2017年04月23日
7月4日のアズベリー・パーク / ブルース・スプリングスティーン 1975 4th of July, Asbury Park (Sandy) - Bruce Springsteen
↑ドイツ盤
7月4日のアズベリー・パーク
ブルース・スプリングスティーン
1975
Bruce Frederick Joseph Springsteen
1949年9月23日ニュージャージー州ロングブランチ生まれ、
意外なるバランス感覚有り。常識的。優柔不断。騎手には不適の天秤座乙女座寄り。
父ダグラス ・フレデリック ・スプリングスティーン、
オランダ系とアイルランド系の混血、大方無職、たまにバスの運転手。
母アデール ・アン、イタリア系アメリカ人。職業秘書。一家の稼ぎ手。敬虔なカトリック教徒。
カトリック系学校に行くも修道女と喧嘩三昧、規則破り常習犯。
も幼少期のしつけぬぐい去ることは困難、語るに
"Once a Catholic, always a Catholic."
9年生で公立のフリーホール・ハイスクールに転校もそこでも馴染めず。
その頃の先生曰く
「彼は一匹狼で、ギターを演奏する以外何もやりたがらなかった。」
ハイスクール卒業。式には出席せず。オーシャン・カウンティ・カレッジに進学するもすぐに退学。
一方、
幼少期には地元ニュージャージー出身のフランク・シナトラ師匠をラジオで聞いて育ち
1964年15歳時に母ちゃんから18ドルのギターを買ってもらいエド・サリヴァン・ショーに出演のビートルズを見て衝撃受け
the Roguesつローカルバンドで演奏開始、16歳の時には母ちゃんから60ドルのケントのギター買ってもらう。
街の若いしのバンドを支援する夫婦の推しでthe Castilesつバンドのリード・ギタリストとリード・ヴォーカルになり
最初のギグはニュージャージーの34号線のトラック駐車場、
2曲のオリジナル曲を地元スタジオで録音、グリニッジ・ヴィレッジのカフェとか様々な場所で演奏。
18歳の時に徴兵。17歳時のバイク事故で脳震盪を患い身体検査で落第、ベトナム戦争には行かず。
60年代後半には三人組バンド、Earthで演奏、
この頃「ボス」のあだ名襲名、由来は演奏のギャラをメンバーに分け与える役をしてたこと、
仲間のミュージシャンとモノポリーをやってて多分仕切ってたからでありましょうから。
兄いはこのあだ名が嫌いで、それはボスって連中がいけ好かなかったからで、それでもしょうがなく受け入れたんだとさ。
その前のあだ名は「ドクター」だったそうな。
1969年20歳から1971年前半までSteel Millとゆうバンドで活動、全米各地にツアー、
カルトなファン獲得、サンフランシスコの音楽評論家フィリップ ・エルウッド氏に絶賛さる。
Steel Mill解散後
1971年初盤から中盤にはDr. Zoom & the Sonic Boom結成、
中盤同時期にthe Sundance Blues Band、
中盤から1972年中盤にthe Bruce Springsteen Band、
オーディションでデヴィッド・サンチェス氏加入して後のEストリート・バンドの原型完成し
時にホーン・セクション加わり、サウスサイド・ジョニー師がハーモニカで参加、
ジョー・コッカー師匠、リオン・ラッセル師匠、ヴァン・モリソン師匠に影響を受けたブルース、R&B、ジャズ、教会音楽、初期ロックン・ロール、ソウル混交の音楽を展開、
1971年4月にマネージャーのCarl 'Tinker' West氏の勧めでプロデューサーのマイク・アペル師のオーディションを受け、
もっと曲を書いてから来なさいと言われて翌1972年に再オーディション、
プロデューサー契約を結んでCBSのスカウトマンであるジョン・ハモンド師の元、5月にオーディション、
気に入られ、社長クライブ・デイヴィス師も承認、
10年前にはボブ・ディラン師と契約した同じレーベルと契約、
会社側はアコースティックなアルバムを作るのでは無いかと期待したのにも関わらず
兄いはニュージャージーの仲間ミュージシャンを大挙スタジオに招集、
最初は名も無きバンドも後にEストリート・バンドとなりの
ついに
1作目アルバム
アズベリー・パークからの挨拶
Greetings from Asbury Park , N.J.
1973年1月5日発売。
売上は悲惨もプレスには評判上々、
そして
2作目アルバム
青春の叫び
The Wild, the Innocent & the E Street Shuffle
↑ドイツ盤裏
1973年9月11日発売。
と
改めてプロフィールを調べ直したは
どこからこの街頭喧騒憑依の怒涛の語り部、
アメリカン古舘伊知郎なスタイルが表出したんかわかるかと思たからだが
意外にも街角でぶっ立ってストリート・ミュージシャンで街の有様をまんま次々と歌にしまくるでぇ
てのは違い、バンドでずっとやってたとわかり
今、戸惑っておるとこ。
しかるにこの2作目まではエアロスミス1枚目と同様、実にサウンドがしょぼく
これはクライブ・デイヴィス師が社長を辞めて1973年からゴダード・リバーソン師に代わり
1975年まで努めたので新社長の方針でロック・バンドなんぞには予算回すかと低予算でやる羽目になったからだと思っておったが
1作目は1972年の7月から9月、
2作目は1973年の5月から9月と期間だけはたっぷりとって行われておるのだ。
青春の叫びのメンツは
Bruce Springsteen – guitars, harmonica, mandolin, recorder, maracas, lead vocals
Clarence Clemons – saxophones, backing vocals
David Sancious – piano, organ (including solo on "Kitty's Back"), electric piano, clavinet, soprano saxophone on "The E Street Shuffle", backing vocals, string arrangement on "New York City Serenade"
Danny Federici – accordion, backing vocals, 2nd piano on "Incident on 57th Street", organ on "Kitty's Back"
Garry Tallent – bass, tuba, backing vocals
Vini "Mad Dog" Lopez – drums, backing vocals, cornet on "The E Street Shuffle"
Richard Blackwell – conga, percussion
Albany "Al" Tellone – baritone saxophone on "The E Street Shuffle"
Suki Lahav - choir vocals on "4th of July, Asbury Park (Sandy)" and "Incident on 57th Street" (uncredited)
プロデュースはMike Appel & Jim Cretecos両師。
シングルカットはアメリカではされず
ドイツ限定で
7月4日のアズベリー・パーク(サンディの歌)
4th of July, Asbury Park (Sandy)
↑ドイツ盤
https://youtu.be/KgFHM8HMbWQ
♪
Sandy
サンディー
the fireworks are hailin' over little Eden tonight
今夜は花火がリトル・エデンの街で花盛り
Forcin' a light
光が照らされてる
into all those stony faces left stranded on this fourth of July
むっつりしてる顔と顔の奴らに、この7月4日に行き場も無くぶっ立ってる奴らの顔に
Down in town the circuit's full of switchblade lovers so fast, so shiny, so sharp
ダウンタウンの溜まり場は飛び出しナイフみてぇな危ねえ恋人連中で溢れてる
やたらすばしっこくて、やたらギラギラしてて、やたら尖ってる連中だ
As the wizards play down on Pinball Way
ピンボール台で遊ぶ達人のごとく
on the boardwalk way past dark
闇に包まれた遊歩道にいる
And the boys from the casino dance with their shirts open
そしてカジノからおん出てきたガキどもはシャツの胸をはだけてダンスする
like Latin lovers on the shore
海岸のラテンの恋人連中みてぇに
Chasin' all them silly New York virgins by the score
そこらじゅうにいるアホでウブなニューヨーク娘の尻を手当たり次第追い回して
And Sandy,
な、サンディー
the aurora is risin' behind us
夜明けのオーロラが俺たちの背中で昇ってくるぜ
This pier lights our carnival life forever
この桟橋の灯り
俺たちの祭、命は永遠に続くんだ
Oh love me tonight
嗚呼、今夜俺を愛してくれ
for I may never see you again
お前とはもう二度と会えないかもしれないんだから
Hey Sandy girl
なあ、サンディ・ガール
My, my baby
俺の俺のベイビー
Now the greasers,
ほらリーゼント野郎どもだ
ah they tramp the streets or get busted for sleeping on the beach all night
やれ街を偉そうに歩いたり一晩中ビーチで寝転がってパクらてやがら
Them boys in their high heels
奴らみてぇなカカトの高い靴を履いてる奴らは
ah Sandy their skins are so white
な、サンディ、肌の色はやたら白いんだ
And me I just got tired of hangin' in them dusty arcades
で俺はな、俺は薄汚いゲームセンターで連中とつるむのにはもううんざりてなもん
bangin' them pleasure machines
あんなもん、面白ゲーム機をぶっ叩くのはな
Chasin' the factory girls underneath the boardwalk
歩道の坂下で工場勤めの娘達の尻を追いかけて
where they all promise to unsnap their jeans
アイツラが確実にジーンズのボタンを外してくれるとこ
And you know that tilt-a-whirl down on the south beach drag
知ってるだろ、サウスビーチのドラッグストアんとこにあるコーヒーカップの乗りモンを
I got on it last night and my shirt got caught
俺は昨日の夜、乗ったんだ
でさ、シャツが挟まっちまって
And they kept me spinnin'
そのまま回り続けちまってさ
I didn't think I'd ever get off
もう降りられないじゃねえかと思っちまった
Oh Sandy,
ああサンディー
the aurora is risin' behind us
夜明けのオーロラが俺たちの背中で昇ってくるぜ
This pier lights our carnival life on the water
この桟橋の灯り
水に浮かんでる俺たちの祭人生
laughin' 'neath the boardwalk, ah, with the boss's daughter
歩道の坂下で笑いあって、ああ、ボスの娘とな
I remember Sandy girl,
俺は覚えてるよ、サンディ・ガール
na, na, na, na, na baby
なーなななな、ベイビイ
Sandy
サンディ
that waitress I was seeing lost her desire for me
俺が出会ったウエイトレスはもう俺に気がないってさ
I spoke with her last night,
昨日の夜、アイツと話したんだ
she said she won't set herself on fire
言いやがったぜ
燃えないんだとさ
for me anymore
俺にはもう
She worked that joint under the boardwalk, she was always the girl you saw boppin' down the beach with the radio
アイツは歩道坂下の安酒場で働いてた、いつだってお前が前に見たまんまの娘だった、ラジオ片手にビーチで踊ってる娘
The kids say last night she was dressed like a star in one of them cheap little seaside bars
チンピラどもが言うにはスターみたいにおめかしして浜辺のしょもねえバーの類の店の中の一軒にいたとさ
And I saw her parked with lover boy out on the Kokomo
俺はアイツがココモの店ん外で恋人のガキと車ン中にいるのを見た
Did you hear the cops finally busted Madame Marie
聞いた?ポリ公がやっとこさマダム・マリーを捕まえたってこと
for tellin' fortunes better than they do
何でも占いが奴らがしてることより当るからだってよ
For me this boardwalk life is through, babe
俺はな、こんなチンピラ生活は終わりにするぜ、ベイブ
You ought to quit this scene too
お前さんもこんな生活はやめにするこったな
Sandy,
サンディー
the aurora is rising behind us
夜明けのオーロラが俺たちの背中で昇ってくるぜ
This pier lights our carnival life forever
この桟橋の灯り
俺たちの祭、命は永遠に続くんだ
Oh, love me tonight
嗚呼、今夜俺を愛してくれ
and I promise I'll love you forever
約束する、お前を永久に愛する
Oh, I mean it, Sandy, girl
ああ本気なんだ、サンディ、ガール
My, my, my, my, my baby
まままままベーイビー
Yeah, I promise, Sandy, girl
いえい、約束する、サンディ、ガール
Sha, la, la, la, la, baby
しゃーらららら
ベイベーい
♪
↑ドイツ盤
兄いの生ギター弾き語りを先録音してそれに後からバンドがバックをおっかぶせた印象のとっ散らかったたどたどしさ。
売るためのまとまりとは無縁であるが
今思うにこのめくるめく歌詞とメロ奔流にはこれがびったしかもしれん。
それこそ歩道坂下で眼前描写片っ端してる周囲で流れてる喧騒のように。
してこの破天荒、未完成と思えば思える才にいち早く目をつけたのが
かつてボブ・ディランを唄う英のホリーズ。
1975年アラン・クラーク師復帰2作目アルバム
Another Night
より2回目最後カットとして世に問う
↑ベルギー盤
サンディ
SANDY
↑ドイツ盤
始めて兄貴の曲がチャートに登場の大貢献です
↑オランダ盤
米国チャート
1975年3月29日圏外106位初登場、
以後
105位
1975年4月12日TOP100内90位初登場、
次週4月19日最高位85位。2週。
↑米盤
SANDY - The Hollies
https://youtu.be/BwYN2TLy5KI
♪
Sandy the aurora is risin' behind us
サンディー、夜明けのオーロラが僕らの背中に昇ってくる
Those pier lights our carnival life forever
あの桟橋の灯り
僕らの祭、命は永遠に続くんだ
Oh love me tonight
嗚呼、今夜僕を愛しておくれ
for I may never see you again
君とはもう二度と会えないかもしれないんだから
Hey sandy girl
ねえ、サンディ・ガール
my baby
僕の僕のベイビー
Sandy
サンディー
the fireworks are hailin' over little Eden tonight
今夜は花火がリトル・エデンの街で花盛り
Forcin' a light
光が照らされてる
into all those stony faces left stranded on this fourth of July
むっつりしてる顔と顔に、この7月4日に行き場も無くぶっ立ってる人々の顔に
And the boys from the casino dance with their shirts open
そしてカジノから出てきた少年たちはシャツの胸をはだけてダンスする
like Latin lovers on the shore
海岸のラテンの恋人連中みたいに
Chasin' all them silly New York virgins by the score
そこらじゅうにいるウブなニューヨーク娘を手当たり次第追い回して
Sandy the aurora is risin' behind us
サンディー、夜明けのオーロラが僕らの背中に昇ってくる
Those pier lights our carnival life forever
あの桟橋の灯り
僕らの祭、命は永遠に続くんだ
Oh love me tonight
嗚呼、今夜僕を愛しておくれ
and I promise I'll love you forever
約束する、君を永久に愛する
Oh, I mean it, Sandy, girl
ああ本気なんだ、サンディ、ガール
oh my baby
おお僕のベイビー
Hey sandy girl
ねえサンディ・ガール
my baby
まままままベーイビー
Sandy
サンディ
that waitress I was seeing lost her desire for me
僕が出会ったウエイトレスはもう僕に気がないってさ
I spoke with her last night,
昨日の夜、彼女と話したんだ
she said she won't set herself on fire
言ったんだ
燃えないんだって
for me anymore
僕にはもう
Did you hear the cops finally busted Madame Marie
聞いた?警官がやっとこさマダム・マリーを捕まえたってこと
for tellin' fortunes better than they do
何でも占いが連中がしてることより当るからだって
For me this boardwalk life is through
僕はね、こんなチンピラ生活は終わりにする
You ought to quit this scene too
君もこんな生活はやめにするんだ
Sandy the aurora is risin' behind us
サンディー、夜明けのオーロラが僕らの背中に昇ってくる
Those pier lights our carnival life forever
あの桟橋の灯り
僕らの祭、命は永遠に続くんだ
Oh love me tonight
嗚呼、今夜僕を愛しておくれ
for I may never see you again
君とはもう二度と会えないかもしれないんだから
Hey sandy girl
ねえ、サンディ・ガール
my baby
僕の僕のベイビー
Hey sandy girl
ねえサンディ・ガール
oh my baby
おお僕のベイビー
Hey sandy girl
ねえサンディ・ガール
my baby
まままままベーイビー
Hey sandy girl
ねえサンディ・ガール
oh my baby
おお僕のベイビー
Hey sandy girl
ねえサンディ・ガール
my baby
まままままベーイビー・・・
♪
お見事!
原曲のラテン・ムードを引き継いで
歌詞を抜粋軟化して完璧にホリーズ・サウンド化。
しかるに
この牧歌では街の新宿代々木傷だらけの天使風景は
あの言葉の糞溜めごみ収集箱のぐそぐそでなければ持ち味打ち殺してしまったも現実で
そがためにヒットかなわずかと思う残念。
そして御本尊ブルース兄いが自ら大ブレークするは
夏越えて
米国チャート
1975年9月20日68位初登場、
BORN TO RUN - Bruce Springsteen (Columbia)-1
新プロデューサー、ジョン・ランドー師匠の元、
サウンドをしばきあげられ
何よりこの方が登場
ロイ・ビタン師。
エルトンを彼方に見た
ピアノ・ロックの大傑作として大変身、
この方の才を逃すはなんとしょうの
クラレンス・クレモンズ師
サックスを刎頚の友としてジャケ物語るように大活躍させて
生涯最大の転機を迎えます。
サンディも
Bruce Springsteen - 4th Of July, Asbury Park [Sandy] (Live 1978-08-15)
https://youtu.be/tkg8Mua_6Fw
ロイ・オービソン師の風景!
(山)2017.4.22
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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ろっくすブルース兄貴のページ
資料
英語資料
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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.muzie.ne.jp/artist/a001909/
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
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