2016年07月28日
パリの自由人 / ジョニ・ミッチェル 1974/7 FREE MAN IN PARIS - Joni Mitchell
パリの自由人
ジョニ・ミッチェル
1974/7
ジョニの姉御や。
慎重とプライドの蠍座ど真ん中1943年11月7日生まれ、
30才の夏、キャリア絶頂期ど真ん中真ん中を迎えたる
アサイラム移籍第2弾
1974年1月1日発売6作目不滅の名作アルバム
コート・アンド・スパーク
Court and Spark
より第一弾カット
陽気な泥棒
RAISED ON ROBBERY
全米チャート
1973年12月22日95位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/431513991.html
最高位65位。8週。
3月発売第2弾カット
自身米チャート最高位となる
ヘルプ・ミー
HELP ME
1974年3月16日87位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/434945537.html
最高位7位。
に続いての第3弾最終カットが
パリの自由人
FREE MAN IN PARIS
7月発売。
北米以外では非ヒット率99%を誇りますんで見事に
北米以外では発売されず。
あ、イギリスだけで出るだけは出たようで。
演奏は
Joni Mitchell − vocals, guitars
Tom Scott − woodwinds
José Feliciano, Larry Carlton − electric guitars
Wilton Felder− bass
John Guerin − drums
David Crosby and Graham Nash − backing vocals
ホセ・フェリシアーノ師起用ってのがイケてるだに。
で
歌は
所属アサイラム・レコード社長デヴィッド・ゲフィン師と
同郷人ロビーとドミニクのロバートソン夫妻とパリに旅行に行った時
生まれました。
あ、今回は自分をフリヤガッた元恋人グレン・フライさんのことがネタじゃないよ。
米国チャート
1974年7月20日圏外102位初登場、
1974年7月27日87位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/440432281.html
以後
77-58-47-(8/24)38-30-24-24-23-(9/28)22-(10/5)30-50-82-(10/26)99位。
最高位22位。14週。
カナダ16位。
https://youtu.be/jQj6h8KpkiQ
♪
The way I see it he said
「僕の意見からすれば・・」
彼は言った
You just can't win it
「まるであかんやろねえ。
Everybody's in it for their own gain
誰もが自分の立場を守るために業界内にいるんだよ。
You can't please 'em all
君は連中全員にウケることなんか出来やしない。
There's always somebody calling you down
いつだって君のことをこき下ろしてくるヤツが出て来るもんだ。」
I do my best
私は最善を尽くす
And I do good business
そしていい仕事をする
There's a lot of people asking for my time
私に時間を割いてくれないかと頼む人はたくさんいる
They're trying to get ahead
成り上がろうとしてるんだ
They're trying to be a good friend of mine
私と好い仲になろうとしてる
I was a free man in Paris
私はパリで自由の身だった
I felt unfettered and alive
束縛されず生きている実感があった
There was nobody calling me up for favors
頼み事するだけの電話をするやからもいなかった
And no one's future to decide
将来を決めなきゃいけない者だっていなかった
You know I'd go back there tomorrow
けど、そう、明日にはそこに戻らなきゃいかん
But for the work I've taken on
仕事があるから
引き受けってしまったしな
Stoking the star maker machinery
スター製造機に火をくべるってことだよ
Behind the popular song
流行歌が原料のね
I deal in dreamers
私は夢ばっか追う人たちと仕事してる
And telephone screamers
電話でぎゃあぎゃあ言うやからとも
Lately I wonder what I do it for
最近、何のためにこんなことやってんだか疑問に思ってる
If l had my way
思い通りに出来るもんなら
I'd just walk through those doors
私、そこらのドアを蹴飛ばして出て行く
And wander
そしてぶらつく
Down the Champs Elysées
シャンゼリゼ通りを
Going cafe to cabaret
居酒屋やカフェをまわって
Thinking how I'll feel when I find
見つけられたらどんな気分になれるかって思いながら
That very good friend of mine
とてもいい友達を
I was a free man in Paris
私はパリで自由の身だった
I felt unfettered and alive
束縛されず生きている実感があった
There was nobody calling me up for favors
頼み事するだけの電話をするやからもいなかった
And no one's future to decide
将来を決めなきゃいけない者だっていなかった
You know I'd go back there tomorrow
けど、そう、明日にはそこに戻らなきゃいかん
But for the work I've taken on
仕事があるから
引き受けってしまったしな
Stoking the star maker machinery
スター製造機に火をくべるってことだよ
Behind the popular song
流行歌が原料のね
♪
うきっきーなウルトラ・ジョニさんなくんづほぐれつメロとコード進行のジャジーの出会い、
そりゃカッコええだに。
内容は
冒頭の言は、はい、ゲフィン社長のご意見で強烈なダメ出し。
それから
当初は
社長はそう言うけどアタシだって人から曲作ってと言われてうるさくてうるさくて
辛いんだから
と自慢半分グチ半分かと思ったら
考えてみたら人が歌ってヒットしたのは「サークル・ゲーム」ぐらいで
それからはジョニなり過ぎの音楽人生だから誰がヒット狙いで曲作り頼むかての
と思い直し
これは全編、
男はつらいよ
ヒット請負人ゲフィン社長編
です。
だが別にゴマをすってるわけではない。
B面は
アルバム4曲目、「パリ自由人」の次に出て来る
人間模様
People's Parties
https://youtu.be/bnIpj3klP6E
♪
All the people at this party
このパーティーにいる人、みんな
They've got a lot of style
いろんなタイプのひと
They've got stamps of many countries
いろんな国のスタンプを持ってる
They've got passport smiles
パスポート写真は笑顔
Some are friendly
フレンドリーな人がいるし
Some are cutting
嫌味な人だっている
Some are watching it from the wings
そんなんを端から眺めてるひとも
Some are standing in the centre
ど真ん中で仁王立ちしてる人だって
Giving to get something
何か奪うために餌をまいてるんだわ
Photo beauty gets attention
写真モデルは注目を浴びてる
Then her eye paint's running down
アイシャドウが流れ落ち始めてるのも知らずに
She's got a rose in her teeth
口にはバラの花をくわえて
And a lampshade crown
ランプの傘みたいな王冠をのっけて
One minute she's so happy
一分間だけは彼女はとてもハッピー
Then she's crying on someone's knee
でそれから誰かの膝にすがって泣いている
Saying laughing and crying
ぎゃあぎゃあ笑ったり泣き言を言ったり
You know it's the same release
そうよ毎度おなじみ恒例のこと
I told you when I met you
貴方に会った時に私は話した
I was crazy
私はクレージーだったって
Cry for us all beauty
私たち美人全部のために泣いてよ
Cry for Eddie in the corner
隅っこにいるエディのために泣いてったら
Thinking he's nobody
彼が無名だと思いやって
And Jack behind his joker
そして影で笑ってるジャック
And stone-cold Grace behind her fan
自分のファンに取り囲まれてる冷血のグレース
And me in my frightened silence
そして怯えて黙ってる私
Thinking I don't understand
理解できないと思ってる
I feel like I'm sleeping
眠くなってきちゃったわ
Can you wake me
起こしてくれるかな
You seem to have a broader sensibility
貴方には人より幅広い感受性があるみたいね
I'm just living on nerves and feelings
私は勘で生きてるだけ
With a weak and a lazy mind
弱くて傲慢な心でね
And coming to peoples parties
で人が集まるパーティーに来てる
Fumbling deaf dumb and blind
唖で盲で手さぐりして
I wish I had more sense of humor
もっと自分にユーモアのセンスがあったらいいのに
Keeping the sadness at bay
悲しみなんか寄せ付けずにおける
Throwing the lightness on these things
そんなことなんか軽い気持ちにさせてくれる
Laughing it all away
何もかも笑い飛ばしておけて・・・・
Laughing it alI away
何もかも笑い飛ばしておけて・・・・・・
Laughing it all away
何もかも笑い飛ばしておけて・・・・・
♪
テンよし中よし終いよしの中身も外も
うきっきーなウルトラ・ジョニさんなくんづほぐれつメロとコード進行、
ハマったもんにはたまらねえや。
(山)2016.7.28
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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ろっくすジョニ・ミッチェルのページ。
資料
資料(英版)
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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
http://www.muzie.ne.jp/artist/a001909/
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