌詞だったから売れなかったのだ。」
「本人は売れなかったのを気にしてたらしいですよ。天秤座ですし。
一方、そうとう偏屈な方だったらしくこれらで
1993年のマーキュリー・ミュージック・プライズをスウェードと争って一票差で敗れたものの
勃興するブリットポップの一バンドとして大きくメディアに取り扱われたのに
そんなの嫌だとわざと別路線に突き進んだようです。」
「そうなの。
この歌てばギターの鳴りはカッコいいし、渦巻く狂気はロックそのものだし、
合いの手手拍子はイカしてるし、サウンドは弾丸だし・・・」
「ボクは後半に一瞬展開に行くと見せかけたギターのジャーンのあと、
平気の平左で元に戻るとこが好き。」
「この曲はアルバムの一曲目ですが
アルバム内曲はどっちかつーと
The Upper Classes
http://youtu.be/AwkMePB5xhQ
こちらのような
あのカナダ・デカダンスの巨匠、
おいちゃんも好きなルイス・フューレイ師くりそつだったりするのが主流です。」
「お!」
(山)2014.11.28
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料
資料(英版)
English Here
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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
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