2017年11月26日

絶句する問題です。

絶句する問題です。

ベックの

ルーザー
LOSER


の次の全米ヒットは何だったでしょう?

.答え

言われりゃわかる

ホエア・イッツ・アット
WHERE IT'S AT


https://youtu.be/EPfmNxKLDG4


米61位。英35位。

を踏まえまして

パクったかパクったか
同じ

WHERE IT'S ATネタ
つんまり
ナウいスポットネタ

なのが



スパニッシュ・ムーン
リトル・フィート
1975/3/26


1974年8月発売4作目アルバム



アメイジング!
Feats Don't Fail Me Now




よりカット、
えれえ遅くて1975年3月26日発売。
陣容は

Lowell George - vocals, guitar
Paul Barrère - guitar, vocals
Bill Payne - keyboards, vocals
Sam Clayton - percussion, vocals
Kenny Gradney - bass
Richie Hayward - drums, vocals

+

Gordon DeWitty - clavinet
Fred White - drums
Tower Of Power - horns

ローウェル師匠作・歌唱。
プロデュースはアルバム内でこれだけヴァン・ダイク・パークス師。
パークス師の「ディスカバー・アメリカ」アルバムにローウェル師が参加して親しくなり
なかなか仕事してくれない方でそれでよく喰ってけるなと不思議千万な方なんすが
馳せ参じてくれましたでしかし特に他の曲と違和感なし。
ニコニコしながら控えめに立ち会ってくれたか。
これが縁でさらに親交深まりアルバム後も二人で色々音楽遊びしたそう。

一緒にバンド作ろうとした親友ジョン・セバスチャンちゃんのラヴィン・スプーンフルでの仕事が高名なErik Jacobsen師。

ここだけクラヴィで参加はサム・クレイトン師のデラニー&ボニーでの縁かゴードン・ドゥウィッティ師、
ここだけドラムでアース・ウィンド&ファイヤーのフレッド・ホワイト師参加。
一時ローウェル師がバンド再編成画策しフレッド師加えてWドラム体勢にしようとした名残?
聞くもWには聞こえずでどうなんかな、リッチー師は二人で叩くのが嫌だったようでふてくされてトンヅラしてたか。
今をときめくパワー・オブ・パワー・ラッパ隊完全参加のぐいのりファンクとなりの

とアルバムでも異色曲。
ベースは繰り返しワン・リフ、芯を為すのでわかりやすいと言えばわかりやすい。
が微妙に変化させてプレイ、
執拗に絡みつく各メンバーのプレイでそうは一筋縄ではいかぬや
そりゃもう

まったく

ヒットの気配も無し。

https://youtu.be/6dXxZNsg8ew




uh huh
 うはあ


Well the night that was high,
 おうよ、あの夜、ブリブリだった夜

we got into town
 俺らは街に入った

Was the night of the rain,
 雨の夜だった

that froze on the ground
 凍りついてる土の上

Down the street I heard such a sorrowful tune
 通りを下るとえれえソウルフルな曲が聞こえてきた

Comin' from the place they call the Spanish Moon
 流れてきたのは人呼んで
 ザ・スパニッシュ・ムーン

ラッパっぱ

Well I stepped inside,
 おうよ、俺は踏み込んだ

and slipped by the door
 ドアをすり抜けて

While a dark girl sang,
 ダークな娘が歌いながら

and played the guitar
 ギターを弾いていた

There was hookers, and hustlers,
 そこには娼婦たちと詐欺師たち

they filled up the room
 中はもう押し合いへし合い

I heard about this place they call the Spanish Moon
 この場所のことは聞いて知っていた
 人呼んで
 ザ・スパニッシュ・ムーン


One false step, you get done in
 うっかりしてアンタが踏み込んじまったら

It's a cold situation
 そいつはお寒いことになる

If that --
 もしそうなっちまったら

that don't --
 まあ

kill you soon
 すぐに殺られちまうね

The women will down at the Spanish Moon
 女どもはスパニッシュ・ムーンに巣食うのだ


I pawned my watch,
 俺は時計を質に入れ

and I sold my ring
 指輪を売っぱらった

Just to hear that girl singing,
 あの女が唄うのを聞くためだけに

(hear that girl sing)
   あの女が唄うのを聞くのによ

Don't take long, to wake up ruined
 長いことかからねえさ
 身ぐるみ剥がされお目覚めまで

The women will down at the Spanish Moon
 スパニッシュ・ムーンに巣食っておるのはあの女ども



Live
https://youtu.be/bCROkG4SKao


↑超絶ライヴ盤「ウェイティング・フォー・コロンブス」でのさらに舞い上がるヴァージョンなり。
ケニー師のベースのブリブリ3倍増し。たまらん。

歌詞ネタは

ナウいスポットネタ

伊東に行くならハトヤの唄みたいな。

さてもスパニッシュ・ムーンとはどこにござるのか?
こんなヤバい場所ではCM曲で使うわけにはまいらん。

B面は
アルバム4曲目、スパニッシュ・ムーンの直前となる
これまたローウェル師匠作・歌唱。
プロデュースも。
陣容はゲスト無し純正
リトル・フィート病重症にならば地獄のように惚れ込んでしまう
1曲目

"Rock & Roll Doctor"

と並んで最奥の

やたらヘヴィで底無し夢魔で
愛想もクソも無く
メロはポップのカケラも無く
こんなの好きになったらおしまい。
他に好きな人なんか人生でお目にかかること有りや無しや。
実に孤独になるから関わるのやめときな

ダウン・ザ・ロード
Down the Road


「近い将来、そのうちに」

意味だと。



Little Feat "Down the Road" single/b-side 1974
https://youtu.be/WDTT0_MbdFE




I gave you high steppin' slippers
 俺はお前にハイヒールをやったのだ

But you still can't move your feat
 だがお前はまだステップも踏めやしない

And it's cold in the morning
 その朝は寒かった

So I turn away at the heat
 だから俺は縮こまってたんだ

You say faster so I speed up
 お前がもっと速くって言うから俺はスピードアップする

But still I'm much too slow
 だがまだえらく遅いまんま

I feel your innuendo
 不満なんだろがわかってるって


You got all the answers,
 お前は何でもわかってるてか

least they say you do
 少なくとも自分がすることに関してはそのようだな

But when I start to strut my stuff
 だが俺がいいこと言おうとしたら

You say "hey it ain't time to go"
 言いやがる
 「ねえ、まだそんな時期じゃないんじゃない。」

That ain't what I've been told
 そんなセリフ、俺は吐いたことねえぜ

Guess I better meet you down the road
 思うに俺はお前と会うのが早すぎたんだな

Down the road
 もっと先が良かったんだ


You know sometimes I wanna steal away and stare
 たまにゃわかってたんだろ
 俺がこっそり抜け出して見つめたがってんのは

Until my face it touch the ground
 たまんなくなるまで

My dinner in Chicago,
 シカゴでディナー

oh my breakfast down the line
 あゝ、そのうちに朝飯でも

If you don't hear from me girl,
 俺の言うことなんざ聞いてなくても、ガール

I hope you're feelin' fine
 お前が達者ならそれでいい

'Cause I've been doin' time,
 俺はムショに入ってたからな

hope you're feelin' fine
 お前が達者ならそれでいいんだ


Call me up, catch a plane
 電話してくれ、飛行機に飛び乗ってくれ

But don't think of taking another game
 けど別のお遊びしようとなんて考えるなよ

'Cause my regular lady she gets my pocket change
 俺のオンナは、アイツは俺の小銭を独り占め


Wスライドぴえ〜


Do you want my every thought
 お前は俺の頭を一人占めさせたいんか

Well come over here and try to get me off
 そう、こんなとこまで来て俺をムラムラさせようとしやがる

Won't you please me
 慰めてくれるとでもいうんか


Shake your dignity
 気取りやがって

Put a little on me
 ちょいとからかってるんだろが

On me,
 だろが


on me,
 だろが

on me
 だろが



Studio Live
https://youtu.be/M86IMT1grlE


歌詞英語たるや難解極まれリ。
悩みに悩んでこのようにしたがどうでしょう

じらす女ソング

となる。
しかし素っ気なくされるにはされる理由が有り

'Cause I've been doin' time,

doin' timeとは服役中って意味。はっきり言うのが嫌なんでそう言ってる

ムショネタ。

ポール・バレル師は十八番フェイザー・ギターでスライド
ローウェル師はくいくいするコンプレッサー・スライド

ダブルでソロされた日にゃあ・・・
にゃあ。

実に憎たらしい。

(山)2017.11.25
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00000-1.jpg



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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすリトル・フィートのページ

資料

資料(英版)

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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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posted by 山 at 08:11| Comment(0) | 大切な歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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