2016年11月04日
バングル・イン・ザ・ジャングル / ジェスロ・タル 1974/10/14 BUNGLE IN THE JUNGLE - Jethro Tull
バングル・イン・ザ・ジャングル
ジェスロ・タル
1974/10/14
♪にゃあにゃあきゅんきゅんわんわんみょんみょん♪
「すごい鳴き声だな、ここは密林か?」
「にゃああああああ」
「腹減った
だって。」
「きゅううううううん」
「腹減ったああああ
だって。」
「みょん」
「ぺこぺこ
だって。」
「わんわん」
「減った減った
だって。」
「たしかに密林だな。ケダモノ共が飢えておる。」
「にゃ」
「密林でもジャングルでもいいからなんかくれ
だって。」
「ケダモノなら自分で何か捕獲すりゃいいじゃん。」
「きゅ」
「じゃお前喰っちまうぞ
だって。」
「そんな顔してよくそうゆうこと言うな。」
「わんわん」
「どうせ野良だおらあ
だって。」
「にゃくわわわーん」
「喰っちまうぞ喰っちまうぞ
だって。」
「わ、喰われちゃたまらん。
なんかでごまかさねば・・・
っと
長いことお待たせいたしました。
毎度おなじみケダモノさんらとお友達のレコ屋でござーい。
今日持ってまいりました密林のお宝はあああああ
↑米盤
バングル・イン・ザ・ジャングル
BUNGLE IN THE JUNGLE
ジェスロ・タル
Jethro Tull
↑スペイン盤
ジャングルで御乱行。」
「それってずんぶん前にやったんじゃない?」
http://rocksblog.seesaa.net/article/9780096.html
「あん時は半端だったきな、今度はジャケ総覧で豪華にやるのだ。」
「ご説明いたしましょう。」
「ワシなんか喰っても美味しく無いって言ってやってくれ。」
「ややこしい変人プログレでありながらそのサービス精神ライブでむっちゃ人気がありましたアメリカで
ついに完全なシングル・ヒットをジェスロ・タルがものにしました。
米1974年10月14日発売
英1974年10月26日発売
7作目アルバム
ウォー・チャイルド
War Child
より1回目カット米10月14日発売、
↑オランダ盤
作とプロデュースはちろん男イアン・アンダーソン、
↑ドイツ盤
1972年前半、1973年後半、
ジェスロ・タルはパリに滞在していわゆる
The Chateu D'isaster Tapes
なるものを録音。
しかしその時には発表されること無く
その中の一つ二つは”A Passion Play”アルバムとこのウォー・チャイルドでご開陳。
ウォー・チャイルドは
モンティ・パイソンのジョン・クリーズ師もキャスティングの
死んだ十代の女子が天国に行ってひどい目にあうつ制作されなかった
幻自分ブラックコメディ映画サントラ・アルバム。
当初は動物世界に例えた人間社会の構想を持つものでその為に書かれたのが
↑イタリア盤
バングル・イン・ザ・ジャングル
BUNGLE IN THE JUNGLE
↑ユーゴ盤
でございます。
でこれが映画主題歌用に作られたもんで近年のタルには珍しく3分サイズで
しかも動物鳴き声効果音入り
人懐っこいと来たら
↑スウェーデン盤
日頃ジェスロ・タルが大好きで何かあったら大ヒットさせちゃろと思っとったファンを筆頭に
一般人をも巻き込んで
↑フランス盤
米国チャート
1974年11月2日82位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/443295598.html
以後
71-60-50-(11/30)40-32-25-20-16-14-(1975/1/11)12-18-24-(2/1)34-55-(2/15)70位。
最高位12位。16週。
↑米盤
ウルトラ大ヒットです。」
「おめでとうございます。花束、贈らさせてください。」
「ところが本国英国じゃ何だこりゃアメリカに色目使ってワシラは認めんとシングルはまったくのノンヒットで・・」
↑米盤
↑英盤
https://youtu.be/tGltpPVLoL4
♪
フルート!
Walking through forests of palm tree apartments
椰子の木荘立ち並ぶ密林を縫って歩く
Scoff at the monkeys who live in their dark tents
闇のテントに住まう猿どもをあざ笑ったれ
Down by the waterhole
水飲み場に降りて行き
Drunk every Friday
毎週金曜には呑んだくれ
Eating their nuts
連中のナッツを喰らい
Saving their raisins for Sunday.
連中のレーズンは日曜に取っておく
Lions and tigers
ライオンと虎ども
Who wait in the shadows
物陰で潜んでいるもの
They're fast but they're lazy,
奴らは素早いが怠けもの
and sleep in green meadows
緑の草原で眠っておる
Let's bungle in the jungle
さあジャングルでご乱行
Well, that's all right by me
おうよ、ワシにとってはそれが最高
イエス
I'm a tiger when I want love
愛したい時にはワシは虎
But I'm a snake if we disagree
嫌だゆうたら蛇になっちゃるぞ
Just say a word and the boys will be right there
遠慮すんな、ガキどもはすぐそこにおるわ
With claws at your back to send a chill through the night air
夜気に寒気放出してお前の背中に爪立てて
Is it so frightening to have me at your shoulder?
アンタの肩にワシがおっかぶさってるのはすんごく怖いかな?
Thunder and lightning couldn't be bolder
雷と稲光ですくんじまうだろう
I'll write on your tombstone,
お前の墓石に書いたるわ
I thank you for dinner
「今夜のメシをありがとさん」てな
This game that we animals play is a winner
ワシらケダモノがやるゲームは天下無敵なのだ
Well, Let's bungle in the jungle
ほらさあジャングルでご乱行
Well, that's all right by me
おうよ、ワシにとってはそれが最高
イエス
I'm a tiger when I want love
愛したい時にはワシは虎
But I'm a snake if we disagree
嫌だゆうたら蛇になっちゃるぞ
生のギタア!
The rivers are full of crocodile nastiest
河は汚らわしいワニで溢れかえっとる
And He who made kittens put snakes in the grass
子猫を創りたもうたあの方は蛇を草原に放ちなすった
He's a lover of life but a player of pawns
あの方は生命を愛でる存在だがコマを動かすプレイヤーでもあられる
Yes, the King on His sunset lies waiting for dawn
そう、かの夕陽の王は夜明けを待ちながら横たわっておるのだ
To light up His Jungle as play is resumed
プレイを再開いたすようにかのジャングルに灯りが灯される
The monkeys seem willing to strike up the tune
猿どもがどうやら曲を始めようとしとるようだな
Well, Let's bungle in the jungle
ほらさあジャングルでご乱行
Well, that's all right by me
おうよ、ワシにとってはそれが最高
イエス
I'm a tiger when I want love
愛したい時にはワシは虎
But I'm a snake if we disagree
嫌だゆうたら蛇になっちゃるぞ
Let's bungle in the jungle
さあジャングルでご乱行
Well, that's all right by me
おうよ、ワシにとってはそれが最高
イエス
I'm a tiger when I want love
愛したい時にはワシは虎
But I'm a snake if we disagree
嫌だゆうたら蛇になっちゃるぞ
Well, Let's bungle in the jungle
ほらさあジャングルでご乱行
Well, that's all right by me
おうよ、ワシにとってはそれが最高
イエス
I'm a tiger when I want love
愛したい時にはワシは虎・・・
♪
「思いきし弱肉強食だね。」
「まさしくアメリカだ。
おそらくそれを意識しての音の質感がアメリカ〜ン歌謡、
劇的ストリングスやわかりやすいサビリフレインとか。」
「それでいてタルに他ならないのがすごいとこだね。」
「B面は天国構想の一環、
アルバム4曲目の
バック・ドアー・エンジェルズ
Back-Door Angels
です。」
↑米盤
↑英盤
https://youtu.be/ktlMApgRY7s
♪
In and out of the front door,
表口の内外で
Ran twelve back-door angels.
12人の裏口の天使が翔り
Their hair was a golden-brown
彼らの髪は黄金色
They didn't see me wink my eye.
彼らはウィンクして我を見ず
'Tis said they put we men to sleep
我ら人間は眠りにつくべしと仰せられたる
With just a whisper,
ただ一言ささやいて
And touch the heads of dying dogs
そして死にゆく犬どもの頭に触れ
And make them linger.
生きながらえさせる
They carry their candles high
ロウソクを高く掲げ
And they light the dark hours.
闇の時間に灯を灯す
And sweep all the country clean
そして国中を掃討するのだ
With pressed and scented wild-flowers.
香り野の花の押し花で以って
ギタア!
They grow all their roses red,
彼らはすべてのバラを紅く育て
And paint our skies blue
我らの空を青く塗る
Drop one penny in every second bowl
いずれの2番目のボウルにも1ペニーを落とされ
Make half the beggars lose,
乞食の半分は恵みを受けられず
Why do the faithful have such a will
何故聖なる者がそのような意志を持っておられるのか
To believe in something?
何かを信ずる為なのか?
And call it the name they choose,
そして選ばれし者の名とそを呼び
Having chosen nothing.
何も選ぶことは無かりし
ギタア!
Think I'll sit down and invent some fool
我は座っていわゆる愚か者を想像すると思うのだ
Some Grand Court Jester.
いわゆる偉大なる法定道化師を
And next time the die is cast,
次に賽は投げられ
He'll throw a six or two.
彼の方は6か2の目を出される
In and out of the back-door ran
裏口の内外で駆けられた
One front-door angel,
一人の表玄関の天使
Her hair was a golden-brown
彼女の髪は黄金色
She smiled and I think she winked her eye.
彼女は微笑んで
我思うにウインクしたのだ
♪
「一転、とんでもなくハードコア・タルだ。」
「この毎度おなじみで毎度気が狂いそうにややこしいのが癖になるとやめられません。」
(山)2016.11.4
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ろっくすジェスロ・タルのページ
資料
資料(英版)
−−−−−−−−−−−−−−−
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.muzie.ne.jp/artist/a001909/
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
−−−−−−−−−−−−−−−−−
.
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック