
ルーザー
ベック
1993/1/18
♪きゃんきゃん、きゃんきゃん、わほーん♪



だって。」


だって。」


「にゃあああ」

「きゅわあああん」

だって。」

ま、同類、それ故に互いに憎みあう
て言うからな。」




だって。」

ま、そうとも言えるがーーーーー
って
よし

長らくお待たせいたしました。毎度おなじみ負け犬のレコ屋でござーい。
今日持ってまいりました負け組で負けっぱなしの負け負けの負け犬のお宝はああああ」
ルーザー
LOSER
ベック
Beck
お待たせいたしました。」



「ご説明しましょう。」


本名:Bek David Campbell
1970年7月8日LA生まれ、1970年7月8日(現44歳この時23歳)
気分屋でやさしい蟹座。
当時の日本盤のライナーでは自らの父を
”ブルーグラス・スタイルのストリート・ミュージシャン”
と申しておりましたが・・・」

父ちゃんはデヴィッド・キャンベル師。
カナダ生まれの大音楽家で、
キャロル・キング嬢の”つづれおり”のアレンジを皮切りに
Linda Ronstadt – Heart Like a Wheel
Jackson Browne – The Pretender
James Taylor – JT
Art Garfunkel - Scissors Cut
Aerosmith – "Amazing"
から
X JAPAN
五輪真弓
川本真琴
松任谷由実
中島みゆき
浜崎あゆみ
松たか子
まで、これはほんの一部で、膨大なるアレンジ仕事をこなし
後には
Beck – Mutations
とか息子のとこでも仕事をしたとてつもない大物だ。」



アンディ・ウォーホール師のウォーホール・スーパースターズに所属してたヴィジュアル・アーティストのビビ・ハンセンさん。
17歳の時にNYからLAに引っ越ししてそこで父上と出会い結ばれるも
10歳の時に離婚。
ベック君は母方に兄弟とともに引き取られ、ヒップホップとラテンとアートまみれで育ちました。
16歳の時に初めてギターを手に入れストリート・ミュージシャンとなり公園でデルタ・ブルースの爺、レッドベリー師のカバー演奏す。
同時に白人は彼一人つ学校の中でブレークダンスを学んで
同時に友達んちでデルタ・ブルースの爺、ミシシッピ・ジョン・ハート師のレコードを聴き漁り
そのギターを必死にコピーし
完全に学校内ではぐれ者化したんで中退、
ロサンゼルス私立大学内をうろついてそこの図書館でレコードや古い楽譜を漁り
偽のIDで授業を受け、食い扶持を稼ぐためトラック運ちゃんして
1989年、19歳の時に8ドルとギターを握りしめてNYへ向かいマクドナルドとかで働きながら勤しむも
無一文のホームレスになって冬の寒さに耐え切れなくなり命からがらLAに帰りまして
ビデオ屋のエロ部門で働きながらコーヒーハウスでサンハウス爺さんの歌を性懲りもなくやるんで
誰も聞いてくれんので、つまらんジョークネタを話しながら、時にはスター・ウォーズのお面をしながらやるもしょうもなさは変わらないわけで
そこに捨てる神あらば拾う神有り、
インディーズのレコード会社、Bong Loadの副社長トム・ロスロック氏がベックの音楽に興味を持って
Rap-A-Lotレコードのプロデューサー、カール・ステファンソン氏に紹介してくれました。
そのカールさんちで演奏したらえろう気に入ってくれまして、
それでカールさん、その歌の数々の中から短いギターパートを録音してループ化、
ドラムトラックをば挿入して、自らシタールを弾きこんで、他にもサンプリングぶち込み、
そこで初めてベックちゃん参加、歌詞をひねり出しパブリック・エネミーのチャックD式でラップしたら
あらなんと最低なラップ、
で、思わず
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
と唄ったら、そのラップも歌もそのまんま採用、6時間半で録音終了、
1993年1月18日に(3月説も有り)Bong Loadから500枚プレスで発売、
それが何とカレッジ・ラジオを皮切りにLAで流れ始め、シアトルにまで波及し、
NYにまで行っちまってすぐに売り切れたもんで
先のロスロック氏の友人のA&Rマン、トニー・バーグ氏のいるゲフィン・レコードと契約、
そんなうまい話があるものかと思って躊躇してたのを説得されて。
で1994年の1月に”ルーザー”は再発。ゲフィンの強力なプロモーションもあって
米1994年3月1日発売
日本4月20日発売
3作目アルバム

メロウ・ゴールド
Mellow Gold
より1回目カット
のこの曲があっと言う間に

米、
1回目のヒットで、
1994年1月29日75位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/413082328.html
以後
58-52-51-43-(3/5)37-(3/12)39-48-54-51-(4/9)17-14-11-(4/30)10-
12-12-12-19-21-23-30-31-(7/2)37-(7/9)46位。
最高位10位。24週。

英、
1回目のヒットで、
3月5日16位初登場、
以後
(3/12)15-22-(3/26)36-44-(4/9)70位。
最高位15位。6週エントリー。

となったのです。」

「成功おめでとうございます。花買ってください。」







あのドクター・ジョン医師の1968年1月22日発売のデビュー・アルバム

グリ・グリ
Gris-Gris
に収録の
アイ・ウォーク・オン・ギルデッド・スプリンターズ
Dr. John - I Walk On Guilded Splinters
http://youtu.be/kWvdO3l4_P8
これがロック界、ソウル界にやたらウケまして
ハンブル・パイ1971年
の
パフォーマンス〜ロッキン・ザ・フィルモア〜Performance Rockin' the Fillmore
の
金のとげ
http://youtu.be/agV6tpknnnI
やら
ポール・ウェラー兄貴、1995年5月15日発売
スタンリー・ロード
Stanley Road
http://youtu.be/2fyf1jcrnpc
やら在る中で問題は
1970年4月発売の
ジョニー・ジェンキンス氏
アルバム

Ton-Ton Macoute!
ハイチ語で「bogey man」〜お化け
収録でシングルカットの
メンツは
このおっさん只者じゃなく
若き日のオーティス・レディング師を歌手として雇ったパイントッパーズのバンマスだった方、
オーティス師を個人運転手としても使っていたとゆうからか
超豪華な
Johnny Jenkins - vocals, guitar
Duane Allman - dobro
Jaimoe - timbales
Butch Trucks - drums
Paul Hornsby - Wurlitzer piano
Pete Carr - electric guitar
Robert Popwell - bass
Southern Comfort - vocals
ブッチ氏はオールマンズ、
このドラムを聞いておいてください。
ピート・カー氏はマッスル・ショールズ&ロッド・スチュワート兄貴んとこ、
そして
デュアン・オールマン師!
このドブロ・プレイを聞いておいてください。
"I Walk on Gilded Splinters" Johnny Jenkins

http://youtu.be/eYTF2kNzf84
♪

(Oh oh oh, oh oh oh, oh oh oh, oh oh oh)
おーおーおー
おーおーおー
おーおーおー
おーおーおー


そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ
Some people think they jive me but I know they must be crazy
俺をだまそうと企む奴らもいるがな、俺にはわかってぞ、キチガイに違いねえ
They can't see their misfortune I guess their just a little to lazy
連中はてめえのツキの無さをわかろうとはしねえ
思うにちょっとばっかめんどくせえんだろう
Je suie le grande zombie my yellow belt of chosen
ミーは偉大なるゾンビ、選ばれし我のベルト
I ain't afraid of no tomcats gonna fill my cup with poison
メス猫など怖くねえ
俺のコップに毒を山盛りに入れやがるメス猫など
I walked through the fire and I fly through the smoke
俺は火の中を歩いた、そして煙の中を飛ぶ
I wanna see my enemy at the end of my rope
俺は俺のロープの端っこにつかまってる俺の敵に会いたい
I walk on pins and needles and I see what they can do
俺はピンと針の上を歩く、そして奴らが何を出来るかを眺めるのだ
Walk on gilded splinters with the king of the Zulu
ズールーの王と共に金メッキのトゲの上を歩いて来るのだ
(Walk to me, get it, come come, walk on gilded splinters)
そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ
(Walk to me, get it, come come, walk on gilded splinters)
そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ
Get it burn it
奪ってみろ、燃やしてみろ
(get it burn it, get it burn it, get it burn it)
奪ってみろ、燃やしてみろ
奪ってみろ、燃やしてみろ
奪ってみろ、燃やしてみろ

(Oh oh oh, oh oh oh, oh oh oh, oh oh oh)
おーおーおー
おーおーおー
おーおーおー
おーおーおー

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ
I walk in to my coffin I drink poison in my chalice
俺は自分の棺桶に入る
聖杯で毒を飲む
When the pride begins to fade you will all feel my malice
誇りが薄れ始める時、お前らは全員俺の悪意を感ずるであろう
Put gris-gris on your doorstep so soon you'll be in the gutter
お前のウチの玄関に呪いの札を置けば
すぐさまお前はどん底行き
I make your heart melt like butter and I can make you stutter, saying
俺はお前の心臓をバターのように溶かす
お前の口をきけなくさせられるのだ
さあ唱えるぞ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

(Oh oh oh oh oh, oh oh oh oh oh, oh oh oh oh oh, ohhhh)
おーおーおーおーおおお
おーおーおーおーお
おーおーおーおーおおお
おーーーーーー

(Oh oh oh, oh oh oh, oh oh oh oh oh, oh oh oh oh oh oh oh)
オーオーオー
おーおーおー
おーおー、おおおおーおー
おおおーおーおー
おーおーおー

ギタア



そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ

そばにおいで、受け取るのだ、さあさあ、金メッキのトゲの上を歩いてくるのだ
♪
のこれは言わば藁人形、呪いの歌
を
歌詞をも踏まえた上でどうかお聞きくださりて



http://youtu.be/YgSPaXgAdzE
♪


In the time of chimpanzees
チンパンジー時代では
I was a monkey
俺は猿だったのだ
Butane in my veins
俺の血管にはブタン
So I'm out to cut the junkie
だからジャンキーとは縁を切ろうとしてる
With the plastic eyeballs,
プラスチックの目の玉で
Spray-paint the vegetables
野菜にスプレー缶で塗りたくる
Dog food stalls with the beefcake pantyhose
ムキムキの脚にパンティーストッキング履いてるドッグフードの屋台野郎

Kill the headlights
ヘッドライトを消して
And put it in neutral
ギアをニュートラルに入れて
Stock car flaming' with a loser
負け犬と一緒に燃えている改造車
And the cruise control
で、スピード設定装置
Baby's in Reno with the vitamin D
ベイビーはビタミンD飲んでリノにいる
Got a couple of couches,
二人用のソファを持ってて
Sleep on the love seat
ラブシートで眠る
Someone keeps saying'
誰かがずっと言ってやがる
I'm insane to complain
俺が文句ばっか言ってるキチガイだって
About a shotgun wedding
できちゃった結婚のことを
And a stain on my shirt
俺のシャツについたシミのことを

Don't believe everything that you breathe
聞いたことを何もかも鵜呑みにすんじゃねえ
You get a parking violation
アンタだって駐車違反くらうだろが
And a maggot on your sleeve
ウジ虫みてえな本音隠し持ってるだろが
So shave your face
だからヒゲでも剃ってな
With some mace in the dark
暗闇ででっかいこん棒で
Saving' all your food stamps
食い物交換券を全部貯めこんで
And burning' down the trailer park
カー・キャンプ場を焼き尽くしてよ
(Yo. Cut it.)
よせ、黙りやがれ
Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
(Double-barrel buckshot)
二連式散弾銃で
Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?

Forces of evil in a bozo nightmare
間抜けな悪夢の悪の力が
Banned all the music with a phony gas chamber
偽ガス室で音楽全部を禁止さしゃがった
'Cuz one's got a weasel
だってよ
誰かがイタチを捕まえたら
And the other's got a flag
別な奴が勝利の旗を掲げるもんだろが
One's on the pole, shove the other in a bag
棒につかまってる奴もいりゃあ
他の連中はバッグに押し込められてる
With the rerun shows
再現ドラマってやつだ
And the cocaine nose-job
で、コカインで鼻がひん曲がって
The daytime crap of the folksinger slop
フォーク歌手のアホネタの真っ昼間の演芸ショー
He hung himself with a guitar string
ヤツはギターの弦で首を吊ったぜ
Slap the turkey-neck
おちんちんをツンツンしてやれ
And it's hanging' from a pigeon wing
そいつは鳩の羽からぶら下がってる
You can't write if you can't relate
お前は共感できなかったら書くことは出来ないのだ
Trade the cash for the beef
牛肉を現金で買いやがれ
For the body for the hate
身体のために
憎しみのために
And my time is a piece of wax
で、俺の時間はロウソクのかけら
Falling' on a termite
シロアリにポタポタ落ちている
Who's choking' on the splinters
そいつのかけらでシロアリは窒息死さ

Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
(Get crazy with the cheeze whiz)
チーズ中毒の野郎と一緒に狂っちまえ
Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
(Drive-by body-pierce)
ボディピアスともおさらばさ
(Yo, bring it on down)
よお、かかってこいやー
Soooooooyy....
おおおおおおおおおおおいらあああはあああ
(I'm a driver; I'm the winner;
私は操る者、私は勝者
Things are gonna change
万物は変化する運命
I can feel it)
私はそれを感ずるのだ
Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
(I can't believe you)
俺はお前を信じられねえよ
Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?

Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ
I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?
(Sprechen sie Deutsch, baby?)
ドイツ語をしゃべれるか、ベイビー?

Soy un perdedor
オイラは負け犬だべさナあ

I'm a loser baby, so why don't you kill me?
俺は負け犬だベイビー
で、何でお前は俺を殺さねえんだ?

(Know what I'm saying'?)
俺が言ってることわかるか?

♪






http://youtu.be/U0g3Wja-Zqg

私は操る者、私は勝者
Things are gonna change
万物は変化する運命
I can feel it)
私はそれを感ずるのだ
の部分は
1990年代初めのスティーブ・ハンフト監督
インディー映画

キル・ザ・ムーンライト
Kill the Moonlight
のセリフだそうです。
それが縁で”ルーザー”のPVをもハンフト氏が監督です。」

(山)2015.1.29
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料
資料(英版)
English Version
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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
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なるほど、元ネタ曲と併せて吟味していくと、負け犬ソングのように見せかけて実は…なのですね。
自分でどうかと思ったものが大ヒットするとは音楽とは摩訶不思議なものですね。