
前略おふくろ様
井上尭之バンド
1977
70’sシューケンTVドラマ三部作といやあ
太陽にほえろ(マカロニ)
傷だらけの天使(修)
そしてこの
前略おふくろ様

板前のさぶ。
原案北の宿からじゃないや北の国からの倉本聡さん原案・脚本の1975年から77年にかけて日テレ系で放送されました。
前者2つは再放送重ねてそのたんびに新しい発見の喜び味わうも、このおふくろ様だけは何か遠き思い出の中にあり。
再放送そんなにされてないんじゃないか。もしかして1回くらいしか。DVDは箱を含め出てます。
ってことはビデオは残ってる訳で、現在どこかでやってないってのが、このCS時代の七不思議です。
何か版権の問題でもあるのでしょうか?
今、こうして情けなくも齢重ねて再び見れば確実に泣きまくるでありましょう。万馬券取ったらDVD買えるけどよ。
万馬券取れません。
TVで見たものはTVで。週一で見たいです。是非放送を。是非。マチカネタンホイザ。
その日まで
このサントラ盤を聴く。
アナログLPです。推定発売年77年。例によってそうゆう資料はインナーに全く無し。番組の紹介のみ。
CD化されてません。これも七不思議のひとつ。
例によって偶然出くわしました。欲しいと思ったって手に入るもんじゃねえ。800円。
もしかして人気無いのか?????
ショーケンさん、このドラマで人気落としたって説も聞く。
信じられん。
たしかに・・・太陽にほえろや天使みたいにかっこよくないキャラではありますが
その情けなさがかっこいい。それをまた味わいたい。かっこわるいことがかっこいいって親父にならねえと染みないよ。
キャストが超豪華です。別途でかジャケページでもキャラ紹介の字が見えにくいと思いますのでどばばばばと貼ります。
スクロール開始で。







ねえ、見てなかった方も見たくなるでしょう。
このサントラ盤は全インストです。
作・演奏は三部作にふさわしく井上尭之バンド。
残念ながら岸部一徳さんは75年に脱退してますので、参加してないかと。残念。
番組の性格上、日本情緒たっぷり、下手すりゃ演歌かと思わば、これが違います。
日本はど真ん中にある。が、音は、ザ・バンドの南十字星思い出すんす。あの乾いた寒さ暖かさ寂しさの。
太陽にほえろや傷だらけの天使では一発で、ほにゃあとインパクト有りの音楽も、ここでは時間差でじわじわっと
じわじわっと染みてくる。やばいくらいに。
切ない。
だいたいサントラってえのは、その番組・映画を見てないと縁がねえもんと思ってしまうも、井上バンドのサントラは物が違うで。
音楽に惚れる。音楽に惚れて、映像を呼ぶ。
TVの音はそりゃもうきついもんです。繰り返し聴く、絵と共に聞かされる回数ったらとんでもない数に。
半端なものでは消費されて、飽きてしまってはドラマさえも飽きられてしまう。恐ろしい。
それに耐えうる究極の環境音楽。ピカチュウ・イーノさんに聞かせたひ。
テーマの白眉は筆致に尽くせぬほど。

各人のテーマとされて作られてる各曲。音で人をこんなに表現出来るものでしょうか。
主人公さぶのテーマのワルツは、おさむちゃんをも思い出すよ。
「おにいちゃーん」の桃井さん演ずる海のテーマだけは、バート・バカラック調。おかしくて。
もちろんこの音楽の数々もDVDでは聴けるはず。でありまするが。
この時期、音神様が降りていた
井上バンドのアルバムは、ずっとアルバムでいて欲しいです。
滅入ることこと多き昨今、自分の国が嫌いになりそうなことばかりで、
そんなこたあねえ、すげえいい国だよやっぱと嬉しく思えて
自分の国に有った音楽を聴くのが今とても楽しいです。
(山)2007.5.14
ろっくす井上尭之バンドのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考、箱DVD1、アマゾン
入手先参考、箱DVD2、アマゾン
番組資料
井上堯之バンド資料
萩原健一資料
倉本聰資料
あのユー・チューブにも動画が有りません!!
The English translation page : here.