
永久保存盤!
フォーク&ロックの歩み
1966-1974 第7回
東芝EXPRESSレーベルによります1975年
いいんや74年
リリース(推定)のアナログLPBOX
永久保存盤!フォーク&ロックの歩み
1966−1974
から日本の若者音楽のすべて、第7回目、最終回となりました。
同梱ブックレットの年表もラスト、74年です。
アップしましたのでどーか。
74年。我らの時代だ。来日のミュージシャンは
1月に
フェアポート・コンベンション(以下敬称略)
2月に
ジェイムス・ブラウン2度目の来日
エルトン・ジョン2度目の来日
ファッツ・ドミノ
フェイセズ
3月には
スレイド
ハリー・ベラフォンテ
ウリルソン・ピケット
4月には
ポール・サイモン
ジュリアン・クレール
5月に
カーペンターズ3度目の公演
グレン・キャンベル
シュープリームス2度目
アルバート・ハモンド
6月に
キャット・スティーブンス2度目の公演
とここで年表終了。2度3度と来てくれる何ていい国ニッポン。まだまだ円高だったから可能だったのでしょうか?
そして国内では
悲惨な戦い/なぎらけんいち
学園天国/フィンガー・ファイブ
モップス解散
精霊流し/グレープ
妹/かぐや姫
等々、年表にはこんな方おったっけ?うおここまで出てるのにの皆さんの曲が載ってます。
それでは
<レコード4枚目>の
サイド8
「ライブ編」と銘打たれてます。しかしその資料全く記載無し。はたしてこれらの曲群は現在入手出来るのだろうか?
思いっきりレアなのか、さっぱしわからず。もしかしてそうだったとしたら筋の方々におめえ宝の持ち腐れだと謗られてしまいま。
どうなんでしょうか、ご存知の方教えてくださいと、また音も無しにこうですって書かせて貰ってもどうするんだおめーは状態になるんで、困る。
思い切って音源アップしちゃおうかなあ。やばいよな。困惑の中、

1.青年は荒野をめざす/ザ・フォーク・クルセダーズ 1968

・・・五木寛之氏作詞の記憶の彼方に覚えてます曲です。前記のようにいつのライブだかさっぱしわからず(以下同じ)。荒野を目指すのでバックには西部劇なラッパとかずんたかずんたかとか。実際に大オーケストラがバックに付いたんだろうか?テープってのも有り得ないし。
静かな観衆の中、でかく盛り上がりあっけなく終わります。
2.美しいものたち/北山修 1973

・・・そのフォークルの北山さん。これがフォークのライブだ。演芸と紙一重のしゃべりと渾然一体の歌で進行。内輪ウケも満載。
一言喋るごとに爆笑の渦。凄いヒーローだったことがわかり。25歳の時のライブでありますことはそのトークから判明。
すでにその時代が終わってしまってることを前提に、実に照れながら歌ってらっしゃいます。
何の説明も無しに、こう収録されると・・・恥ずかしいことも素敵なことも、ここにこうゆう場面が有ったんだって冷たいくらいに感じる、この箱の編者の姿勢が。
3.リターン・トゥ・パラダイス/諸口あきら 1973

・・・失礼ながらまるで知らない方だったんすが、関西では有名な方とウィキペディアで判明。ブルーグラスとフォークだがやってことしか、これ一曲だけでは。観客の皆さんばっちり手拍子で、ああ、私の知らない世界が。

資料
4.私の子供たちへ/高石ともや 1973

・・・親分高石さん。ほぼアカペラの演奏ながら、お客さんが総勢で参加。これがコーラス、ハーモニーまでばっちりで・・・怖い。
トッド・ルングレンちゃんの「1984の子供達」思い出すも、こちらは入るべきところで入り、引くべきところで引くつう完璧。
これが一発で決まった・・・んだろうな・・・それ思うと・・・やっぱちょっと怖いっす。暖かいところが怖い。
5.戦争は知らない/はしだのりひことシューベルツ 1968
・・・会場からリクエストをつどい開始の、寺山修司さん作詞曲。ここまでの曲の雰囲気は全く同一。これがフォーク、日本の。
皆さんとてもいい人なのがわかりますが・・・怖い。
って、やたら怖がってるよ。何故でしょう。光の裏には闇があり、善の隣には悪があり。あまりにも善の光が強いと・・・・。
6.明日への賛歌/アリス 1972

・・・うお、アリスのライブだ。こんな機会で無きゃ絶対聴かないぞ。あはは。有名な曲なのだろうか。
静かに始まり→→→→来たーーー。どわどわ攻撃。ボンゴと生ギターすからティラノザウルス・レックスだけど。あはは。
とにかくどわどわ歌ってらっしゃって。ます。これ以上書く資格我に無し。
7.月光仮面/モップス 1972

・・・げげげげげ、月光仮面のライブ!!。怖く有りません。凶悪だから。
とどめがこの正にハード・ブルース・ロック!!。これだけ聴けただけでもこの箱は宝です。
何しろ、ヒロミツさんの壮絶な歌、壮絶なギャグ。お化けみたいなギター、ぶっといベース、炸裂のドラム。
こんなすげーバンドが我がニッポンに。
月光仮面は、あの「おふくろさん」の川内康範さんの作詞です。
川内さん、とんでもない凄い方。あの「愛の戦士レインボーマン」を作った方。

悪の結社死ね死ね団に日本滅亡の方法としてニセ札によるインフレつう方法を取らせた方。一応子供向けの特撮番組で。そのエナジーたるや。
現在、CSファミリー劇場で放送中です。ただの頑固爺じゃないぞ。
ギャグ・センス超人でもあり、暗黒見つめて善を成す。尊敬してます。森氏がビビるのも当然。早く土下座した方がええ。
その川内さんに真っ向挑戦のこの曲、はたして聴かれたのでしょうか?
私の慕う川内さんなら怒りながら許したに相違無し。これがロックで歌だ。
と
これでこの箱は終了。最後のライブ編含め、余計なこと一切無し、感傷さえも無し、ただその時にこの歌どもが有ったって編集にぞっこんまいってます。
ここから先の態度はこちらが腹決めて決めるんだな。
受け入れるも受け入れないも。
別なレーベルでもこのような編集盤は有ったのでしょうか?
望んで入手出来るもんで無いだけに、お金を超えた夢となってます。欲しいよ。
現在、TVでこの手のコンピCDのCMやってますが、あれは感傷一色用途のものだけに・・・違うな。
さて
おまけつうかこの箱にはEPが入ってました。

「宣伝用見本盤(非売品)」って書いてあるのに何故か。
4曲入りカラオケの。

儲けたーつうより、何じゃこりゃと聴いてみたらあああ
これがオリジナル音源のヴォーカル抜きのカラオケ。


さすが発売元。これにはたまげました。
オケだけ聴くと、見えてくるものも有り。
んーーーー、お前のところに有るのは、宝の持ち腐れだってほんと言われちゃう。
(山)2007.5.7
ろっくす永久保存盤! /フォーク&ロックの歩み 1966-1974のページ
でかいジャケットのページ
入手先参考、同趣旨と思われますCD、アマゾン
入手先参考、同趣旨と思われますCDその2、アマゾン
ベラ動画
The Mops"Bera Yo Isoge"
http://www.youtube.com/watch?v=hes2VbgHmDE
Japanese TV commercial in 1967
http://www.youtube.com/watch?v=VaGXvGpcASA
日本フォークソング大全集 第二部・1
http://www.youtube.com/watch?v=UwnyJLl9WS4
日本フォークソング大全集 第二部・2
http://www.youtube.com/watch?v=q7-Ia3u2Saw
日本フォークソング大全集 第二部・3
http://www.youtube.com/watch?v=za9h0-6EN4Y
日本フォークソング大全集 第二部・4
http://www.youtube.com/watch?v=OiSnWWUxnYo
日本フォークソング大全集 第二部・5
http://www.youtube.com/watch?v=hbZhc2C9res
日本フォークソング大全集 第二部・6
http://www.youtube.com/watch?v=dKqo39DXn7o
日本フォークソング大全集 第二部・7
http://www.youtube.com/watch?v=_8Pv0179T98
The English translation page : here.