2016年03月25日

嘆きのエマ / ホット・チョコレート 1974/3/1 EMMA - HOT CHOCOLATE



嘆きのエマ
ホット・チョコレート
1974/2/25


♪お・や・つ!お・や・つ!お・や・つ!♪

「ほらおやつコール発生だよ。」



「にゃあああああああん」

「ケーキ、ケーキ
だって。」



「きゅうううううん」

「小豆マドレーヌ、小豆マドレーヌ
だって。」

「わんわん」

「団子
だって。」

「ああ、おやつか。あるよ。



長らくお待たせいたしました。
毎度おなじみおやつなレコ屋でござーい。
今日持ってまいりました・・・」

「にゃ」

「早いよ
だって。」

「きゅ」

「出番少なくね
だって。」

「わんわん」

「もうちょっと絡んでくれ
だって。」

「早いたってあるんだからおやつは。
やるつーの。
今日持ってまいりました・・・」

「にゃああ」

「だから早いってば
だって。」

「きゅん」

「最近どうも出番少なくね
だって。」

「わんわん」

「もっとツッコんでくれ
だって。」

「じゃやらねーよ、おやつ。」


「にゃきゅわわわーーーん」

「それは無いんじゃないの糞親父

だって。」

「どっちにすりゃいいんだよ。」

「にゃ」

「おやつ
だって。」

「はいはい。
では
今日持ってまいりましたカカオ100%のお宝はあああああ


↑フランス盤

嘆きのエマ
EMMA



↑ユーゴスラビア盤

ホット・チョコレート
HOT CHOCOLATE



↑イタリア盤

暖かチョコだよ。」



「ご説明いたしましょう。」

「値段はおいくら?」

「ホット・チョコレート。
棟梁はエロール・ブラウン師。
Lester Errol Brown、1943年11月12日ジャマイカはキングストン生まれ、
自分の判断があくまで基準の蠍座射手寄り。
12歳の時に英国に移住。
1969年、26歳の時に”Give Peace a Chanc”を友人らとデモ録音、
作者のジョン・レノン師の了解なしで歌詞を変更して。
それをアップルに送ったら何とジョンちゃんがえらく気に入ってくれて見事契約に成功。

ビートルズがすぐに解散しちまったもんでコネが無くなりの契約はすぐに終了。
1970年に救う神現れるはこれより英国チャートの神社長となるRAKレコードの銭ゲバ・ミッキー・モストしゃちょさん。
契約させてくれてそれからはデビューの”Give Peace a Chance”のイメージ守る
黒いんだか白いんだかよくわからねー正体不明の英国歌謡バンドとして
相方のベース弾きトニー・ウィルソン師と作った曲で謎の人気を博し連続ヒット、
1973年に最大当たりの”ブラザー・ルイ”最高位7位をものにし、
いざ世界的スタアになりましょうとなった時に米国ではカバーしたストーリーズのやつが超ヒットしちまって
機を逸し
そんなときだーな
ミッキー社長、

”おめーら、くじけとる場合じゃねえだろが。見返すならブラザー・ルイ以上のもん作って、しかも他の連中じゃカバーも手も足も出ないもんを作りやがれ。
もっとエグくてダークなのやってみ。”

とのありがたいお言葉いただき、
時はグラム・ポップ全盛期の終盤戦、それに乗っかることじゃなく先を見据えてそうゆうことを言えるのがさすがの社長で

さて
エロール師、
かねてよりつるっぱげの頭なでなでしながら考え、
こりゃ実は私はゲイさんですをカミングアウトした釜っぽい歌い方を解禁、
実母の死をテーマに歌詞を書き、トニー師曲を書き
ミッキー師プロデュースはこれよりホッチョコの定番となる
ゲロゲロな電気ギターと扇情的ストリングス入れたアレンジでのサイケ・ソウル
そんなもん売れるんか?


↑ドイツ盤

売れました。


↑オランダ盤
 
英国チャート
7回目のヒットで
1974年3月16日36位初登場、
以後
10-6-(4/6)3-6-6-14-(5/4)18-43-(5/18)49位。
最高位3位。通算10週。

返す刀で待望の


↑米盤

米初ヒット
1975年2月1日106位初登場、
以後
(2/8)89-78-64-47-(3/8)36-29-23-19-15-11-9-(4/26)8-(5/3)19-(5/10)50位。
最高位8位。14週。」



「大成功を祝して花、贈ってあげてください。」


↑英盤

https://youtu.be/k2eMwevm1HU




ぐがげごがぐげごー

げげごがげごげごー



がごがごお

げげごがごがごごー

We were together since we were five
 僕らは一緒だった
 5歳の時から

She was so pretty
 彼女はとても可愛かった

Emma was a star in ev'ryone's eyes.
 エマはスターだった
 誰の目から見ても





And when she said she'd be a movie queen
 自分は映画界の女王になるんだって彼女が言った時も

Nobody laughed
 誰も笑わなかった

Her face like an angel
 天使のようなその顔

She could be anything.
 彼女には無限の可能性が有ったのだ

Emmalene.
 エマリーン



Emma
 エマ

Emmalene
 エマリーン

I'm gonna write your name high on that silver screen.
 僕はあの銀幕に君の名前を高々と書き記そう

Emmalene.
 エマリーン

Emma
 エマ

Emmalene
 エマリーン

I'm gonna make you the biggest star this world has ever set
 僕が君をこの世界がこれまで獲得した最高のスタアにしてあげる


げごごがげごがごぎーん



ぐげがごぎがごがぎーん


At seventeen we were wed
 17の時、僕らは結婚した

And worked day and night to earn our daily bread.
 そして昼も夜も働いた
 日々の糧を得るために

And ev' ry day
 そして毎日

Emma would go out searching for that play
 エマは役をつかむため出かけていった

That never ever came her way.
 それはけして彼女にはまわって来なかったのだ



You know
 わかるか

sometimes she'd come home so depressed
 時に彼女はひどく沈んで帰って来た

I'd hear her crying in the back room
 僕は彼女が奥の部屋で泣く声を聞くんだよ

Feel so distressed.
 その苦しさを感じてくれ


And I'd remember back
 そして僕は思い返す

when she was five
 彼女が5歳であった時を


To the words that used to make
 その言葉と共に

Emmalene come alive.
 エマリンを活き活きとさせていたその言葉と共に

It was
 それが

Emmalene
 エマリンだったのだ



Emma
 エマ

Emmalene
 エマリーン

I'm gonna write your name high on that silver screen.
 僕はあの銀幕に君の名前を高々と書き記そう

Emmalene.
 エマリーン

Emma
 エマ

Emmalene
 エマリーン

I'm gonna make you the biggest star this world has ever seen
 僕が君をこの世界がこれまで獲得した最高のスタアにしてあげる


ごがごげごがごぎーん

ぎぎごがごぐげぐーん



げごげーんごー

ぐぎがごげがごぐーん


It was cold and dark
 それは冷たく暗い

December night
 12月の夜のこと

When I opened the bedroom door
 僕が寝室の扉を開けた時

To find her Iying still and cold up on the bed;
 ベッドの上で冷たくなって動かず横たわってる彼女の姿を見つけたんだ



A love letter Iying on the bedroom floor
 寝室の床に落ちていたラブレター

It read:
 書いてあった

Darling, I love you
 「ダーリン、愛してるわ。

But I just can't keep on living on dreams no more
 でも私はもう夢を見ながら生き続けることはできません。


Darling, I love you
ダーリン、愛してるわ・・・

I tried so very hard not to leave you alone.
 貴方をひとりぼっちにさせないよう一生懸命努力しました。

I just can't keep on tryin' no more
 もうこれ以上耐え続けられないんです。」



Emmalene
 エマリーン

ぎいいごーーん

ぎいい、ぎいい、ごーん

Oh Emmalene
 あ”あ”あ”あ”あ”エマリーン

ぎいいごーーん

ぎいい、ごーん

Oh Emmalene
 あ”あ”あ”あ”あ”エマリーン

ぎいいごーーん

ぎいい、ごーん

Emma
 エマ



Emmalene
 エマリーン



Emmalene
 エマリーン



 あ”あ”あ”あ”あ”

Emmalene
 エマリーン・・・






↑英盤

「うわーーー、そんなー。」

「日本の演歌でもめったにない悲惨な結末ソングだな。」

「エマリンゆうからゆうこりんみたいにプリティみたいなんかとおもたら。」

「この曲調でプリティは無いだろが。」

「だってエマリンだよ。」

「だってて言われても。」

「でも一回聞いたら忘れないねこれは。」

「この初の世界的ヒットのご褒美にミッキー社長はデビュー4年目にして初のフル・アルバム
この曲を目玉の



Cicero Park

を作らせてあげました。
1974年6月発売。」

「それまでがずいぶんな扱いかと思う。」

「ホット・チョコレート
メンバーは

Errol Brown – lead vocals
Harvey Hinsley – guitar, backing vocals
Larry Ferguson – keyboards
Tony Wilson – bass, backing vocals
Tony Connor – drums
Patrick Olive – percussion, backing vocals

です。」

「にゃ」

「きゅ」

「わんわん」

「飲めないホット・チョコレートくれてどーすんだ

だって。」

(山)2016.3.25

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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資料(英版)

English Version

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いつも閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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