2016年04月22日

バンド・オン・ザ・ラン / ポール・マッカートニーとウイングス 1974/4/8 BAND ON THE RUN - Paul McCartney and Wings



バンド・オン・ザ・ラン
ポール・マッカートニーとウイングス
1974/4/8


♪だっだっだっだっ、だっだっだっだっ♪

「俺の顔を見たと思ったら脱兎の如く逃げ出しやがった。」



「にゃあああああ」



「きゅわわわーーん」

「わんわん」



「にょん」

「かくれんぼだってさ。」

「かくれんぼって姿丸出しやんか。

って、なんか一人多くねえか?」

「そんなんいる?」

「11人いる!」

「11人はいないよ。」

「にゃ」

「トロだって。」

「きゅん」

「タラだって。」

「わんわん」

「犬だって。」



「にゅん」

「おぬいだって。」

「誰だお前は?」

「にゃ」

「妹なんだってさ。」

「いつ産まれたんだよ。

ともかく



長いことお待たせいたしました。毎度おなじみかくれんぼは得意なレコ屋でござーい。
今日持ってまいりました遁走のお宝はああああ


↑デンマーク盤

バンド・オン・ザ・ラン
BAND ON THE RUN
ポール・マッカートニーとウイングス
Paul McCartney and Wings



↑ユーゴスラビア盤

ウイングスだけに羽根が生えたように逃げるってね。」



「ご説明いたしましょう。」

「うまいかくれんぼの仕方か?」

「ついにやりました紆余曲折の名盤
米1973年12月5日発売
英1973年12月7日発売



ウイングス3作目アルバム



バンド・オン・ザ・ラン
Band on the Run


より1回目カット

ジェット
JET


米1974年1月28日発売
英1974年2月18日発売。
1974年2月9日69位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/433590238.html
最高位7位。14週。

英1974年2月15日発売。
9回目のヒットで、
1974年3月2日17位初登場、
最高位7位、4月27日40位まで通算9週。

日本発売
1974年3月20日
歌謡チャート39位。
11.8万枚。

に続いて満を持しての一部地域を除いて2回目タイトル・カットです


↑スウェーデン盤

バンド・オン・ザ・ラン
BAND ON THE RUN



↑ポルトガル盤

米1974年4月8日発売
英1974年6月28日発売。



日7月5日発売。





メンツは
Paul McCartney – lead and backing vocals, electric guitar, 12-string acoustic guitar, bass guitar, drums
Linda McCartney – backing vocals, keyboards
Denny Laine – backing vocals, electric guitar

ポール師曰く


If I ever get out of here,
 もしここから出られたら

って歌詞はジョージ・ハリソンがビートルズの業務会議の席で言った言葉で
ヤツはつまりアップルの問題まみれの中で俺らはみんな囚人みたいなもんだと言ったんだ。
それってナイスな言い方と思ってね、
アルバムを始めるには。

・・・・

BAND ON THE RUN

てそりゃ沢山の意味にとれるだろ。
脱出、自由、罪人とか

・・・・

別に法から逃げてるって言い方でも無いし

ツアーに出ればバンド・オン・ザ・ランだし

on the road

と同じ使い方してもいいし・・

・・・・・

言いたかったのは、僕らを間違ったとらえ方しないでくれみたいなことかな。
犯罪者じゃないし、そんなのになりたくもないし
だから僕は刑務所から脱獄してる人の話の歌を作ったんだよ。”

とか色々言ってますが毎度恒例あとづけかもしれませんし
とにかく
この時期オハコのアビーロードのB面をギュッと1曲にしたかのような三部構成、
アホみたいなボケバラードから、企みのファンキーへ、
そして逃げてる緊迫感皆無のお楽しみフォーク・ロックな耳で聴く長編映画5分9秒。

ほら来たとばかりに

米チャート
1974年4月20日68位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/436843894.html
以後
41-(5/4)22-14-7-5-2-(6/8)1-5-6-8-17-15-26-(7/27)40-60-70-(8/17)95位。
最高位1位。18週。
3曲目1位。年間22位。


8回目のヒットで、
1974年7月6日27位初登場、
以後
7-4-5-(8/3)3-8-12-25-33-(9/7)36-(9/14)43位。
最高位3位。通算11週。年間46位。

カナダ1位。



ドイツ22位。

オランダ7位。

日本歌謡チャート58位。5.1万枚。

大ヒット達成です。」



「大入りに花を贈ってください。」




↑米盤

https://youtu.be/KBX2dySWGew






Stuck inside these four walls,
 この4つの壁の中で身動きとれず

Sent inside forever,
 永遠にブチ込まれてる


Never seeing no one
 けして誰にも会えず

Nice again
 二度と会えないんだ

like you,
 君みたいな人と

Mama
 ママ

you,
 君だよ

Mama
 ママ

you,
 君なんだよ




If I ever get out of here,
 もしここから出られたら

Thought of giving it all away
 全部あげちまおうと思ってる

To a registered charity.
 ちゃんとした慈善団体に

All I need is a pint a day
 俺が欲しいのは1日一杯の酒だけ

If I ever get outta here
 ここから出られたらな

If we ever get outta of here
 もしここから出られたらの話


Well, the rain exploded with a mighty crash
 たく、でっかい稲妻鳴って雨が土砂降りだぜ

As we fell into the sun,
 俺達がお天道様を拝んだと思ったらよ


And the first one said to the second one there
 たら、一人目の野郎が二人目に言いやがった

I hope you're having fun.
 どうでい?楽しんでるか?



Band on the run,
 とんづらバンド

band on the run.
 バンド脱獄中

And the jailer man and sailor Sam
 たら看守の野郎と船乗りサムが

Were searching every one
 血まなこになって追跡しただと

For the band on the run,
 とんづらバンドのために

Band on the run
 バンド脱獄中

Band on the run,
 とんづらバンド

Band on the run.
 バンド脱獄中


Well, the undertaker drew a heavy sigh
 たら、葬儀屋はでっかくため息をついたとよ

Seeing no one else had come,
 誰も来ないのがわかって


And a bell was ringing in the village square
 で、警報ベルが村の広場で鳴り響いたんだよ

For the rabbits on the run.
 逃げやがったウサギどものために



Band on the run,
 バンドがとんづら

Band on the run.
 バンド脱獄中

And the jailer man and sailor Sam
 たら看守の野郎と船乗りサムが

Were searching every one
 血まなこになって追跡しただと

For the band on the run,
 とんづらバンドのために

Band on the run
 バンド脱獄中




ギタア




Yeah the band on the run,
 ほらさ、バンドは逃走中

Band on the run
 バンドが脱獄さね

Band on the run
 バンドが脱獄さ

いえーっ!

Band on the run
 バンドが脱獄さね


Well, the night was falling as the desert world
 はいよー、夜のとばりが砂漠の如き世界におりたのだ

Began to settle down.
 一息つき始めた頃にゃな


In the town they're searching for us everywhere
 街じゃ奴らがそこらじゅうで俺らを探してやがる

But we never will be found.
 だが俺たちゃ絶対見つからねえ


Band on the run
 バンドが脱獄さ

Band on the run
 バンドが脱獄さね

And the county judge
 郡の裁判官が

who held a grudge
 目のカタキにしてやがる奴だよ

Will search for evermore
 そこらじゅうを探すだろう



For the band on the run,
 脱獄したバンドをな

Band on the run
 バンドが脱獄さ

Band on the run
 バンドが脱獄さね

 いぇあーーー

Band on the run
 バンドが脱獄しやがった

 いぇあーーー




↑フランス盤

「おお、ポールちゃんにしてはちゃんと意味が通る歌詞!」

「ジャケットはルパン三世、歌詞は大脱走にプリズン・ブレイクを参考にしたんだな。」

「じゃねえだろ。」

「B面はアルバム最終曲の

西暦1985年
Nineteen Hundred and Eighty Five


です。」




↑米盤

https://youtu.be/1c5pgo6zU10






On no one left alive in 1985, will ever do
 1985年にもなって生き残ってる人なんかいないわよ、でしょ

She may be right
 彼女は正しいかもね

She may be fine
 彼女はステキな女だろうし

She may get love but she won't get mine
 恋だって出来るかもね
 けど僕は捕まえられないさ

'Cos I got you
 だって僕は君を捕まえたんだから


Oh I
 ああ、僕は

oh I
 ああ、僕は



Well I just can't enough of that sweet stuff
 んにゃ、あんな甘い言葉なんかじゃ無理だね

My little lady gets behind
 愛しい娘がちゃんといるんだから



Shake it
 心配ご無用


Baby don't break it
 ベビ、ぶっ壊しちゃあかんよ

うっ



うっ

うっう

うーうーうーうーうーうーうー

うーうー

うーーーーー

うーうーうーーー



Oh, my mama said the time would come
 ああっ、僕のママは言ったんだ
 その時は来るって

When I would find myself in love with you
 君と恋に堕ちた自分に気付く時が


I didn't think, I never dreamed
 僕は思わなかった、けして夢見なかった

That I would be around to see it all come true
 それが全部現実になって間近でわかるようになるなんて


Woah I,
 うおーー僕が

Oh I
 ああっ僕がっ


Well I just can't enough of that sweet stuff
 んにゃ、あんな甘い言葉なんかじゃ無理だね

My little lady gets behind
 愛しい娘がちゃんといるんだから

いやああああ


うーうーうーうーうーうーうー

うーうー

うーーーーー

うーうーうーーー


うわ



On no one left alive in 1985, will ever do
 1985年にもなって生き残ってる人なんかいないわよ、でしょ

She may be right
 彼女は正しいかもね

She may be fine
 彼女はステキな女だろうし

She may get love but she won't get mine
 恋だって出来るかもね
 けど僕は捕まえられないさ

'Cos I got you
 だって僕は君を捕まえたんだから


Oh I
 ああ、僕は

oh I
 ああ、僕は


Well I just can't enough of that sweet stuff
 んにゃ、あんな甘い言葉なんかじゃ無理だね

My little lady gets behind
 愛しい娘がちゃんといるんだから

うっ

うっ

うっう

それって

うーうーうーうーうー

うーうううううーあ

うっうっうっうっ

うわ

はんはん

あーーーあ

へーいへいへいへーーーーい



うっうっうっうっ

うっうっうっうっ

うっ

うっ

うっーーーう

いえい

うっ

うがお

うっ

うっ

ううううううううううう

うがお



おおおおお

おりょ



Band on the run,
 とんづらバンド



band on the run
 バンド逃走中



Band on the run,
 とんづらバンド



band on the run
 バンド逃走中よ・・・





「出ました!これぞポールちゃんなワケのわかんねー歌詞!!」

「本人が一番言いたいのは最初の一行

On no one left alive in 1985, will ever do
 1985年にもなって生き残ってる人なんかいないわよ、でしょ

であとはテキトーな付け足しみたいなもんだそうです。
でもその一行目も誰もわかってくれなかったって文句言ってるそうです。」

「わかるか、そんなもん。」

「にゃ」

「喜んでるくせに

だって。」

(山)2016.4.22

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00000-1.jpg





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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすポールのページ

資料

英語資料

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いつも閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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