2017年01月28日

イン・ア・ステイション/カレドニア・ミッション / ザ・バンド 1968/7/1 In a Station / Caledonia Mission - The Band



イン・ア・ステイション
カレドニア・ミッション
ザ・バンド
1968/7/1


チャートの完璧なシングルが一息ついたので
アタシのライフワークたる
真ノーベル文学賞受賞バンド、
ザ・バンドをてめえの言葉で訳してみよう大会い〜。

1968年7月1日発売1作目アルバム



ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク
Music from Big Pink


より

怒りの涙/トゥ・キングダム・カム

に続いて

A面3曲目

イン・ア・ステイション
In a Station


作・歌唱:リチャード・マニュエル師

https://youtu.be/nXhj45urx3Y




Once I walked through the halls of a station
 昔々、俺が駅のホールを歩いていたときのこと

Someone called your name
 誰かがお前の名前を呼んだ


In the streets I heard children laughing
 駅前通りの子供らの笑い声が聞こえる

They all sound the same
 声と声が紛れてわからなくなった


Wonder, could you ever know me
 どうだろう、お前は俺を見つけられるだろうか

Know the reason why I live
 俺が生き延びてる理由もわかるものかな

Is there nothing you can show me
 お前が俺に見せられるものは何も無いのかな

Life seems so little to give
 どうやら人生がくれるもんてのはえらく少ないようだ


Once I climbed up the face of a mountain
 昔々、俺は山肌を登り

And ate the wild fruit there
 なってた実を喰った


Fell asleep until the moonlight woke me
 月の光で目を覚ますまで眠りこけてたら

And I could taste your hair
 お前の髪の残り味がしたんだ


Isn't everybody dreaming
 誰もが夢見てるわけじゃないだろうが

Then the voice I hear is real
 そのとき聞いた声は現実のもの

Out of all the idle scheming
 あてもなく思い巡らしても

Can't we have something to feel
 俺らは感じることはできないのだろうか

うーうーうーーーうー
うーうーうーうーうーうーうーー

Once upon a time
 昔むかしのお話

Once upon a time
    昔むかしのお話

they used me indeed
 世間は心底俺を利用し尽くした

Tomorrow never came
 明日なんかまるで来やしなかった


I could sing the sound of your laughter
 お前の笑い声を唄にして唄うことも出来たが

Still I don't know your name
 いまだに俺はお前の名前すら知らない


Must be some way to repay you
 お前になんかでお返しをせねばならない

Out of all the good you gave
 お前がくれた沢山の善意の中からひとつでも


If a rumor should delay you
 噂なんかでお前が尻込みせにゃならんのなら

Love seems so little to say
 色恋など語るに及ばずだな

うーうーうーーーうーうー

うーーーーうーーうう

うーう、うーうーうー



In A Station, The Band en Winterland 69
https://youtu.be/dulyeMCJgBc


なぜかはしらねどどこか中華風なこのザ・バンド史上でもこのアルバムでしか聞けん
神々しき後光に包まれたる儚き朝霧の靄唄。

好きすぎて話もできんこの絵が音を聴いて見えてくるそのさまよ。

A面4曲目

カレドニア・ミッション
Caledonia Mission


カレドニア大作戦

作・ギター:ロビー・ロバートソン師
歌唱・ベース:リック・ダンコ師
高音部歌唱・ピアノ:リチャード・マニュエル師
生ギター:リヴォン・ヘルム師
オルガン:ガース・ハドソン師

https://youtu.be/iyVSy9DYq9Y




She reads the leaves
 女は葉っぱから運命を読んで

and she leads the life
 そして生きていく

That she learned so well
 そのやり方の多くを女は学んだ

from the old wives
 婆さんたちから


It's so strange to arrange it,
 それに手を加えるのはまるで意味がないこと

you know I wouldn't change it
 わかりますよね
 アタシは変えるつもりもない

But hear me
 でも聞いてちょうだい

if you're near me,
 貴方がそばにいるなら

can I just rearrange it?
 少しなら変えられるものなのかしら?


The watchman covers me
 守り人が私を守ってくれる

With his remedy
 あの方の救済の仕方で

I can't see and it's hard to feel
 私にはわからない、なかなか感じられない

I think his magic might be real
 思っているのだけど
 あの方の魔法が本物かもしれないって


I can't get to you
 私は貴方の元にたどり着くことができない

from your garden gate
 貴方の庭の扉で立ち往生

You know it's always locked by the magistrate
 ご存知ですよね
 それは治安判事によっていつだって鍵をかけられている
 

Now, he don't care
 今はもうあの方は気にもかけていない

why you cry,
 貴方が何故泣いているかなんて

he thinks it's just a lie
 思ってる
 嘘泣きだって

To get out,
 出ていこうとすることを

I don't doubt
 私は疑わない

that you'd make a try
 貴方がやろうとすることを


If the good times get you through
 いい時が貴方の元を通り過ぎたって

I know the dogs won't bother you
 そうよ
 犬ころだって貴方にかまやしない

We'll be gone in moonshine time
 私たちは月が出るころにはいなくなっている

I've got a place they'll never find
 アタシには奴らにけして見つからない場所があるんだから



You know I do believe
 そう私は強く信じてる

in your hexagram
 貴方のダビデの星を

But can you tell me how
 でもなぜだか教えてちょうだい

they all knew the plan?
 奴らがなんで計画をすべて知っていたのか


Did you trip
 しくじってしまったんですか

or slip on their gifts
 買収されてしまったんですか

you know were just a con?
 そうなんですか
 私たちは囚人にすぎないんですか?

You knew it,
 知っていて

why'd you do it?
 なぜそうしたのですか?

I've been hiding in the dawn
 私は夜が明ける中隠れていたんです


Now I must be on my way
 今は私はひとりで生きていかねばならない

I guess you really have to stay
 貴方は本当にいなければいけないとは思うけれど

Inside the mission walls
 教会の壁の中で

Down in Modark, Arkansas
 アーカンソー州モードックの外れにある



The Band - Caledonia Mission (Rock of Ages)
https://youtu.be/REqj6aXlyM8


駆け落ちの唄であります。

男は来ない女がひとりの唄であります。

カレドニアはおそらく理想郷を指すのかと。

アーカンソー州モードックは実在せぬ街。

リック師の泣き節歌唱でリチャード師が高音で唸るさまでこの悲恋をあらわすさまはもはや。

(山)2017.1.28

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすザ・バンドのページ

資料

資料(英版)

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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.muzie.ne.jp/artist/a001909/

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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posted by 山 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ザ・バンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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