2015年05月07日

バック・ミラーに映るオブジェクト達 / ミートローフ 1994/4 OBJECTS IN THE REAR VIEW MIRROR - Meat Loaf



バック・ミラーに映るオブジェクト達
ミートローフ
1994/4


我らが百貫デブ肉団子、
スパナチュの兄弟の如く、
しぶとくコウモリは再び地獄より這い出でる。
文字通りの艱難辛苦の放浪の末、

あの

30歳時
1977年10月21日発売


地獄のロック・ライダー
BAT OUT OF HELL
アルバム。

から16年。
誰もがその巨体を忘れたかと思いきや
誰も彼もが忘れちゃおらんかった

1993年9月14日発売アルバム



地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還
Bat Out of Hell II: Back into Hell


むろん
プロデュース、全曲作、監督
ジム・スタインマン師匠。
主演
ミート・ローフ

米、豪州、ドイツ、アイルランド、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、スイス、英国
1位獲得。
1990年代のアメリカで87番目の売り上げを記録したアルバム。
そりゃま
元祖の
2005年には世界で最も売れたアルバム6位、
総売上3700万枚とくらべりゃ半端だが。
このCDがとにかく売れない時代では奇跡だ、しかも死にかけの歳喰ったデブの開き直り。
そして

第一弾シングル



愛にすべてを捧ぐ
I'D DO ANYTHING FOR LOVE (BUT I WON'T DO THAT)


1993年9月15日発売も

米、
9月18日68位初登場、
最高位1位5週。22週。

豪州、オーストリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、アイルランド、オランダ、ニュージーランド、
ノルウェー、スウェーデン、スイス1位。

英、17回目のヒットで、
10月9日8位初登場、
最高位1位7週。19週エントリー。

http://youtu.be/9X_ViIPA-Gc


お化けがお化けを見て腰抜かしたような超ヒット。
それを受けてさらにアルバムが売れ果て
その上で
カウンターで渾身の第2弾最終カットです。



バック・ミラーに映るオブジェクト達
OBJECTS IN THE REAR VIEW MIRROR




正式名称
Objects in the Rear View Mirror May Appear Closer than They Are



シングルにする気など全くないような直訳邦題だがの。
1994年4月発売。
むちろん
作・プロデュース総監督はジム・ステインマン師匠。



陣容は

Lead Vocals – Meat Loaf
Piano – Bill Payne
Vocals – Ellen Foley, Rory Dodd
Backing Vocals – Kasim Sulton, Max Haskett, Todd Rundgren
Guitar – Eddie Martinez
Synthesizer, Programmed By – Jeff Bova
Bass – Steve Buslowe
Drums – Rick Marotta



これをやるならワシラがいなくて始まらねえだろなトッド兄貴、カシム兄さん再び馳せ参じ、
まさかのエレン・フォーリー女史までやってきていただき

要のピアノは今回は何と!

ビル・ペイン師匠。

あのいとしのリトル・フィートでややこしいの弾いてた師が
いつものロイ・ビタンぴろびたん師匠に成り代わり
この壮大劇を奏でるとは私は風大左衛門の涙の滝を禁じえませんだすニャンコ先生。







20回目のヒットで、
1994年5月7日29位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/418487379.html
以後
(5/14)26-44-(5/28)65位。
最高位26位。4週エントリー。



米1994年5月14日73位初登場、
以後
45-(5/28)38-38-(6/11)38-41-44-53-68-82-(7/23)96位。
最高位38位3週。通算11週。

https://youtu.be/37GrbCUvZEM




The skys were pure and the fields were green,
 空は澄み渡り野原は緑だった

and the sun was brighter than it's ever been
 太陽は無かったくらいまばゆく光っていた

When I grew up with my best friend, Kenny,
 俺は俺の親友、ケニーと育った時代

we were close as any brothers that you ever knew
 俺たちはアンタが知ってるどの兄弟より仲が良かった


It was always summer and the future called
 それはいつだって夏で、未来は目の前にあった

We were ready for adventures and we wanted them all,
 俺たちは冒険を待ちわびていた
 そしてその冒険のすべてを求めていた

and there was so much left to dream,
 夢はそれはもうたくさん残っていたんだ

and so much time to make it real
 それを現実にする時間だったってたくさんあった


But I can still recall the sting of all the tears when he was gone
 だが俺はいまだに思い出す
 アイツが死んだ時の滝のような涙を

They say he crashed and burned, I swear I'll never learn,
 人はアイツは墜落して焼け死んだと言う
 俺は誓う
 俺はけして学ぶことなんか無いと

why any boy should die so young
 どんなガキだって若すぎて死ぬような理由なんか


We were racing; we were soldiers of fortune
 俺たちはレースをしていた
 俺たちは冒険野郎だった

We got in trouble but we sure got around
 災難まみれだったさ
 だが確かに何とか切り抜けてきた

There are times I think I see him peeling out of the dark
 俺は何回も思う
 アイツが暗闇からおん出て来るのを俺は見てると

I think he's right behind me now, and he's gaining ground
 思うんだ
 ヤツは今、俺の真後ろにいるんだと
 ヤツは打ち勝とうとしてるとこだと


But it was long ago, and it was far away
 だがそれも遠い昔のこと、それは遥か彼方

Oh God, it seems so very far,
 ああ、えらく遠いことのように思える

and if life is just a highway, then the soul is just a car
 人生がハイウェイみたいなもんならば
 そんときゃ魂はただの自動車にすぎない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない



And when the sun descended and the night arose
 そして太陽が沈むと夜がやってきた

I heard my father cursing everyone he knows
 俺は聞いた
 誰も彼もにののしってる俺の親父の声を

He was dangerous and druk and defeated,
 アイツはアブナい野郎で飲兵衛で負け犬だった

and corroded by failure and envy and hate
 失敗とねたみと憎しみで腐り果てていた

There were endless winters and the dreams would freeze
 終わりのない冬があった
 そして夢は凍りつく

No where to hide and no leaves on the trees,
 隠れる場所など無い、木にはもはや葉は残っていない

and my father's eyes were blank as he hit me again and again and again
 俺の親父の目は真っ白だった
 俺を何度も何度も何度も殴った挙句


I know I still believe he'd never let me leave, I had to run away alone
 わかってるさ
 俺はいまだに信じてる
 ヤツは俺を解放することなどけしてありえなかったと
 俺はたったひとりで逃げねばならなかった

So many threats and fears, so many wasted years,
 数えきれないほどの脅し文句と恐怖
 数えきれんほど無駄な年月

before my life became my own
 俺の人生が自分のものになる前の


And though the nightmares should be over,
 だがそれでも悪夢は終わらねばならない

some of the terrors are still intact
 残ってる恐怖がまだあるんだ

I'll hear that ugly, coarse, and violent voice,
 俺は聞くことになる、あの醜く、荒っぽい、暴力に満ちた声を

and then he grabs me from behind, and then he pulls me back
 その時、ヤツは俺を背後から捕まえる
 そして俺を引き戻すんだ


But it was long ago, and it was far away
 だがそれも遠い昔のこと、それは遥か彼方

Oh God, it seems so very far,
 ああ、えらく遠いことのように思える

and if life is just a highway, then the soul is just a car
 人生がハイウェイみたいなもんならば
 そんときゃ魂はただの自動車にすぎない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない


[Instrumental solo]


There was a beauty living on the edge of town
 町の外れに住んでいる美女がいた

She always put the top up and the hammer down,
 彼女はいつだってギアをトップに入れてアクセルを踏み込む

and she taught me everything I'll ever know,
 俺に知るべき何もかを教えてくれた

about the mystery and the muscle of love
 恋のミステリーと肉体について


The stare would glimmer and the moon would glow
 火花を散らして見つめ合い、月はまばゆく光る

I'm in the back seat with my Julie like Romeo
 俺はバックシートに俺のジュリエットといる
 まるでロミオのように

And the signs along the highway all said
 ハイウェイ沿いの標識は全部示していた

Caution! Kids at play!
 注意!子供が遊ぶ場所です!


Those were the rights of spring and we did everything;
 そんなことは春の特権だったんだ
 俺たちは何だってやった

There was salvation every night
 毎晩救いがあった

We got dreams reborn and our upholstery torn,
 俺たちは夢を生まれ変わらせた
 俺たちの破れ果てたカバーを

but everything we tried was right
 だが何もかも、俺たちがしようとしたことは正しかったのだ


She used her body just like a bandage
 彼女は体をまるで包帯のように使った

She use my body just like a wound
 彼女は俺の体をまるで傷口のように扱った

I'll probably never know where she disappeared,
 俺には多分けしてわからないだろう
 彼女がどこで姿を消したのか

but I can see rising up out of the back seat now,
 だが俺には見える
 今、バックシートから起き上がるのが

just like an angel rising out of a tomb
 まるで墓から舞い上がる天使のように


But it was long ago, and it was far away
 だがそれも遠い昔のこと、それは遥か彼方

Oh God, it seems so very far,
 ああ、えらく遠いことのように思える

and if life is just a highway, then the soul is just a car
 人生がハイウェイみたいなもんならば
 そんときゃ魂はただの自動車にすぎない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない


And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
 ルームミラーに映るもんは見た目より近くにあるのかもしれない

they are
 それは

they are
 それは



「ルームミラーに映る後ろの車は、実際は見えてる感じよりより近くにいる。」

やれ大映テレビだ、大仰だ、前時代的だ、ワンパじゃん、ダッサーい

揶揄されようとも

ひどい人生だ,金返せ!
ロックンロール・ドリームス
もう誰にも止められない
焼け焦げたフライパンの中から(そして炎の中へ)
無為の輩
何よりも高らかに
お嬢ちゃんは天国に(不良少女はどこへだって行ける)
地獄への帰還
さまよえる少年達と輝ける少女達

の曲どものど真ん中でビカビカにふんぞり返る
肉団子演ずる世紀の名曲

再びここに老若男女の心のシワに刻み込まれた。



(山)2015.5.7

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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資料

資料(英版)


English Version

.
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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA


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