2007年06月15日
Europe After The Rain / John Foxx 1981/9/5
Europe After The Rain
John Foxx
1981/9/5
ああ80’s。テクノなるエレクトロPOPの時代。しとびとはその妙なるビコビコの調べに酔い踊りアンニュイしたのだ。
ニッポンにおいてはニッポンのテクノ有り。Yの人たち引っ張る。ドイツでは職人仕事の方々筆頭に気温零下5度で邁進し
そして英国では確実に東方のEUに目を向けた兄さん達が新しい感覚に打ち震える、ああ80’s。
その元祖たるをもって本家たるはウルトラヴォックス!でした。
ど真ん中にはキツネ目の面をしてなる男、ジョン・フォックス氏。
欧州エレクトロとは自らを律し、侘びと寂びを持って山水の理を表すもの也を実践す。
その厳しさゆえ時代バチハマリの境遇ながらトップの地位に納まる事無く、今に至る。
1981年9月5日に40位初登場、1週で去った
Europe After The Rain
4曲目のチャート・ヒットにして最後のヒットとなる。
アルバム「ザ・ガーデン」から。
為そうとしたは、シンセと園芸の合体でござる。機械と生の融合、ディスコと静寂の結婚。
そな無茶なっ。
やりやがった。全名曲のこの盤、ご機会ございましたら是非お聞き下さい。やりやがってます。
そして最もやりやがってるのは、ジョン・フォックス。いついかなる時もジョン・フォックスな男、JFはフォックス節をけっして崩さないよ。
ですからその味わいがたまらなくお嫌ですの方は臭いを嗅ぐのも嫌でござろう。
その臭いを消臭して為して成功したのが、ミッジ・ユーロ氏の髭ウルトラヴォックスね。
さあ、雨後の欧州。生ギターをかき鳴らすキツネ憑きの音楽、やってもらいましょう。
♪
時は来たれり 再び歩き出す
時は来たれり我が道を取る 泉そしてコロナドの一角を通り抜け
そなたのドレスはきらめいている
そなたの声は事を隠匿す
そなたが物言う時 我は変え難し
雨後の欧州にて
夜は暖かく 夏はうごめいている
おーおーおーおー オーオーオーオーオーオーオーオーオーおーおーおーおーおーおーおーおー
ステンドグラスは反響す
花咲くバルコニーそして声と声は放たれる
輝ける風にのり
そなたの顔面はきらめいている
そなたの笑みはかすかに光り 私が言うところのそなたは変えがたい
雨後の欧州にて
夜は暖かく 夏はうごめいている
おーおーおーおー オーオーオーオーオーオーオーオーオーおーおーおーおーおーおーおーおー
どどどどどどどどどどどどどどぼかん
雨後の欧州にて
雨後の欧州にて
雨後の欧州にて
雨後の欧州にて
♪
何きどってんだよ。ご非難感謝いたしま。きどってなんぼの味なんすのでどうかご容赦をば。
そなたの度量をば所望。
キモは直径10mはあろうシンセ・ベースの野太いリフ、そして生ギター・ストローク、そしてエリック・サティともうしたって駅ビルじゃないすよのピアノの雨だれのような単音打ち。
やられます。
雨後の欧州にて。
(山)2007.6.15
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資料
入手先参考、日本盤,アマゾン
試聴はこちらで、US盤,アマゾン
雨の後動画
John Foxx - Europe After The Rain
http://www.youtube.com/watch?v=MEpG3qy9nKk
John Foxx - Europe After The Rain - EQ Filter
http://www.youtube.com/watch?v=27b3pfhOEYc
The English translation page : here.
この記事へのトラックバック
レビューを読んで「これは!」と思いゲットしました。いいアルバム紹介していただき、ありがとうございます。
以前は Ultravox の "System Of Romance"を山さんのお言葉を信じて聞き、これまた愛聴しております。
毎日のHPの更新、頭が下がります。うっとうしい時期ですね。ご自愛くださいませ。
FOXXさんてば、はまりますよねえ。
この前の盤のメタルビートも、また枯山水みたいでえらいこっちゃで。
何かこう最近、時間が怒涛のように過ぎて行く気がして、文も頭も壊れてますが、ジャケの絵のアップだけは・・何とか・・・出来てるよなあ。
どうかお楽しみ下されば幸いです。
ほんとに蒸して暑いです。
涼しい熱い音楽で何とか乗り切りましょーー。