2017年04月30日

歌こそすべて / オーリアンズ 1975/4 LET THERE BE MUSIC - Orleans


↑フランス盤

歌こそすべて
オーリアンズ
1975/4


いやーオーリアンズ。
ガキの頃から好きでたまらんバンドでして。
はい。
ソウルフル東海岸のウエスト・コースト・サウンド・バンドです。
その発祥は1960年代末、
ドラマーのウェルズ・ケリー師が
ジョン・ホール師、
John Joseph Hall、1948年7月23日メリーランド州バルチモア生まれ計画性無し正義・情熱・棟梁の獅子座蟹座寄り
後に2007年から2011年まで下院議員になった方、
超絶ギタリスト、タジ・マハール師匠んとこでプレイしたり「ハーフ・ムーン」がジャニス・ジョプリン嬢に歌われたり
カンガルーってバンドの一員だったりした頃出会いまして
サンダーフォッグってバンドで共演したり、ジョン師の最初のソロ・アルバムに参加したりしまして
1969年にウェルズ師はあの「Dancing In The Moonlight」で高名なキング・ハーヴェストに加入、
一方
オシドリ夫婦ジョンとジョアンナのホール夫妻はウッドストックに移り住んで活動開始いたし
そして
これまた超絶ギタリスト、歌声は澄み渡る空のような稀有な才能の持ち主、
ラリー・ほっぺ・ホッペン師匠はニューヨークはベイ・ショアで育ち、イサカに移ってカレッジに通い、
ケリー師がキング・ハーヴェスト加入前にいたBoffalongoでバンド仲間でありました。
サンタナのツアーでのカレン・ダルトン嬢のバックで欧州で仕事後、
ウッドストックでジョン師は自らのバンドを結成することを決意、
仲間とカフェでしばらく演奏、
1971年12月に旧友ウェルズ・ケリー師にバンドに入ってくれないかと依頼、
マルチ・プレイヤーのケリーさん、ピアニストとして加入、
だもんで短期間、Roy Markowitzさんて方がドラム、Bill Gelberて方がベース、ケリーさんエレピで活動、
ロイさんビルさんが脱退後、ケリーさんがラリー師のことを話したら一にも二にも無く呼び寄せるように依頼、
1972年1月後半、ここにトリオのオーリアンズ誕生。
バンド名は敬愛するニュー・オリンズの音楽からそのまんまオリンズいただき。
ラリー師の17歳年上の兄さんランス・ホッペン師がベースとしてその年のハロウィーンの頃加入、
ラリー師はギターとオルガンと歌に専念出来るように。
北部のクラブ、カレッジをツアー、コアなファンを獲得して

「the best unrecorded band in America」

とローリングストーン誌から称せられます。
NYでの試しにご覧なさいライブ後、ABCダンヒルと契約、
マッスル・ショールズにてロジャー・ホーキンス師匠、バリー・ベケット師匠のプロデュースで
素朴極まりながら名品の
1973年秋1作目アルバム

Orleans

発売。何故か湯川れい子さんに酷評されてたなあ。
1974年に2作目アルバム



Orleans II

をべアズビル・スタジオで録音するも日本と欧州のみで発売、
ABCはアメリカでの発売を拒否、
このアルバムには

"no hit singles"

だからってさ。この会社、どっかとんちんかんな面が有る。
ABCから離脱。
しかしながら時の会社アサイラムと見事契約して

Chuck Plotkin師のプロデュースで

3作目アルバム



歌こそすべて
Let There Be Music


1975年3月発売。
未発売の2作目にも入っていたタイトル曲を1回目カット4月発売、


↑オランダ盤

作詞はJohanna Hall奥様、作曲・歌唱はLarry Hoppen師、
改めましてメンツは

John Hall - guitars, lead and backing vocals, mandolin, percussion, electric piano (6)
Larry Hoppen - guitars, lead and backing vocals, keyboards, synthesizers, melodica, trumpet, bass (2)
Lance Hoppen - bass (all but 2), backing vocals
Wells Kelly - drums, backing vocals, percussion

そしたら来ました初ヒットだ

米国チャート
1975年4月26日83位初登場、
http://rocksblog.seesaa.net/article/449315096.html
以後
81-70-65-(5/24)55-55-(6/7)84位。
最高位55位2週。7週。


↑米盤

https://youtu.be/zEt9PPBGfJA




When the world was in trouble
 世界が問題を抱えていた時

and it looked like there was hell to pay
 そして一大事が起こりそうな時

Fire, Fire everywhere!
 火の手、火の手、至る所で!

And the news got worse each day
 ニュースは毎日悪くなるばかり


Well, people really wondered
 それで人々は本当に心配しました

just how long they could hold out
 マジでどれくらい持ちこたえられるんだろうと

God looked down from heaven above
 神は天界から見下ろしたのです

and He began to shout
 そしてお叫び始めました


Let there be music
 そに音楽在りせよ

Let it shine like the sun
 太陽の如く輝かせ給え

Let there be music
 そに音楽在りせよ

Everybody's got to have some fun
 汝らいづれにも楽しいことが無ければならぬのだ


It's so hard to keep on smillin'
 笑顔を続けるのはすごく難しいこと

when people try to make you frown
 人々が貴方の顔をしかめさせようとするときは

But, we're all in this together
 だが僕らは何が起きても一蓮托生

So why run one another down
 だから互いに追い詰めてしまう羽目に


You know we can't expect our problems
 ですよね、僕らは自身の問題に期待は出来ないんです

to grow wings and fly away
 羽根が生えて飛んでいってくれるようには

So fight the fight just as hard as you can
 だから揉め事に戦いを挑むのです
 懸命に身を捧げて

when it's time for you to play
 貴方がプレイするその時こそ


Let there be music
 そに音楽在りせよ

 いえーい

Let it shine like the sun
 太陽の如く輝かせ給え

Let there be music
 そに音楽在りせよ

Everybody's got to have some fun
 誰だって楽しいことが無ければならないんです


ギタア!


Let there be music
 そに音楽在りせよ

Let it shine like the sun
 太陽の如く輝かせ給え

Let there be music
 そに音楽在りせよ

Everybody's got to
 誰にでも

Everybody's got to have some fun
 誰だって楽しいことが無ければならないんです


Let there be music
 そに音楽在りせよ

Let it shine like the sun
 太陽の如く輝かせ給え

Let there be music
 そに音楽在りせよ

 へいへーいへい

Everybody's got to have some fun
 誰だって楽しいことが無ければならないんです



Orleans - Let There Be Music - 10/15/1976 - Capitol Theatre (Official)
https://youtu.be/rb1fWpxMK0g


鬱憤吹き飛ばす爽快なるハード・ポップ・サウンドで
ラリー師の歌唱の素晴らしさときたら
バンドコンビネーションは完璧、
ジョン師はスライド・ギターでラリー師は通常でツイン・ギター・バトル入り、
これがよく唄うフレーズ、これがオーリアンズの大の魅力。
歌詞は今こそまさしくタイムリーなものではございますが
ちょいと甘いのが玉にキズでちょいハードなのと相まってそれでこれっくらいのヒットかな。

B面は
アルバム最後から2曲目
ジョンとジョアンナ夫妻作
レゲエぶちかました

ギヴ・ワン・ハート
Give One Heart



↑米盤

https://youtu.be/PxAfDFvr2RM




Love, I am told is the deepest mystery
 愛、それは最も深き謎と言われております

Harder to fathom than any sea
 どんな海よりも理解するには難しいもの

More precious than all the earth and sky
 地球と空すべてより貴重なもの

But nobody can tell you why
 だけど誰もその理由を言うことは出来ません


You give one heart
 君は一つハートを与えます

You get back two
 君は2つ取り戻します

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの

Said when you give your heart
 君が自分のハートを与えると言ったなら

You get one, too
 君も一つ得るんです

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの


If it is love
 もしその愛が

for which you've cried
 泣くことになってしまったものならば

You know how it feels on the moon's dark side
 君はそれが月の裏側で感ずるようなことだとわかっています

But if you baby loves you right
 けど君がベイビー
 自分をちゃんと愛するなら

You can have sky rockets any old night
 君はどんな夜でも空に打ち上げるロケットを持てるんですよ


You give one heart
 君は一つハートを与えます

You get back two
 君は2つ取り戻します

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの

Said when you give your heart
 君が自分のハートを与えると言ったなら

You get one, too
 君も一つ得るんです

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの

オルガンぴえー

うっうっっ


And you can't help saying it
 そして君はそう言わずにはいられません

I love you
 私は貴方が好き

Keep on saying it
 言い続けてくださいな

I love you
 私は貴方が好き

You can't stop saying it
 言い止むことが出来ません

I love you
 私は貴方が好き

I won't stop until you say it too
 僕だって君がそう言うまでやめないよ

 あーーーーー

Love can be gentle, soft and tame
 愛は気高く、ソフトで静かなものに違いありません

Or so rough you wouldn't know its name
 もしくはとても激ししいもの
 君はその名を知り得ないでしょう

Shy and wild like a runaway child
 家出した子供のようにシャイでワイルド

Storms of love always end up mild
 愛の嵐はいつでも穏やかに終焉するのです

Give one heart
 一つハートを与えてください

You get back two
 君は2つ取り戻します

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの

Said when you give your heart
 君が自分のハートを与えると言ったなら

You get one, too
 君も一つ得るんです

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの


Give one heart
 一つハートを与えてください

You get back two
 君は2つ取り戻します

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの

when you give your heart
 君が自分のハートを与えるなら

You get one, too
 君も一つ得るんです

That's the paradox
 それがパラドクス

Of I love you
 僕が君を愛することの


And you can't help saying it
 そして君はそう言わずにはいられません

I love you
 私は貴方が好き

Keep on saying it
 言い続けてくださいな

I love you
 私は貴方が好き

You can't stop saying it
 言い止むことが出来ません

I love you
 私は貴方が好き

I won't stop until you say it too
 僕だって君がそう言うまでやめないよ

オルガンぽえー



バンドのも一つの軸
ジョンジョアンナのほほんソングの代表版、
結局は惚気に終わって何じゃそりゃってバンドの欠点足かせにもなるんだが
それが功を奏してこのあとすぐ

ダンス・ウイズ・ミーで大ブレークだ。

(山)2017.4.30

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすオーリアンズのページ

資料

資料(英版)

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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.muzie.ne.jp/artist/a001909/

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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